LGUEST HISTORY

ホテル情報誌「ホテルジャンキーズ」掲載記事より抜粋


ホテル偵察記

ホテル利用者の方々が、実名で(誌面上では顔写真付き)身元を明らかにした上で、利用日を明記し、実際に体験されたことをレポートしているものです。
「ホテルクルーズ」は1滞在で複数軒のホテルに泊まった場合のレポートです。
「CS満足度」のハートの数は、利用者の満足度を5段階で表したものです。



■スパ&ホテルクルーズ■

  • @ドイツ、フランス(阿久津友紀) 2011年12月26日〜2012年1月1日
  •    ロッコフォルテ ザ・チャールズ(ミュンヘン)
  •    バイリッシャーホフ(ミュンヘン)
  •    マンダリンオリエンタル(ミュンヘン)
  •    ブレナーズパークホテル&スパ(バーデンバーデン)
  •    クールデュコルボー(ストラスブール)

  • @スリランカ(阿久津友紀) 2011年10月8日〜14日
  •    アーユピヤサ
  •    ヘリタンス・カンダラマ
  •    セイロン・ティー・トレイル
  •    ジェットウィング・ライトハウス

  • @シンガポール&ビンタン島(阿久津友紀) 2010年12月26日〜2011年1月1日
  •    シャングリラ・シンガポール
  •    ラッフルズ
  •    カペラ・シンガポール
  •    アンサナ・ビンタン




  • グルメ&スパホテルクルーズ@ドイツ&フランス

    阿久津友紀
    ●情報誌「ホテルジャンキーズ」にて「ホテルのエステ&スパ」連載中。世界のスパめぐりが趣味。今年はイタリアに決定。年末はバリ、と意気込んだら、すでに宿キャンセル待ち…。どうなってるんでしょう。本当に世界は不景気なのですか?



    「ロッコフォルテ ザ・チャールズ(ミュンヘン)」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2011年12月25日~26日
    宿泊代 260ユーロ。
    予約法 LHWより予約。



    到着が夜なので、ミュンヘン中央駅に近いところをと、リーディングホテルオブザワールド(LHW)から予約。新しくてきれいで部屋広い! 260ユーロ(クラブ特典朝食付)でヨーロッパで45平米超えるって素晴らしい。着くとLHWのリーダーズクラブ特典のワイン&フルーツのプレゼントが。リーダーズクラブって部屋のアップグレードもあるので素晴らしい。

    到着日にスパはすでにクローズ(クリスマスだし)。翌日は第2クリスマスでドイツはお休みモード、買い物も何もできないらしいので、プール&サウナを時間いっぱい行こうと決意。朝一番乗りでタイル張りの美しいプールへ。優雅な時間、流れます。奥にはドイツ名物? 男女共用サウナ。水着着用可だけど、おじいさまは「真っ裸」。ミストサウナ、ヒートサウナそれぞれさすがドイツなだけにハーブの香りです。でも…「まっぱ…」おじさんと一緒には和めない、私日本人なので。しかし、このあとも「まっぱ…」はずっとついて回るのでした。

    朝ごはんのカイザーパンも美味だし、サービスが親身だけどフランクなこと以外は問題なし。プールが素敵・サウナがきれい・部屋が広い! けれど、トリートメントを受けてないので、暫定ハート4つということで。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.90 2012年2月発行号 掲載記事より抜粋。


    「バイリッシャーホフ(ミュンヘン)」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2011年12月26日〜17日
    宿泊代 一泊280ユーロ。コンチネンタルからブッフェ朝食に変更代として別途28ユーロ。
    予約法 LHWより予約。



    バイリッシャーホフ、こちらもまた、LHWから予約。朝からお部屋は用意されていました。一八四一年開業、とすごい古いホテル、ということで心配していたのですが、アップグレードしていただいて改装フロア(とはいっても三年前の!)のジュニアスイート。四畳半ほどのウォークインクロゼットもある、いいお部屋でした。

    二十六日はまだ第2クリスマスということで、クリスマスプレゼントがお部屋に! ジャムやクッキーなどが特製BOXに入っていました。宿泊者みんななんですって。すごい! ミュンヘンの2大老舗ホテルだけあって格なんでしょうね。

    今回のお宿全部に当てはまるのですが、こちらはバスルームの暖房が素晴らしい! 床は温かいし、タオル掛けにはお湯が通されていて温められているのです。たまりませんね。 

    さて、よくも悪くもつきまとう第2クリスマス、どうせ買い物もできないので、とスパへ向かうと、これまた素晴らしい! 「BLUE SPA」なる青が基調の屋上プール。冬場は閉められていますがガラス張り。プールサイド以外にもカフェラウンジもあって暖炉もあり、スパフードもドリンクも充実。ノンアルコールカクテルは目を見張る品揃え。ロッカールームには、女性専用のサウナも。男性は男女共用のサウナを使用。もちろん水着可ですが、ここでもみなさん「まっぱ…」。さらに奥には飲み物と果物があるリラクゼーションルームも完備なので、宿泊者であればこもりたいほど。めっちゃ通いました。トリートメントルームは普通でしたけど、チョコレートマッサージはミュンヘン在住歴二十年の日本人おばさまに丁寧にしていただけました。

    朝ごはんは、ぜひ、シャンパンブレックファストを! 朝日を浴びながら、豊富なチーズ、パン、ハム、ジュースなどなど…優雅な休日です。ミュンヘン名物の白ソーセージももちろん本格派。これで一泊二百八十ユーロ+二十八ユーロ(コンチネンタルから→ブッフェ朝食に変更)だったら、十分満足です。あ、リーダーズクラブのプレゼントは自家製チョコレートとシャンパンでした。いちいちすごいです。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.90 2012年2月発行号 掲載記事より抜粋。


    「マンダリンオリエンタル(ミュンヘン)」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年12月27日~28日
    宿泊代 朝食付きで329ユーロ。
    予約法 アメックスのデスクより予約。



    マンダリンオリエンタル・ミュンヘンは、バイリッシャーホフとほぼ同じ値段だけにちょっときびしめな採点になるぞ! と意気込んでチェックインしましたけども、カンタンにホレました。名前を一言も言ってませんが、鞄からか(二人違う名前なのに…ね)「ようこそ阿久津さま」と呼ばれました。それだけでもうれしいのに、「お部屋の準備ができてないので、まずは朝食にご招待します」と誘われましたよ。もうおなかいっぱい&お買いもの欲の塊だった私は丁重にお断りし、徒歩一分のマキシミリアン通りに直行。ユーロ安の恩恵にあずかりました。

    戻ったら、ずいぶん買い物しましたね、という笑顔に迎えられ、お部屋へ直行。お部屋はこれまでの二軒よりは狭いですけど十分。冷蔵庫内はビール入りで無料です。四銘柄入ってまして、それぞれの専用グラスも完備! これで十分なんですけど、ウエルカムドリンクがロビーラウンジにて無料。シャンパンでもなんでも飲めます。クッキーなどおつまみ付き。冬の専用ブレンドというリーフティーをいただいて、すっかりマンダリンファンに。

    お風呂は温かい床に温かタオルは当たり前のこと、ウエルカムフルーツ、フラワーまで完璧。アメニティはアロマセラピーアソシエーションではありませんでしたが、ターンダウンの際には、アロアソ・ミニバスボトルが一人ひとつ。満足感たっぷり。

    さらに翌朝の「マークス」(ミシュラン一ツ星)での朝食は、種類こそ少ないけれど、ハムもチーズもランクがひとつ上。超美味なエッグベネディクトが追加料金なしで味わえるのですから、文句のつけようがありません。ここは間違いなく5ツ星。いえ、5つハートマーク。

    スパマッサージは別経営で隣に。プールは夏場だけですが、屋上に素晴らしい景色のものがあります。次回は夏に、と固く誓いました。

    ちなみに夕食はドイツ料理の「フィステルミューレ」にて。量はめちゃくちゃ多いですけど、何食べても味が濃くておいしい。子牛のボイルをホースラディッシュなどでいただくメインとスープでおなか一杯。女子はコーヒー入れて四十ユーロあれば十分です。4メニューのコースでも五十二ユーロ。給仕の男性がとってもユーモラス&立ち居振る舞いが優雅。古い建物なのですが雰囲気満点。バイエルン料理ならば、こちら! ガイドブックに載ってないのにトリップアドバイザー一位だけのことはあります! 

    ついでにランチは「地球の歩き方」にも載ってる、バイエルン歌劇場の裏、「ブレナーズ」はやっぱりおすすめ。グリル料理のオクトパスとグリル野菜が超美味です。

    ホテルはドアマン優秀、引き継ぎが優秀。コスパよしで、ハート5つ。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.90 2012年2月発行号 掲載記事より抜粋。


    「ブレナーズパークホテル&スパ(バーデンバーデン)」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年12月28日~30日
    宿泊代 一泊530ユーロ。
    予約法 LHWより予約。



    かなりいい気分にて、バーデンバーデンへ移動。ブレナーズパークホテル&スパに泊まります。この旅最高金額の、一泊五百三十ユーロを払うわけですから(それでも安いけど…ユーロ安いので)。当然、期待するわけで…。でもその期待は裏切られませんでした! 

    午後一時半にはバーデンバーデン入り。駅からはタクシーで十五分くらい。歩いて回るのに適度なサイズの街の端っこにホテルはあります。年末年始の休暇を過ごす、本物のお金持ちの常連の皆さんがチェックインされる中、我々も中へ。ロビーは狭いのですが、そこは社交場。ホテルマンとお客さんが世間話とごあいさつを繰り広げるすごーい空気感。圧倒ですわ。来るとこ間違えたか、私には早かった、と少し反省。

    でも案内されたお部屋はジュニアスイートにアップグレードされていて、(ここでもLHWパワー!)部屋にはシャンパン&フルーツ&お花&お水もスパークリング完備。目の前の公園を一望できる素晴らしいベランダつき。ここから見える景色は川と並木道が見えて、何一つ壊れていない教会が見える、見たことのない景色。

    「ザ・優雅」なお風呂だけでも八畳の広さはあり、もちろん、床もタオルもホット。アメニティもこれまでのホテルよりワンランク上。オリジナルブランドながらもシャワージェルだけでなくスクラブもある豪華版。タオルもスリッパもふかふかです。

    部屋にはクリスマスツリーもかわいらしい照明も。とにかくワンランク上。ちなみにスパの施設もワンランク上。

    満室でレストランもいっぱいなので、初日の夕食はルームサービスになっちゃったのですが、届くのも早くて、ちゃんと温かいものは温かく、冷たいものは別にサーブされたので大満足。

    朝ごはんはチーズが毎日違う、というワンランク上の品揃え。エッグコーナーとかサーディンとかは普通なんですけども、シャンパンとKONBUCHAなるスパドリンク飲み放題! これ、バイリッシャーホフにもあったのですが、昆布なんて入ってなくて、いわゆる紅茶キノコ。スパークリング発酵お茶、なんだそうで、アメリカ、ロシアのスパ通にはメジャーだそうです。七種類はありました。

    朝食責任者の、ゆうに六十歳は超えている女史が素晴らしい方でした。我々のプランでは朝食はコンチネンタルなんですけど二日とも「何を食べても構わない、楽しんで」と。最後には「今日チェックアウトでしょ、またお会いしましょう」とご丁寧にあいさつ。もちろん、あなたに会いに来ますとも、とお約束。まわりの常連の方々も彼女に必ずあいさつをしているところを見ると、ちゃんとゲストを掌握している生き字引さんなんですね。歴史を感じる素晴らしいステイでした。

    二日目には、事前に日本から予約をいれたミシュラン二ツ星の「パークレストラン」に行きましたが、ここもかなり秀逸。ノルウェーで釣りにはまった、ということでシェフが作ってしまった、百三十五ユーロのシーフードメニューをいただいたのですがキャビアとか高級食材を織りまぜつつ、流行りの「泡仕立て」でどれもいわゆるダシが効いて美味。

    サービスの女の子が紅茶をいれっぱなしにして私に注ぐのを忘れた以外は、文句なし。そのクレームに対して、まあ、いいじゃないか、と返されてしまったのだけが残念でしたけれど(隣のロシア人カップルが異常にベタベタして我々のテーブルにも来づらくなったのが理由のようでしたが)。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.90 2012年2月発行号 掲載記事より抜粋。


    「クールデュコルボー(ストラスブール)」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2011年12月30日〜2012年1月1日
    宿泊代 下から二つ目のデラックスルーム指定にて230ユーロ。
    予約法 アメックスのデスクより予約。



    バーデンバーデンを離れて、年越しを決めたのは、ストラスブール。トリップアドバイザー一位のアコーホテルズ、クールデュコルボーに。古い建物をリノベーションして二○一○年にオープンしたホテルです。

    ストラスブール名物の水上バス乗り場も近く、プティフランスやショッピングスポットも徒歩圏内。非常に便利。下から二つ目のデラックスルーム指定にて二百三十ユーロ。これまでのお宿と比べると費用対効果も悪いですし、部屋は狭いですけど、きれいでお風呂場の床&タオルはホットなので問題なし。赤基調で非常におしゃれな作りなので人気なのがわかります。

    レストランもなく、カフェしかないけれど、カフェでやってるケーキセットが美味。

    お部屋のティーセットと同じ、DAMMANNのお茶と甘すぎないケーキがよいのです。アルザスはお菓子屋さんだらけ。ピエール・エルメとかの出身地なので、味にはみなさんうるさいので大変。なので地元のお菓子屋さんと提携したターンダウン・スイーツもクールデュコルボー的には自慢だそうです。

    ストラスブールって、モミの木で飾るクリスマスツリーの発祥の地で、十二月三十一日までクリスマス市をやっているため、非常に混雑。夕食、昼食とも人気店は予約でいっぱい!この時期は要予約。チェックインした瞬間に、「ちゃんと夕食は決めてある?」と聞かれました。このホテルのよいところ、そう、サービスマンがみんな優秀なのです。

    三十日は一ツ星の「ビュルイーゼル」、大みそかも一ツ星の「クロコディール」を予約してある、と話すと「完璧ね」、と返され、タクシーを呼んだときは、その後、何にも言わなくてもちゃんとドライバーに説明してくれました。四ツ星ホテルだけど、ココがリピーターを呼ぶポイントらしいです。

    まずは、「ビュルイーゼル」。元三ツ星ですが、シェフ変わり、星返上して今一ツ星。温室のような広々空間でいただくメニューはパワフル。この時期は大鍋を塩釜にして煮る、鶏肉のトリュフ掛けが人気だそうですが、我々はコースを。チーズ・デザート含めて八つも出てくるフルコースで八十八ユーロはお得と言っても過言ではない、コスパよし。なんといっても二つ目の名物、カエルのソテーが美味。小骨つきで足ばっかりいくつも乗ってるんですけど、うまいのです。前日まで食べていたドイツ料理とフランス料理の融合が感じられるアルザスのフレンチ。堪能しました。

    アルザスのワインもチーズもおいしく、非常に満足。季節限定のモン・ドールとかトムとか少し古風なザ・アルザスをフレンチで求めるのであれば、おすすめできると思います。ただ、試されたのかもしれませんが、フランス語だけで乗り切らねばなりませんでして、けっこう頑張りました。

    翌日の「クロコディール」は、普通イメージするグランメゾン、三ツ星らしいフレンチレストラン(今はこれまた星返上して、一ツ星ですけども)。ジルベスターの特別メニューなので、二百五十ユーロとなかなか高額(普通は百ユーロくらいらしい)。ですけど、使ってる食材ももろもろお高いし、そもそもガラディナーは何処も高いので仕方なし。

    メニューも事前に送ってくださっていたので心配なく、フランス語と英語を混ぜ混ぜしながらお話して過ごしました。非常にいい席をご用意いただき、深夜0時にはちゃんとシャンパンがふるまわれ、デザートのタイミング、従業員の方全員とシェフが各テーブルにご挨拶、という優雅な時間となりました。

    お水は何も言わずにフランスミネラルウォーターの頂点、シャテルドンが登場!
    ワイン付で行くと、五杯くらいお料理にあわせて登場するのですが、うち一杯が大変なワイン…。一九八五年のペトリュスがグラスで登場! 一杯百八十五ユーロだそうですよ。毎年、その年にいちばんおいしいであろうヴィンテージを蔵出しするそうです。なんということでしょうね。贅沢、贅沢。

    肝心なお料理もなかなかすごい。かきの泡仕立て…といってもかきの味はすれど実態なし、とか、アルザス名物のフォアグラは、フランになったり、テリーヌになったり、チョコレートと一緒に焼かれたり、と違った味わいで登場。ハトとか、これまたアルザス名物のレッドカラントなどのベリーもどんどん違う料理で登場。

    アルザスの香りしつつも、先鋭的なフレンチを堪能させていただきました。フルコースペロリ、です。ジルベスターでなく、普通に食べにもう一度行きたいというお店になりました。

    そんなに高いホテルもないストラスブールなので、少しそこで予算押さえて、フレンチで思いっきり、がいい過ごし方かも、と思う滞在でした。

    ちなみにお食事の人気店は本当にどこも予約がとれません! 星付きはさらに要注意。リーディングホテルのクラブ組織、リーダーズクラブは年会費百ドルですけど、すぐに元取れますので、よく使う方は入るべきかと。めちゃくちゃアップグレードされますから、本当にお得だと思います。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.90 2012年2月発行号 掲載記事より抜粋。


    @スリランカ

    阿久津友紀
    ●情報誌「ホテルジャンキーズ」にて「ホテルのエステ&スパ」連載中。ホームであるところのアジアと、中東・ヨーロッパのスパをめぐり、やはり国によって気持ちよい、と評価される感覚、スパとして目指す方向が違うということにおもしろさを見出している今日この頃です。



    ホントはブータンに行きたかったんですけど、予算が合わなかったのです…。で、代わりにでかけたスリランカは大当たりでした。

    スリランカ、内戦終了後、リニューアルが続いてまして、新しいリゾートが増えてます。どうしても古い建築に泊まりたいのであれば止めはしませんが、リニューアルしたてとか、なるべく新しい方がいい滞在ができるような気がします。

    周りのアラフォーの皆さんが食いつく激安国、日本で千五百円以上する高級茶葉が四百円! 激安国だからこそ、安全とクオリティを追求するためにそれなりに出費するのがスリランカをエンジョイする秘訣なのではと思います。

    スリランカのリゾートは内戦ぼっ発前にできた古いところと内戦後を踏まえて作った新しいところしかなく、真ん中なし。親日国家なので、「生活の木」はじめ、日本人経営のところも多いですが、見かけにダマされず、ちゃんとリサーチした方がいいと思います。

    今回はスリランカ現地の旅行会社にウェブを通して予約手配を頼みましたが、ホテルだけをバラバラに取るのと価格が変わらないのに、日本語ができる有能なガイドさんとドライバーさんがついた専用車だったことから決意。プライベート車なので本当に安心。スリランカのホテル間移動はめんどうなのと、現地で予約なしで雇うとトラブルの元なので、ホテルクルーズする方にはこの方法をお勧めしたいです。


    「アーユピヤサ」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2011年10月8日〜9日
    宿泊代 5軒のホテル代に食事代(朝・昼・晩)すべて込み、移動の車&ガイド代も入れて130,000円。
    予約法  ウェブを通してリオンロイヤルというスリランカの旅行会社(日本人担当から連絡あり)からの予約。



    アーユピヤサは、コロンボの空港から山の中を車で三時間半。マータレーというスパイスで有名な地域にあり、森の中の田舎ヴィラです。

    ご飯はオーガニックで野菜主体のメニューですが、日本人的に合わせつつも、絶対日本では出ない多種多様なカレーの数々は美味で飽きない味です。

    本格的なアーユルヴェーダ(「阿久津友紀のホテルのエステ&スパ」に詳細記載)は感動の一言。プールもないので長期に滞在しちゃうとヒマになっちゃいそうなのが問題でしょうか。

    ここのキリテー(ミルクティ)がスリランカ滞在中で一番おいしかったです。三食に本格派トリートメントで二万五千円は少し高い気もしますが、スリランカの安い街スパはクレームこそあれ満足感が少ないです。

    カップルでいちゃいちゃするところではなく、一人泊まりで命の洗濯をしたい方にはいいのかも。

    ここから二年くらいまでが「行き時」かと。スリランカの有名な薬、シッダレッパのリゾートもリニューアルするそうなので、バーベリンリーフと合わせて次は行こうかしら。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号 掲載記事より抜粋。


    「ヘリタンス・カンダラマ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年10月9日〜10日
    宿泊代 5軒のホテル代に食事代(朝・昼・晩)すべて込み、移動の車&ガイド代も入れて130,000円。
    予約法  ウェブを通してリオンロイヤルというスリランカの旅行会社(日本人担当から連絡あり)からの予約。



    前泊のマータレーから世界遺産のシギリヤロックを登頂。夕方にダンブッラにあるヘリタンス・カンダラマへチェックイン。人工湖のカンダラマ湖につながる、元祖インフィニティ-プールにまず感動。

    スリランカの名建築家、ジェフリー・バワ作。アマンのゼッカーさんにも影響を与えた建築だけあって、スリランカ人にもめちゃ人気だそうです。

    部屋はリニューアルしたシギリアウイングのお部屋。ガラス張りお風呂や部屋は狭いけれど居心地のよい場所でした。岩がむき出しの廊下とかオブジェに至るまで視覚的に刺激を受けるお宿。北部観光にはおすすめしたいです。

    スパは「シックスセンシズ」。オイルはバワさんの雑貨店パラダイスロードのものを使っています。

    今回は短い時間しかとれなかったので、三十分のフットマッサージとプライベートサウナ利用の一時間。二千七百スリランカルピー(約千九百円)。非常に丁寧かつ、ジンジャーティーも美味。ロッカーなどは木製のアジアテイストなものでしたので価格通りのしつらいでした。ここのアーユルヴェーダはなんちゃって、です。

    立地が希有。建物が素敵。サービスは普通。スパは上手。ということでCS満足度はハート5つ。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号 掲載記事より抜粋。


    「セイロン・ティー・トレイル」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年10月10日〜12日
    宿泊代 5軒のホテル代に食事代(朝・昼・晩)すべて込み、移動の車&ガイド代も入れて130,000円。
    予約法  ウェブを通してリオンロイヤルというスリランカの旅行会社(日本人担当から連絡あり)からの予約。



    世界遺産・ダンブッラ寺院からキャンディ仏師寺を見て、山の中をひたすら走って、ハットンという町へ。紅茶の産地的には、ディンブラエリア。息をのむ景色、そう、周り一面茶畑!

    セイロン・ティー・トレイルは、五つのバンガローが茶畑の中に点々とあり、それらの総称がティートレイルといい、スリランカの名茶メーカー、ディルマ経営。アフタヌーンティーと三食&飲み物がオールインクルーシブ。口コミサイトのトリップアドバイザーでも高ランク。その名に恥じない素晴らしい滞在でした。

    お食事は一定のメニューは決まっていますが、詳細はシェフと相談。スリランカ風、フレンチが選べます。どれ食べても高レベル。

    「castlereage bungalow」に泊まりましたが、お部屋はイギリス邸宅風で広々。一つのバンガローに、四〜五室の部屋と共有のリビングがある形。外国のゲストなどとふれあいも楽しめます。とにかく部屋からの景色が秀逸。スパはお部屋まで来ていただく仕組み。五つのバンガローを回っているそうで、予約とりずらいです。

    ここの魅力はお茶。無料の茶園見学はお茶が摘まれるところから、製品になるまでが、まるわかり! ヌワラエリアの某有名茶園も見学しましたけれど、機械を見るだけで葉が加工されるところはまったく見えず。その分、香りも感じながらのこちらの見学は感動もの。四十キロの紅茶が四百円しかしない事実にも直面しますが、それもまた旅の醍醐味。

    朝のベッドティーから夜までお茶につかるくらい飲んだ三日間でした。お茶紅茶好きにはMUST GOな宿。

    空港から直接来ても四時間半はかかるので遠いですけど、次回はココには必ず来ると思います。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号 掲載記事より抜粋。


    「ジェットウィング・ライトハウス」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2011年10月12日〜13日
    宿泊代 5軒のホテル代に食事代(朝・昼・晩)すべて込み、移動の車&ガイド代も入れて130,000円。
    予約法  ウェブを通してリオンロイヤルというスリランカの旅行会社(日本人担当から連絡あり)からの予約。



    こちら、ジェットウィング・ライトハウスも、ジェフリー・バワさんのホテル。らせん階段の美しさに、映画のワンシーンかと見まごう、岩と海の調和した景色。計算されたプールなどホントに素敵な場所。

    多少、ホテルの部屋は古くはなっていますが、アジアン・クオリティとしてはかなり〇。ブッフェがとにかく種類が多くて、スリランカの有名なお料理が、朝も夜もくまなく味わえる宿です。屋台とかで食べると心配ですが、ココなら安心。

    さらにスパもお安い。本格的なアーユルヴェーダではないのですが、敷地の奥には海が見えるプランジプールを持つ、「スパbyジェットウイング」が。石と木で作った素朴な建物なのですが、なかなか風情あり。

    普通のマッサージじゃつまらないので、シグネチャーマッサージのMARMAを。九十分で六千六百スリランカルピー(約五千円)。アーユルヴェーダでいうツボ、マルマを押して働きを活性化させようというもの。

    ちょっと面白いのは、天井からつり下がったロープにセラピストがつかまって、足でツボ押しするマッサージと施術台でロミロミ形式で腕でストロークするマッサージが組み合わされている点。

    どちらも温かいアーユルヴェーダオイルを使用。最後にスクラブ&ハーブソルト入りのバスに入って終了、という豪華なもの。ヘッドマッサージも強力なので満足度はものすごく高いです。ハーブティーとヤシ砂糖でシメれば、なんちゃってアーユルヴェーダでも大満足。男性セラピストに素っ裸を見られますけど、それさえ我慢できればいいスパかも。そう、スリランカ、男性セラピストめっちゃたくさんいます!

    絶景。美しい建築、のんびり、ブッフェが美味。でハート4つ。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号 掲載記事より抜粋。



    @シンガポール&ビンタン島

    阿久津友紀
    ●情報誌「ホテルジャンキーズ」にて「ホテルのエステ&スパ」連載中。ホームであるところのアジアと、中東・ヨーロッパのスパをめぐり、やはり国によって気持ちよい、と評価される感覚、スパとして目指す方向が違うということにおもしろさを見出している今日この頃です。



    年末年始はシンガポール、インドネシアのビンタン島でホテル&スパ三昧してきました。

    今回、ホテルの予約に関して感じたことは、サイトによって料金の差があるので最後はオプションも含めて吟味して選ばねばならないということです。

    最近、ホテルの料金設定が複雑で、単純に料金を下げられないからオプションをつけて安い料金を作っているようでトラブル続出です。

    日本で手配したときについてくる英文バウチャーにもすべてのオプションを記入してもらったほうがいいかも。直接申しこんだときもオプションが書いてない場合多いので。ちゃんとオプションが入ったプリントアウトをもっていかないと、高級ホテルでもトラブリます。


    「シャングリラ・シンガポール」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2010年12月26日〜27日
    宿泊代 470シンガポールドル(約30,000円)
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    シャングリラ・シンガポールは、ゴールデンサークル(シャングリラのホテルカード)の延長のため、宿泊。タワーウイングのホライズンクラブ。部屋は早朝から用意されており、ラウンジも使用可。

    部屋に入るとすぐに定番の熱い中国茶とフルーツがサーブ。ラウンジのメニューはアフタヌーンティー、カナッペとも、ここはそこそこの量・種類があり安定。朝食は一階のブッフェレストランにはおよばないけれど、十分な種類のフルーツやサラダ、さらにエッグベネディクトも美味。

    ちょっとお部屋は古いのですが安く贅沢できる定宿です。安心の接客・安心の食なので。バレーウイング宿泊は三万円増し、この安心感がさらに増すのか試したい。



    「ラッフルズ」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2010年12月27日〜28日
    宿泊代 950シンガポールドル(約62,000円)
    予約法 アメックスのデスクより予約。


     ラッフルズでは、一番下のカテゴリーのコートヤードスイートに泊まりました。

    アメックスのデスクから、ほぼラックレートの九百五十シンガポールドルで予約。なのに、チェックイン時間を過ぎても部屋には案内されず、げんなり。ようやく三時になってお部屋へ。

    アメックス特典のひとつであるアップグレードもなく、部屋に入った印象は、古いっ。さらに入り口が庭に面しているのでその他の窓がない。照明も暗い。

    スイートなのでソファスペースとベッドコーナーは別。さらに奥にバスルームがあり、広いは広い。アメニティはラッフルズスタンダードと言ってるらしいですけど、バススポンジやマウスウォッシュまでそろう充実ぶり。

    テーブルにやってきたフルーツは豪華。マンゴスチン、ドラゴンフルーツ…七種類はありました。
    さらにバトラー女史が持ってきたのは、シンガポールスリング。ラッフルズに来た! と実感。

    ベッドのマットなどはちゃんと定期的にメンテナンスしているそうで、クラシックな白で汚れてはみえるけどすごしやすいはず! とバトラー女史は胸を張る。
    それには納得。寝心地も悪くはない。

    でもやはり隣の部屋の音が聞こえたりするので、同行した親世代の方々は、古い、居心地悪い、と。廊下に人が通るともう声が聞こえますしね。歴史をプラスに泊まれる人にはいいかもしれないけど、ちょっと残念。

    ティッフィンルームのアフタヌーンティーの優先予約や、ロングバーのいい席を案内してくれるなど、泊まってるゲストへの優遇は感じたけれど…。

    最後のチェックアウトの会計時にアメックス特典の朝食代がビルにのっており、大もめ。
    フロントから予約センターに電話させられ、さらに唯一の証拠、日本語バウチャーのコピーをとられ、それでも私たちは読めない、信用できないので払え、と言われました。カード会社も最悪だけど、ラッフルズらしくない対応だと思うのですが…。

    さらに不満だったのは、泊まってるゲストなのに、何度も通ってるのに、あの有名なドアマンがわれわれをロビーに毎回入れてくれない。英国人の殿方には笑顔なのに。コートヤードの客室は母屋の建物とつながってないので、いちいち面倒でした、残念。



    「カペラ・シンガポール」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2010年12月28日〜30日
    宿泊代 シービュールームをスパ二名分二時間プラン&朝食付き二泊で2300ドル(約150,000円)
    予約法 ホテルのホームページより予約。


    カペラ・シンガポールは、着いて早々、連れてきてくれたタクシードライバーに、「ゲストがいるときにはセンターに停めるように!」と叱っちゃうくらい徹底したサービスに驚き。

    真っ白なタナメラ様式の母屋、レセプションは小さいけれど、モエ・シャンドンとピーチティーが冷えひえでお出迎えでした。

    今回は直接ホテルのホームページからシービュールームを、二泊連泊でスパが二名分二時間&朝食つきのプラン、二千三百ドル(約十五万円)を予約しましたが、ガーデンビューだと楽天トラベルでは一泊四万円で出てました。

    新しく建てられた8の字型の流線型のホテル棟はかっこいい! 
    お庭を通って、最新式エレベーターで五階のシービュールームへ案内されました。

    カードキーで開けると…なんと大型窓のカーテンもオープン!
    海一望。大型船しか通らないので、海の色は楽しめませんが、ちゃんとリゾート。都会のオアシスそのものです。

    フルーツは、窓に直結しているソファの上のお盆に美しく盛られています。冷蔵庫はノンアルコールだけですが、フリー。100%ジュース、サンペリグリノも入っています。

    ベッドは寝心地よし。白にダークブラウンのファニチャーは、素敵です。
    バスルームは、ダブルシンクにレインシャワー、ビューバス。文句ありません!
    折りたためる薄型テレビにいたるまで、こだわりのものばかり。すべてがきちんと収納されていて、アメニティは、真っ白い、ホテルロゴの星入りのポーチにさりげなく収められています。ラッフルズにあったものはすべてありました。

    とにかく、大型の窓が気持ちいい!

    三段プールに行くと、ちゃんとタオルとお水がサーブされます。

    ラウンジに行けば、地元シンガポールのニョニャスイーツが並んでおり、もちろん、全部宿泊代にインクルーシブ。

    朝食は、驚きの充実度でした。
    五つのエリアに分かれており、洋食も和食も地元食も網羅。サラダは美しく盛り付けられ、見せる工夫がされています。フィンガーサイズのまるでアイスクリームのような盛り付けのキャビア入りスナック、絶品のフランスパン、フレッシュジュースに滋味なおかゆ。

    エッグベネディクトはいまいちかもしれませんが、テーブルオーダーのエッグ料理サービスは、価値あり。

    さらに、テーブルに座っていると、出来立ての小鉢麺やナシチャンプル、デザートのチョコレートケーキまで、どんどん運ばれてきます。
    そして、そんな時のスタッフとの会話も楽しい、カペラ。

    チャイニーズレストランの「カッシア」のインテリアも一見の価値ありです。お料理は、八千円であわび、ふかひれに、なんとフォアグラまで楽しめちゃうという、ヌーベルシノアです。

    スパも新しいし、いろいろとゲストに合わせたカスタマイズが許される好環境です。
    とにかく、居心地いい!の一言。つかず離れず、にこやかていねいで、差別のないサービスが二重丸でした。
    シンガポールの定宿は、セントーサ島のカペラに変更です。

    リゾート・ワールド・セントーサの新しいホテルものぞいてきましたが、サービスがまだ追いついていない感じでした。

    「アンサナ・ビンタン」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2010年12月30日〜2011年1月1日
    宿泊代 二名、朝食・スパ90分付き二泊で440ドル(約37,000円)
    予約法 ホテルのホームページより予約。


    アンサナ・ビンタンは、去年のビンタン島訪問で母がご迷惑をおかけしたので、お礼かたがた再訪。

    二名、朝食・スパ付き二泊で四百四十ドル(約三万七千円)。隣のバンヤンツリーはラックレートなのにこちらは激安。

    今回、宿泊プランでは普通のアンサナマッサージが付いていたのですが、好きなのを選んでいいと言われたので、新しくできたばかりのバンブーマッサージなるものにチャレンジいたしました。オイルで滑りをよくした体に三種類の長さの竹を温めたものでたたく、押す、ひねるというもの。面白かったです。

    普通のお部屋に普通のアメニティーですが、ベッドはリノベーションしたばかりで寝やすく、前回より部屋も湿っぽくなく、快適。リピートゲストということで、フルーツやシャンパンも。

    今回のプランは九十分のスパに加えて、種類も多くて、ドーナツも美味のインドネシア風朝食ブッフェも○。古さはいなめませんが、この価格ならばコストパフォーマンスは秀逸です。

    その安さの訳は、モンスーンの時期なので行き帰りのフェリーは大揺れ、海も入れず。海好きの方はこの時期を選んではダメです。

    ただ、年越しの花火はバンヤンツリーと共同なので豪華だし、バンヤンのタイレストラン、サフロンを予約しての年越しディナーは八千五百円ほどで超豪華。アンサナにお安く泊まって、バンヤンの施設に入り浸るのがおすすめ。

    私がひとえにバンヤンツリーに泊まらないのは、虫嫌いだから。スパもヴィラで受けましたが、虫、気になります。部屋プールやジャクージで虫をよけたりするだけでもげんなり。

    さらに、アンサナのスタッフはフレンドリーなのですが、バンヤンのスタッフはアンサナのゲストだとわかるとすぐ態度が変わるので、これもマイナス。今、三棟リノベーション中ということで少し期待したいです。

    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。






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