LGUEST HISTORY

ホテル情報誌「ホテルジャンキーズ」掲載記事より抜粋


ホテル偵察記

ホテル利用者の方々が、実名で(誌面上では顔写真付き)身元を明らかにした上で、利用日を明記し、実際に体験されたことをレポートしているものです。
「ホテルクルーズ」は1滞在で複数軒のホテルに泊まった場合のレポートです。
「CS満足度」のハートの数は、利用者の満足度を5段階で表したものです。



■スパ&ホテルクルーズ■

  • @シンガポール&ビンタン島(阿久津友紀) 2010年12月26日〜2011年1月1日



  • @シンガポール&ビンタン島

    阿久津友紀
    ●情報誌「ホテルジャンキーズ」にて「ホテルのエステ&スパ」連載中。ホームであるところのアジアと、中東・ヨーロッパのスパをめぐり、やはり国によって気持ちよい、と評価される感覚、スパとして目指す方向が違うということにおもしろさを見出している今日この頃です。



    年末年始はシンガポール、インドネシアのビンタン島でホテル&スパ三昧してきました。

    今回、ホテルの予約に関して感じたことは、サイトによって料金の差があるので最後はオプションも含めて吟味して選ばねばならないということです。

    最近、ホテルの料金設定が複雑で、単純に料金を下げられないからオプションをつけて安い料金を作っているようでトラブル続出です。

    日本で手配したときについてくる英文バウチャーにもすべてのオプションを記入してもらったほうがいいかも。直接申しこんだときもオプションが書いてない場合多いので。ちゃんとオプションが入ったプリントアウトをもっていかないと、高級ホテルでもトラブリます。


    「シャングリラ・シンガポール」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2010年12月26日〜27日
    宿泊代 470シンガポールドル(約30,000円)
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    シャングリラ・シンガポールは、ゴールデンサークル(シャングリラのホテルカード)の延長のため、宿泊。タワーウイングのホライズンクラブ。部屋は早朝から用意されており、ラウンジも使用可。

    部屋に入るとすぐに定番の熱い中国茶とフルーツがサーブ。ラウンジのメニューはアフタヌーンティー、カナッペとも、ここはそこそこの量・種類があり安定。朝食は一階のブッフェレストランにはおよばないけれど、十分な種類のフルーツやサラダ、さらにエッグベネディクトも美味。

    ちょっとお部屋は古いのですが安く贅沢できる定宿です。安心の接客・安心の食なので。バレーウイング宿泊は三万円増し、この安心感がさらに増すのか試したい。



    「ラッフルズ」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2010年12月27日〜28日
    宿泊代 950シンガポールドル(約62,000円)
    予約法 アメックスのデスクより予約。


     ラッフルズでは、一番下のカテゴリーのコートヤードスイートに泊まりました。

    アメックスのデスクから、ほぼラックレートの九百五十シンガポールドルで予約。なのに、チェックイン時間を過ぎても部屋には案内されず、げんなり。ようやく三時になってお部屋へ。

    アメックス特典のひとつであるアップグレードもなく、部屋に入った印象は、古いっ。さらに入り口が庭に面しているのでその他の窓がない。照明も暗い。

    スイートなのでソファスペースとベッドコーナーは別。さらに奥にバスルームがあり、広いは広い。アメニティはラッフルズスタンダードと言ってるらしいですけど、バススポンジやマウスウォッシュまでそろう充実ぶり。

    テーブルにやってきたフルーツは豪華。マンゴスチン、ドラゴンフルーツ…七種類はありました。
    さらにバトラー女史が持ってきたのは、シンガポールスリング。ラッフルズに来た! と実感。

    ベッドのマットなどはちゃんと定期的にメンテナンスしているそうで、クラシックな白で汚れてはみえるけどすごしやすいはず! とバトラー女史は胸を張る。
    それには納得。寝心地も悪くはない。

    でもやはり隣の部屋の音が聞こえたりするので、同行した親世代の方々は、古い、居心地悪い、と。廊下に人が通るともう声が聞こえますしね。歴史をプラスに泊まれる人にはいいかもしれないけど、ちょっと残念。

    ティッフィンルームのアフタヌーンティーの優先予約や、ロングバーのいい席を案内してくれるなど、泊まってるゲストへの優遇は感じたけれど…。

    最後のチェックアウトの会計時にアメックス特典の朝食代がビルにのっており、大もめ。
    フロントから予約センターに電話させられ、さらに唯一の証拠、日本語バウチャーのコピーをとられ、それでも私たちは読めない、信用できないので払え、と言われました。カード会社も最悪だけど、ラッフルズらしくない対応だと思うのですが…。

    さらに不満だったのは、泊まってるゲストなのに、何度も通ってるのに、あの有名なドアマンがわれわれをロビーに毎回入れてくれない。英国人の殿方には笑顔なのに。コートヤードの客室は母屋の建物とつながってないので、いちいち面倒でした、残念。



    「カペラ・シンガポール」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2010年12月28日〜30日
    宿泊代 シービュールームをスパ二名分二時間プラン&朝食付き二泊で2300ドル(約150,000円)
    予約法 ホテルのホームページより予約。


    カペラ・シンガポールは、着いて早々、連れてきてくれたタクシードライバーに、「ゲストがいるときにはセンターに停めるように!」と叱っちゃうくらい徹底したサービスに驚き。

    真っ白なタナメラ様式の母屋、レセプションは小さいけれど、モエ・シャンドンとピーチティーが冷えひえでお出迎えでした。

    今回は直接ホテルのホームページからシービュールームを、二泊連泊でスパが二名分二時間&朝食つきのプラン、二千三百ドル(約十五万円)を予約しましたが、ガーデンビューだと楽天トラベルでは一泊四万円で出てました。

    新しく建てられた8の字型の流線型のホテル棟はかっこいい! 
    お庭を通って、最新式エレベーターで五階のシービュールームへ案内されました。

    カードキーで開けると…なんと大型窓のカーテンもオープン!
    海一望。大型船しか通らないので、海の色は楽しめませんが、ちゃんとリゾート。都会のオアシスそのものです。

    フルーツは、窓に直結しているソファの上のお盆に美しく盛られています。冷蔵庫はノンアルコールだけですが、フリー。100%ジュース、サンペリグリノも入っています。

    ベッドは寝心地よし。白にダークブラウンのファニチャーは、素敵です。
    バスルームは、ダブルシンクにレインシャワー、ビューバス。文句ありません!
    折りたためる薄型テレビにいたるまで、こだわりのものばかり。すべてがきちんと収納されていて、アメニティは、真っ白い、ホテルロゴの星入りのポーチにさりげなく収められています。ラッフルズにあったものはすべてありました。

    とにかく、大型の窓が気持ちいい!

    三段プールに行くと、ちゃんとタオルとお水がサーブされます。

    ラウンジに行けば、地元シンガポールのニョニャスイーツが並んでおり、もちろん、全部宿泊代にインクルーシブ。

    朝食は、驚きの充実度でした。
    五つのエリアに分かれており、洋食も和食も地元食も網羅。サラダは美しく盛り付けられ、見せる工夫がされています。フィンガーサイズのまるでアイスクリームのような盛り付けのキャビア入りスナック、絶品のフランスパン、フレッシュジュースに滋味なおかゆ。

    エッグベネディクトはいまいちかもしれませんが、テーブルオーダーのエッグ料理サービスは、価値あり。

    さらに、テーブルに座っていると、出来立ての小鉢麺やナシチャンプル、デザートのチョコレートケーキまで、どんどん運ばれてきます。
    そして、そんな時のスタッフとの会話も楽しい、カペラ。

    チャイニーズレストランの「カッシア」のインテリアも一見の価値ありです。お料理は、八千円であわび、ふかひれに、なんとフォアグラまで楽しめちゃうという、ヌーベルシノアです。

    スパも新しいし、いろいろとゲストに合わせたカスタマイズが許される好環境です。
    とにかく、居心地いい!の一言。つかず離れず、にこやかていねいで、差別のないサービスが二重丸でした。
    シンガポールの定宿は、セントーサ島のカペラに変更です。

    リゾート・ワールド・セントーサの新しいホテルものぞいてきましたが、サービスがまだ追いついていない感じでした。

    「アンサナ・ビンタン」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2010年12月30日〜2011年1月1日
    宿泊代 二名、朝食・スパ90分付き二泊で440ドル(約37,000円)
    予約法 ホテルのホームページより予約。


    アンサナ・ビンタンは、去年のビンタン島訪問で母がご迷惑をおかけしたので、お礼かたがた再訪。

    二名、朝食・スパ付き二泊で四百四十ドル(約三万七千円)。隣のバンヤンツリーはラックレートなのにこちらは激安。

    今回、宿泊プランでは普通のアンサナマッサージが付いていたのですが、好きなのを選んでいいと言われたので、新しくできたばかりのバンブーマッサージなるものにチャレンジいたしました。オイルで滑りをよくした体に三種類の長さの竹を温めたものでたたく、押す、ひねるというもの。面白かったです。

    普通のお部屋に普通のアメニティーですが、ベッドはリノベーションしたばかりで寝やすく、前回より部屋も湿っぽくなく、快適。リピートゲストということで、フルーツやシャンパンも。

    今回のプランは九十分のスパに加えて、種類も多くて、ドーナツも美味のインドネシア風朝食ブッフェも○。古さはいなめませんが、この価格ならばコストパフォーマンスは秀逸です。

    その安さの訳は、モンスーンの時期なので行き帰りのフェリーは大揺れ、海も入れず。海好きの方はこの時期を選んではダメです。

    ただ、年越しの花火はバンヤンツリーと共同なので豪華だし、バンヤンのタイレストラン、サフロンを予約しての年越しディナーは八千五百円ほどで超豪華。アンサナにお安く泊まって、バンヤンの施設に入り浸るのがおすすめ。

    私がひとえにバンヤンツリーに泊まらないのは、虫嫌いだから。スパもヴィラで受けましたが、虫、気になります。部屋プールやジャクージで虫をよけたりするだけでもげんなり。

    さらに、アンサナのスタッフはフレンドリーなのですが、バンヤンのスタッフはアンサナのゲストだとわかるとすぐ態度が変わるので、これもマイナス。今、三棟リノベーション中ということで少し期待したいです。

    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。






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