LGUEST HISTORY

ホテル情報誌「ホテルジャンキーズ」掲載記事より抜粋


ホテル偵察記

ホテル利用者の方々が、実名で(誌面上では顔写真付き)身元を明らかにした上で、利用日を明記し、実際に体験されたことをレポートしているものです。
「ホテルクルーズ」は1滞在で複数軒のホテルに泊まった場合のレポートです。
「CS満足度」のハートの数は、利用者の満足度を5段階で表したものです。



■海外ビーチリゾート■

◆アジア Asia◆

  • トンサイベイ@タイ、サムイ島(上野奈穂) 
     2011年9月7日〜10日
  • エヴァソン・プーケット@タイ、プーケット島(伊井博樹) 
     2011年8月12日〜14日
  • バンヤンツリー・プーケット(吉野孝雄) 
     2011年4月16日〜4月17日
  • ザ・スリン・プーケット(吉野孝雄) 
     2011年4月15日〜16日
  • ザ・サロジン@タイ・カオラック(吉野孝雄) 
     2011年4月13日〜4月15日
  • ホテルクルーズ@プーケットのヴィラ・ホテル(吉田博一) 
     2011年1月22日〜26日
  • アンサナ・ビンタン@ビンタン島(阿久津友紀) 
     2010年12月30日〜2011年1月1日
  • ザ・トンサイベイ@タイ・サムイ島(楢本泉) 
     2009年8月8日〜11日
  • ホテルクルーズ @バリ島(古舘秀之) 
     2008年5月19日〜23日
  • インディゴ・パール@プーケット(阿久津友紀) 
     2007年12月26日〜31日
  • アマンクルーズ @バリ島(吉野孝雄) 
     2006年11月27日〜30日
  • アマンウェラ@スリランカ(田中 潤) 
     2005年9月19日〜22日
  • ホテルクルーズ @バリ島&モヨ島(田中潤) 
     2004年8月8日〜12日
  • アマンクルーズ @バリ島(上野由紀子) 
     2002年7月15日〜20日
  • アレグレ・ビーチ・リゾート&スパ@セブ島(佐藤真由美) 
     2002年6月15日〜18日
  • バンヤンツリー・プーケット @プーケット島(島埜あき子) 
     2001年9月7日〜11日



  • ◆ハワイ Hawaii◆

  • ホテルクルーズ@ハワイ「ハイアット・リージェンシー・ワイキキ」「グランドハイアット・カウアイ」(有馬俊夫) 
     2011年8月12日〜22日
  • ハイアット・リージェンシー・ワイキキ@ハワイ(有馬俊夫) 
     2010年4月13日〜17日
  • ホテルクルーズ @マウイ島(有馬俊夫) 
     2006年8月9日〜17日



  • ◆ヨーロッパ Europe◆

  • ホテルクルーズ@アマルフィー&カプリ島(吉田博一)
     2011年4月15日〜25日
  • 船旅&ホテルクルーズ@エーゲ海(吉田博一) 
     2010年9月9日〜16日
  • ノルマンディー・バリエール@フランス・ドゥーヴィル(菅野沙織) 
     2010年5月29日〜30日
  • メトロポール・モンテカルロ@モナコ(菅野沙織) 
     2009年10月10日〜11日
  • ホテルクルーズ @モルディブ(吉田博一) 
     2009年3月19日〜24日
  • ラ・ポスタ・ヴェッキア @イタリア・ラディスポリ(横山 文) 
     2008年9月14日〜18日




  • ホテルクルーズ
    @ハワイ


    グランドハイアット・カウアイ
    ハイアットリージェンシー・ワイキキ


    有馬俊夫
    ●陸マイラーで、ホテルのポイントやマイレージ・システムを駆使して、いかに上手く使うかをあれこれ考えるのが楽しみ。今回のハワイ旅行の「下見」ということで、昨年四月にもハワイへ出かけた(本誌80号掲載)。



    ○旅行費用(家族四人分)

    JAL特典航空券&燃油サーチャージ 76,000円
    ※成田〜ホノルルは特典航空券で無料でしたが、4名分の16万マイルをJAL利用クーポンに交換すると24万円分になります。

    ハワイアンエア  54,000円

    ホテル代 370,000円

    オプショナルツアー代 130,000円
    ※サーフレッスン、カヤックツアー、ナパリ・コーストクルーズ、ルアウ・ショー

    食事代  142,000円
    レンタカー代  49,000円
    買い物代(土産代含む)  90,000円
    合計  911,000円



    JALのマイルが貯まったら家族四人(妻と息子二人)でハワイに行こうと思っていた。七月に十六万マイルに達したので、九月中頃(搭乗日の三百三十日前)予約に挑んだ。

    「挑む」というのは大袈裟な表現かも知れないが、夏休み中、ましてお盆休みの前後にホノルル行の特典航空券の獲得競争は熾烈だった。往路、復路とも予約受付開始直前に電話しなくてはならない。連日電話をした甲斐があって、結果的になんとか四人分獲得できたが、次回は難しいだろうと思った。

    さて、日程はカウアイ島に六泊とワイキキに四泊、予約できたフライトの関係で、十泊十二日間と長めになった。

    ホテルはもちろん、会員特典を使えるハイアットである。最初、手持ちのハイアットのGPポイントが十八万くらいあったので、昨年六月頃、ポイントによる予約をまず五泊分入れてみた(訳があってその後、九月に日付を変更して再予約)。

    ハワイのホテルは一室四名までは泊まれるが、無料宿泊の場合でも、大人一名分は追加料金がかかるのと、スタンダードルームではさすがに狭いので、ダイヤモンド会員特典のスイートアップグレードを全泊利用することにした。つまり、ポイントによる宿泊は最終的にはキャンセルした。

    なるべく安い客室料金からアップしたいが、今年一月にグランドハイアット・カウアイの料金を見ると、八月十二日から四泊は最安値のガーデンビューを予約できたが、最後の二泊は2ランク高いロイヤルガーデンしかなかったので、一応それで予約。スイートアップの利用もOKとの事だった。

    次にハイアットリージェンシー・ワイキキビーチリゾートは一番安いシティビューの予約はOKだが、肝心のスイートアップの部屋が満室との回答。本来、新年度のスイートアップのアワードは三月に入ってから会員のアカウントに付くのだから、年初から既に満室とはおかしいと思ったが、いったん保留。

    その後、二ケ月経ってから、もう一度聞いたがまだ満室。そして宿泊ひと月前の七月になってから、三回目に聞いたら今度はOKとの回答。たぶん八月は混む時期なので出し惜しみしていたのかな? 要はタイミングなので、あきらめては駄目なんです。

    それから客室料金も予約から宿泊直前までにいろいろと出てきた。カウアイのグランドハイアット・カウアイの場合は出発が近づくにつれて徐々に表示される客室タイプが減って来て、五月頃にはほぼ満室なのかな?と思われたが、六月になると急にまた各カテゴリーが表示されるようになり、ディスカウント料金で最安値四人で330ドルというのがあったし、二週間前までアドバンスレート20%オフも出ていた。が、事前決済レートにはちょっと手が出せなかった。七月になって待望のガーデンビュー料金でようやく全泊予約することができた。

    その後、出発の一週間前には予約がまたストップになったが直前にはまたまた復活していた。

    このようにハイアットコムは目まぐるしく変わるので、希望するカテゴリーや料金がその時なくても、繰り返し出てくる可能性が高い。とりあえず一つ予約を入れて、後は日にちに余裕があるならばまめにチェックしながら安いレートを待つと良い。

    私のケースでは、同じアロハレートのガーデンビューでも、最初の予約時より一泊に付き48ドル安くなったし、ワイキキのシティビューも20ドル下がった。


    「グランドハイアット・カウアイ」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2011年8月12日〜18日
    宿泊代 約265,000円。ガーデンビュー1泊411ドルに一名分追加75ドル、税金が13.96%、リゾートフィーが一日25ドル加算された。
    予約法  ハイアットコムより予約。



    カウアイ、リフエ空港からレンタカーでポイプへ。ポイプはカウアイ島の中でも晴天率が高いところだ。三十分あまりでホテル、グランドハイアット・カウアイに到着した。

    部屋はオーシャンスイートの一つで「Pup Wanawana Suits」とドアに表示されていた。

    広さは百二十平米でキングサイズベッドとエキストラベッドを二台入れても十分余裕があった。追加ベッド代金は無料。

    レセプションのあるメイン棟からガーデンプールを越えた先のウイング の、5140号室だった。

    テラスからは海が見え、もう一方の窓からは美しいプール&ガーデンを臨む。全米でも屈指のリゾートの一つと言われるだけあって、とびきりの眺めが用意されていた。実際、敷地内は、どこも絵になるという印象を受けた。

    特にプールエリアはとても快適で、ここで何もしないで一週間くらい過ごしたいと思った。傾斜を利用していくつものプールが巧みにレイアウトされていた。スライダーは子供たちに人気。上の方は大人用プールでチェアーもマット付き。昼間でもチェアーが不足する事はなさそうだった。

    昼下がりのプールサイドバーは大人の溜まり場という感じでカウンターを囲んで皆楽しそうだ。軽い食事は席に持って来てもらってもいいし下に降りて行くとテイクアウト中心のレストランもある。

    グランドクラブラウンジはフロントの向こう側の建物(アラナスパの近く)だったので私達の部屋からはかなり遠かったが、毎日利用した。

    コンチネンタルの朝食は十分な内容だったが、なぜか野菜はトマトだけ、味噌汁は朝夕欠かさず用意してあった。

    ラウンジの朝食は特に急いでいる時には便利。持ち出し用の紙のお皿も置いてあり、パンと飲み物をもらって車に乗り込んでから食べたりもした。スタッフも親切で使い勝手の良いラウンジだった。

    朝起きたら、子供たちはジョギング、朝食の後は、テニスを一時間してからプールへ。午後からはオールドコロアタウンやポイプ、リフエの街へショッピングや食事などへ出かけた。

    もちろんホテル内のレストランも利用したが、さほど高くはないし、どこも結構おいしかった。

    日本人はたまに見かける程度だった。日本語がわかるスタッフは常駐ではないが、親切なオペレーターさん(男の人です)にいろいろとお世話になった。またツアーデスクでは朝早くからスタッフがズラリ並んで対応していて、サーフボードレッスンやカヤックツアー、ナパリクルーズにも参加。どれも日本人は我々だけでしたが行って良かった。

    6泊したが、ちょうど良い期間だったと思う。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号 掲載記事より抜粋。



    「ハイアット・リージェンシー・ワイキキ」

    CS満足度 ハート4つ。

    有馬俊夫
    ●陸マイラーで、ホテルのポイントやマイレージ・システムを駆使して、いかに上手く使うかをあれこれ考えるのが楽しみ。今回のハワイ旅行の「下見」ということで、昨年四月にもハワイへ出かけた(本誌80号掲載)。



    宿泊日 2011年8月18日〜22日
    宿泊代 約105,000円。
    予約法  ハイアットコムより予約。



    ハワイアン航空でオアフ島に戻り、ハイアットリージェンシー・ワイキキビーチリゾートへ。

    このホテルには、昨年四月に家族旅行の「下見」のためということでひとりで四泊した(実際は、ダブルマイルキャンペーンに家族プログラムやJALカード会員ボーナスマイルキャンペーンも重なって通常の三、四倍のマイルが積算されるということで、これは行くしかないと)。

    こちらはさすがに日本人率高し。ホテル到着時も日本のホテルと同じような感覚でチェックイン。

    アップグレードされた部屋はダイヤモンドヘッドタワーの三十階のコネクティングルームタイプのオーシャンスイートだった。

    客室内は新しいホテルのような快適性は望めないものの、最近改装されたのはよく分かった。一部屋はキングサイズベッド、もう一部屋にはクイーンサイズベッドと小さめのソファーがあった。さらにエキストラベッドを一台お願いしておいた(無料)が、四人で泊まるにはぴったりで、粘って予約した甲斐があった。歯ブラシ、スリッパ、バスローブはない。

    眺めについては、ダイヤモンドヘッドはベランダに出ないと見えないが、ワイキキの海と街並みを見下ろせて、ベストビューと言えるだろう。

    さて、この四月に新しくなったリージェンシークラブラウンジは、とても居心地が良かった。お隣のレストラン「SHOR」は朝早くから大行列だが、こちらはすぐに席に着けた。

    コンチネンタルの朝食は以前のラウンジのものとは一新されたようで、日本のクラブラウンジの朝食と比べてもひけをとらない内容だった。

    日本人スタッフはほぼ常駐していた。このホテルに滞在するなら、ラウンジが使えるプランがオススメだ。なお、ハワイのホテルではラウンジのカクテルタイムでもお酒類は有料。

    それからビーチに出る時に、タオル、チェアー、ござ、浮き輪まで貸してくれるサービスがあってとても助かった。

    ワイキキでの滞在先も実はあれこれ迷ったが、やっぱりハイアットを選んで良かった。

    またワイキキのレストランは、事前にチェックしていって、いろいろ試してみたが、どこも本当においしくて、そのレベルの高さにちょっと感動した。

    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号 掲載記事より抜粋。



    ホテルクルーズ
    @アマルフィー&カプリ島


    レ・シレヌーセ
    ル・アルコーブ・ラグジュアリーリゾート
    ホテル・カルーソ
    グランドホテル・クイシサーナ
    チェザーレ・アウグストゥス
    グランドホテル・パーカーズ


    吉田博一
    ●神戸市在住。相続コンサルタント、税理士。
    憧れのホテルに泊まれて大満足の旅でした。マイルを上手に使い、自分でアレンジすれば、こんなに豪華なホテルも旅行社のパッケージで普通のホテルに泊る料金で行けてしまいます。この魅力には勝てません。これからも、やはりこのスタイルで旅を続けるつもりです。ホテル好きの旅はまだまだ終わりそうにありません。



    ヨーロッパを旅する時は貯まったマイルを使ってビジネスクラスで行くので、飛行機代が予算から浮いた分、ホテル中心に計画を立てる事が出来ます。マイルを効率よく貯めるには、フライトマイル以外にもクレジットカードを航空会社にして買い物でも貯めるようにすれば換算率が良くなります。

    さらに僕の場合は仕事柄東京に出張する事も多いので、5年ほど前に新幹線利用をすべて辞めて飛行機に変え、プライベートな旅行も飛行機中心で頑張って、一年目にJALのグローバルクラブ、三年目にANAのスターアライアンスのゴールドメンバーのステイタスの両方を獲得しました。

    いずれも永久会員なので特に海外旅行に行く時は役立ちます。団体旅行のエコノミークラス利用であってもビジネスクラスのチェックインが出来ますし、到着時もファーストプライオリティータグを付けて貰った荷物は一番先に出てきます。そして何よりも乗り継ぎ便がある場合に現地の加盟航空会社のビジネス専用ラウンジでゆっくりと寛げるのが旅を楽にしてくれます。

    今回は一度は泊ってみたいと思っていた南イタリアの三つのホテルを中心に計画を立てました。三つのホテルとは、ポジターノのレ・シレヌーセ、ラヴェッロのホテル・カルーソ、カプリ島のチェザーレ・アウグストゥス。いずれも海沿いの高台に位置し素晴らしい眺望を持った隠れ家的な静かなホテルです。

    アマルフィーの海岸を車で走るのは慣れていない運転者には危険なのでレンタカーを借りるのはあまりお勧め出来ないと云うのが大勢の意見でしたが、もう既にヨーロッパの国々を何度も車を借りて旅行している僕にとっては、やはりドライブは魅力的で、結局今回もレンタカーを借りました。

    しかしナポリのドライバーのマナーの悪さは評判以上でアマルフィーの海岸沿いの道はカーブカーブの連続ですし、山道走行に慣れていない人、左ハンドル右側通行、そしてマニュアルシフトに慣れていない人にはやはりお勧めできないと思いました。それでも僕自身はスリル満点で緊張はしたけれどやっぱり自分で気ままに運転出来て面白かったです。最初の一週間は車を借り、その後はナポリで車を返却した後カプリ島にゆっくり滞在するという今回の計画です。


    「レ・シレヌーセ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年4月15日〜17日
    宿泊代 ジュニアスイート・パッケージ(ウェルカムシャンパンとスパ60分、朝食付き)2泊で2,400ユーロ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    細いジグザグ道を運転し、やっと辿り着いた憧れのホテル、レ・シレヌーセ
    メリッサ・トメイ主演の映画「オンリーユー」と同じように五階の玄関に車を横付けし、ロビーに入った途端に目の前に広がるポジターノの美しい景色は、僕の期待を裏切らなかった。チェックインを済ませて部屋へ案内してもらう。

    予約した部屋はジュニアスイートのパッケージでウェルカムシャンパンとスパ60分無料サービスと毎朝食付きミニマムステイ2泊で2,400ユーロ。あと数週間経てばハイシーズンプライス設定で約5割増しになることを考えると、この時期に訪れるのは非常にコストパフォーマンスが高いと思う。

    僕たちの部屋はロビー階のひとつ下、4階の69号室で、部屋から眺める景色はロビーから見渡す景色とほぼ同じ絶景である。この部屋で最初に気に入ったのは床のタイル。白とブルーを基調にした植物柄で窓から入る風の涼しさを引き立てる。テラスからは二階のプールと、その先に海、右側には斜面に張り付くように建てられたポジターノの家々の町並みが見える。

    バスアメニティーは「オー・ド・イタリー」で初日に少しでも使ったものは二日目にもう一本新品が追加補充される。

    代々家族経営のこのホテルの良さは、ホテル全体に品の良さとセンスの良さが漂っている。ちなみに部屋のテラスやメインレストランの壁には蔦性の植物が這うように絡んでいて躍動感が感じられる。

    初日は町の海沿いのレストランで食事したが、二日目はやはりホテルのメインダイニングを利用した。マンドリンとギターの生演奏がムードを盛り上げており、スタッフは朝食の時と総入替えだった。白のブレザーに髭が良く似合うマフィアのドンと見間違うほど貫禄のあるマネージャーは、何とソレント郊外の有名なレストラン「ドン・アルフォンソ」から委託されてディナーを担当しているとの事。

    さらに驚いたのは、その彼がその日唯一の日本人である僕たちにイタリア語のプレートメニューのすべてを日本語で説明すると云うすご技を使ってきた。

    旅の醍醐味は非日常を味わうこと。宿泊費は高いけれど、ここではここでしか味わえない幸せがあると感じた。


    「ル・アルコーブ・ラグジュアリーリゾート」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2011年4月17日〜18日
    宿泊代 朝食付きで270ユーロ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    アマルフィー海岸の近くで一週間ほどのんびりするつもりで当初予定を立てていたが、せっかく車を借りるので少し遠出をしてみようと云う事になり、アルベロベッロまで足を延ばす事にした。片道約三百キロの道のりだ。

    トゥルッリと呼ばれる三角錐の石積みの屋根を持つ不思議な建物が残る町の中心広場のすぐ近くにそのホテル、ル・アルコーブ・ラグジュアリーリゾートはあった。何棟かのトゥルッリを改装してホテルとして使っている。フロントがあるメイン棟のすぐ隣が予約したスイートルームである。スイートと云っても建物全体がトゥルッリなので大きめの一部屋にバスルームが併設された造りである。

    駐車料金はシレヌーセでは一日に付き四十ユーロ課金されたがここでは無料。冷蔵庫内のソフトドリンクも無料で朝食付き一泊二百七十ユーロである。

    ホテルにレストランはないが、すぐ近くに食べる所はたくさんあるし、町の散策にも便利でレセプションの人達も若くてフレンドリーでアルベロベッロ観光の拠点として快適に過ごせるホテルだ。


    「ホテル・カルーソ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年4月18日〜20日
    宿泊代 インターネットで日にち限定のスーパーセーバー・パッケージでデラックスジュニアスイート、2泊朝食付きで1,690ユーロ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    三百キロドライブして、アマルフィー海岸地区に戻って来た。ちょうどアマルフィーの町の高台に位置するラヴェッロの村は毎年夏にワーグナー音楽祭が催され賑わう所だ。目当てのホテルはカルーソ。すぐ隣がパラッツォ・サッソでどちらも高台にある村の更に高いところに位置しており、計画時に最後までどちらのホテルに泊まるか迷った。

    急な坂道を車で登りきると少し開けたスペースがあり、その前に古風で立派な佇まいの建物がある。これがホテル・カルーソだ。ホテルの玄関前は中世のヨーロッパの趣がある。車を預けてロビーに入ると、ここでも海が見渡せる絶景が。

    案内された部屋はジュニアスイートルーム63号室。部屋には広めのテラスが付いていて床はここもタイル張りである。ベッドサイドのボタンを押すとリビングスペースとの間にあるサイドテーブルからテレビが上がってくる仕掛けになっている。部屋を案内してくれた人は残念ながら日本から持ってきたDVDは再生出来ないと云っていたが観ることが出来た。

    バスアメニティはすべてエルメス。床のタイルは一枚一枚が大きめでベージュにグリーンの柄がクラシカルな部屋の雰囲気に良く合っている。

    ラッヴェッロは小さな村なのですぐ下のアマルフィー海岸までバスで遊びに行く人達が多い。時間にして約二十分位で到着する。

    ホテルのフロントで、滞在中に限り他のホテルで使えるドリンク券を貰った。すぐ隣のパラッツォ・サッソ、アマルフィーのサンタカテリーナ、ポジターノのシレヌーセイル・サンピエトロでお茶することが出来る券だ。

    僕たちは迷わず隣のピンクのホテル、パラッツォ・サッソに向かった。こちらのホテルはカルーソと違ってホテルの中はかなりモダンスタイルにリノベーションされている。それは単にモダンと云うよりは,古い物を残しつつの新しい物で、やはりセンスが良い。ロビーラウンジからバーが見え、全面ガラス張りの窓越しに屋外のカフェテラスも見渡せる。シーズンがまだ始まったばかりのこの季節は人がそんなに多くなくゆったりとした時間が過ごせる。ここもいいホテルだと感じた。

    隣のカルーソに戻り、ホテルのパンフレットで見た自慢のプールに向かう。四月のこの時期泳ぐには少し肌寒いがここのプールは温められている。広々としたプールには家族連れの親子が一組泳いでいた。そのほかのカップルはみなプールサイドや芝生のパラソルや、思い思いの場所で本を読んだり日光浴をしたりして優雅に過ごしている。

    夜はホテルのメインレストラン、ベルベデーレで食事をした。この時期少し肌寒いが、それでもやはりテラスが良い。アマルフィー海岸が一望できる。テーブルの上にはパリのカフェと同じくヒーターがあるので寒さは感じない。ゲストが皆正装して来るところにもこのホテルの格式の高さを感じる。


    「グランドホテル・クイシサーナ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年4月20日〜21日
    宿泊代 スペシャルデラックスルーム、プールビューで朝食は含まれていないがバーでのウェルカムカクテルとレストラン10%引きが付いて一泊450ユーロ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    ナポリでレンタカーを返却し、高速艇でカプリ島に約一時間半。ちょうど神戸と淡路島位の距離感だ。目当てのホテル、グランドホテル・クイシサーナのオープン日に一日早かったので調整で取ったホテルだが、その良さは格別で、香港のペニンシュラホテルバンコクのオリエンタルホテルを彷彿させる。

    ドラマは船が港に着いた時から始まる。
    到着時間をホテルに連絡していなかったにも関わらず、僕たちが港の桟橋に大きな荷物と共に降り立つと、大勢降りる客がいるにも関わらず迷いもせずに僕の名前を呼びながら近づいて来る紳士がいる。

    ようこそ、グランドホテル・クイシサーナへと語りかけ、ホテルはこの港の高台にあるので荷物はここで預かり部屋までお届け致します、と云う。タクシーでも行けるが荷物がなければ身軽なので是非そこのケーブルカーで行って下さい、頂上の駅から少し歩けばホテルに着くので是非にと微笑みながらケーブルカーのチケットを二枚渡してくれた。

    物語はまだ続く。
    以前ミラノの有名ホテルに勤めていたというフロントスタッフが泊る部屋を丁寧に案内してくれた後、ロビーに降りるとコンシェルジュを始めスタッフが皆ミスター吉田と名前付きで挨拶して来る。初めてアマンリゾーツのホテルに泊まった時以来の感激である。
    ホテルのバー、夕食を食べたレストランでもほぼ同じ状態で、翌日の出発の直前までホスピタリティは変わらなかった。

    このホテルのスタッフは年配の人が多く,如何にもホテルマンである。次のホテルの迎えの車も少し離れた場所でしか乗車出来なかったのだが、ちゃんと僕たちをその場所まで歩いて誘導してくれた。

    あまり期待していなかったホテルだったが、とってもいいホテルに出会えた。


    「チェザーレ・アウグストゥス」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年4月21日〜23日
    宿泊代 オープニング・パーティー、ディナー一回、全朝食、ウェルカムシャンパン付きのスペシャルパッケージでミニマムステイ2泊、1,274ユーロ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    チェザーレ・アウグストゥス、このホテルのシーズンオープンの日に合わせて計画を立てた。
    前泊のクイシサーナは車が入れない場所にあったので、ケーブル山頂駅の近くの駐車場まで迎えに来てもらった。

    カプリ島のもう一つの町アナカプリのはずれにそのホテルはある。眺望抜群のロケーションの家族経営ホテル、それがチェザーレ・アウグストゥスだ。

    オープン初日は特別の雰囲気が漂っている。ミニマムステイ2日、オープニング・パーティーが催され、ディナーが一回、全朝食、ウェルカムシャンパン付きのスペシャルパッケージ価格で千二百七十四ユーロはレギュラープライスに比べて大変お得なプランである。

    このホテルの良さは美しく広い庭とプール、そして素晴らしい眺望。時間を忘れて非日常を味わうには最適のホテルと云える。

    ジュニアスイートの部屋は思ったほど広くはないが、赤い花柄のファブリックでまとめられた部屋は可愛らしい。お風呂はジャクージが付いていてシャワールームは独立していないがバスタブに付いているガラスの扉を直角に曲げるとミニシャワールームが出来上がり使い勝手は悪くない。

    到着時に部屋に供されたシャンパンを一階の眺望のいいテラスのソファーテーブルに持ち出し、オープンエアーのラウンジで海を眺めながら飲んだあの味はきっと一生忘れることはないだろう。旅の目的、思いが叶った瞬間である。

    ロビーや遊歩道の壁には明るい色彩の抽象画が飾られ、夜にはロビーラウンジの暖炉に火がくべられる。好きな場所でお酒のグラスを傾け、好きな場所で珈琲が飲める。

    アジアからのゲストは僕たちだけで圧倒的にヨーロッパの人達が多い。もう少し日本から近い場所であればいいのに。本当に素晴らしいホテルだ。


    「グランドホテル・パーカーズ」

    CS満足度 ハート2つ。

    宿泊日 2011年4月23日〜25日
    宿泊代 デラックスルーム、ウェルカムシャンパンとディナー付きパッケージで812ユーロ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    ナポリに戻り、そのまま日本に帰るには忍びなく、市内の町歩きに一日余分に取り、このホテルに二泊した。しかし残念ながらこのホテル、グランドホテル・パーカーズは良くなかった。

    五つ星とは名ばかりでフロントにはスタッフが一人しかおらず、全体に人不足である。約束のシャンパンも用意されておらず、スパを利用したがここも人不足で待たされ、おまけに全く快適ではない。

    部屋からはナポリ湾が一望出来、ベスビオ火山も見えるのでそれは良いが、ホテルはそれだけで満足できるものではない。

    最上階にあるレストラン、ジョージ四世は眺望が素晴らしくディナーに来るのは良いかも知れないが…残念なホテルだ。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.87 掲載記事より抜粋。



    ホテルクルーズ
    @プーケットのヴィラ・ホテル


    スリ・パンワ
    アヤラ・カマラ


    吉田博一
    ●神戸市在住。相続コンサルタント、税理士。
    相続コンサルタント、税理士。高校時代、一人でリュックサックを背負い、四国一周無銭旅行を敢行し、地元の人たちの親切に支えられて成功したことがキッカケで僕の旅人生が始まりました。



    年に何度かはアジアのヴィラタイプのホテルに泊まりたくなる。ヨーロッパの荘厳なホテルの歴史を感じさせる調度品を置いた部屋もいいが、のんびり過ごすには、絶対ヴィラタイプのホテルがいい! それも、のんびりする事が目的ならアジアがいい!

    今回の目的地はタイのプーケット島。何度か訪れたことがある。アマンプリはもうだいぶ前だが、スタッフがさすがに洗練されていたのに感動した記憶がある。バニヤンツリーはそれほど隠れ家的雰囲気はないが、部屋のプールも大きく全体のリゾート感が気持ちいい。トリサラは、空港に近いビーチでアマンよりもむしろ隠れ家的要素が強く、スタッフも洗練されていてアマンと双壁になりうるホテルだと思った。

    今回はこの三軒以外のホテルに泊まろうと思い、インターネットを駆使して、やっと二軒に決めた。最後まで候補にあがったのが、ヤオノイ島のシックスセンス・ハイダウェイだが、船の乗り継ぎがどうなのか心配で今回ははずしたが、現地の人に聞くと、かなりいいらしいので、次回はここにしようと心に決めている。


    「スリ・パンワ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2011年1月22日〜24日
    宿泊代 2泊パッケージで8,675バーツ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    プーケット島のいちばん南の端に位置するこのホテル、スリ・パンワは、ホームページで見た時にすぐに気に入りました。

    ミニマムステイ・二泊、オーシャンビュー・プール付きスイートルームで朝食二回、ディナー一回、スパ九十分、ウェルカム・シャンパンとギフト、空港の往復送迎付きのパッケージで八千六百七百五十八バーツ(約二十三万二千円)です。

    最南端の小さな山一つという感じで、要所要所にガードが居てホテルの所有地内でも道が分かれているので、初めて車で来た人はロビー棟にたどり着けないようです。二日目にプーケットタウンのスパから迎えに来たドライバーは、かなり迷ったようです。

    プライベートヴィラは斜面に点在していて、たぶんどのヴィラからも絶景が堪能できるようになっていると思われます。ヴィラの入口の門を開けると、まず海に面して東屋があり、屋外で食事が可能なスペースです。その横に建物があり、海側三方を囲むようにしてプールが配置されています。

    その建物の扉を開けるとリビングルームがあり、海側はすべてガラス張りで、ガラス戸を開けるとプールに直接入れます。部屋の隅には冷えたシャンパンが小さな丸テーブルに置かれており、海を見渡す感じで大きなソファにたくさんのクッション、ゆうに三人はベッドとしてそこに寝られる広さです。

    リビングの奥はウォークインクローゼットとキッチン。キッチンには家庭にあるような大きな冷蔵庫が置かれ、そのさらに奥にはWシンクの化粧台、その奥がシャワーとトイレ、ガラス戸を開けると屋外のジャクージバスが見えます。

    キッチンの反対側の扉を開けると、ちょうどプールに出っ張って浮かぶように寝室が配され、三方が大きなガラスで囲まれ、ベッドがまるでプールに浮かんでいるように工夫されています。寝室からもプールに入れます。

    このヴィラで良かったものはオーディオ設備で、リビング以外にも寝室、それから洗面所にも独立したスピーカーがあり、切替も出来ます。持ちこんだCDの音楽はどこに居ても聴けますし、広いリビングにはボーズのサラウンドシステムがあり、迫力ある音がDVDを観る時にも効果抜群です。

    照明器具も非常に多く、それぞれが調光できるようになっているので、自分好みの環境作りができます。プールも夜には底からライトアップできます。

    このホテルは確かに料金は高いけれどもけっこう満足度も高く、快適に過ごせます。ただ、ルームサービスの際に32%のサービスチャージが付くのはチェックアウトの時に少しびっくりしましたが、税金とは違ってホテルに裁量があるので仕方がないといえば仕方ないですが、それであればルームサービスメニュー価格に最初からある程度上乗せした金額を提示しておいて、通常レストランで食事する時と同じサービスチャージ10%で統一すれば、それはそれで納得すると思いました。

    ロビー棟には電気自動車で行き、その横にあるメインレストランは、池の水もしくはプールの中に設置されたような不思議な空間で広々としており、スタッフもゲストの数のわりにたくさんいてけっこう洗練されています。

    バーもあり、食事の味も悪くありません。
    朝食は別のレストランで取ることになっており、私が泊まったヴィラからは徒歩で二分くらいの別の棟の一番下にあり、上階はライブラリー、最上階は蓮池がきれいなところです。こちらも満足度は高く、メニューで選んだものはすべて美味しかったです。

    このホテルは特にヨーロッパからのゲストが多いそうで、日本人はあまり泊まっていません。ヴィラ好きの方にはお勧めできるホテルです。


    「アヤラ・カマラ」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2011年1月24日〜26日
    宿泊代 2泊のスペシャルパッケージ。46,200バーツ。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    二軒目に選んだヴィラタイプのホテル、アヤラ・カマラは、プーケットのほぼ中央の西側に位置しており、最大の繁華街であるバトンビーチにも車で二十分程度(五百バーツ)で行ける距離の高台にあります。

    ここも最低2泊以上のスペシャルパッケージで予約し、グランドヴィラオーシャンビュー、プール付きで、朝食2回、ディナー1回、ランチ1回、それにスパが120分付いて、46,200バーツ(124,200円)。
    先に泊まったスリ・パンワの約半分の料金です。

    ここもホテル入口には踏み切りのような棒があり、ガードも居るけれどもホテル全体が住宅地のような雰囲気がします。自然もスリ・パンワでは山の木々がほとんどそのまま残されていて朝夕は鳥の鳴き声が聞ける環境でしたが、こちらは木が少なく感じました。

    各ヴィラの敷地は中で二つの建物に分かれていて、一軒のヴィラスペースはそんなに大きくなく、リビングキッチン棟と寝室クローゼット棟が人工芝のサンデッキのようなスペースで繋がっています。天然の芝生でないのがちょっといただけないという感じですが、ここもプールは広く、真正面に海が見えるロケーションです。

    ホテル全体にスタッフは少なく、レストランもシンプルかつ一般的な内装で、スタッフの対応も少し満足のいくものではなかったのですが、ランチで食べたタイ料理は非常においしかったです。バーはありません。

    このホテルのヴィラでひとつ理解できないものは、トイレの場所。寝室棟のクローゼット及びバスルームに出入りする入口のすぐ脇にガラスの扉のトイレがあり、何で出入りする入口にわざわざガラス張り扉で中が見えるようになってるのか? 先に泊まったホテルでもトイレに扉はなかったものの、バスルームの一番奥のシャワー室の隣なので気にはならないものですが…。

    リビングはソファのすぐ前に薄型テレビが置いてあり、そんなに広くはありません。ただ、大型冷蔵庫がそれぞれリビングとベッドルームにあるのは便利。テレビの他にDVDもあるので設備としては申し分ないけれども、何か旅で感じる非日常感に少し欠けるような、そんな感じのするホテルでした。

    パッケージに付いた120分のスパは、滞在中5ケ所,5回も体験したマッサージのどこよりもうまかったです。しかし、こればかりは担当する人による差異があるので参考にはならないかもしれません。

    パトンビーチでの60分300バーツのマッサージとか、ショッピングセンター内の60分360バーツのフェイシャルケアは、それなりに気持ち良く、タイの街中でのコストパフォーマンスには驚くばかりです。

    滞在中にパトンビーチでの下町の喧騒も味わい、少し離れた場所でのんびりするというプランには良いホテルかもしれません。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.85 掲載記事より抜粋。



    船旅&ホテルクルーズ
    @エーゲ海


    ソフィテル・アテネ・エアポート
    アクアマリン号
    ミルハウス・スイート
    ホテル・キリニ
    グランド・ブルターニュ


    吉田博一
    ●神戸市在住。相続コンサルタント、税理士。
    相続コンサルタント、税理士。高校時代、一人でリュックサックを背負い、四国一周無銭旅行を敢行し、地元の人たちの親切に支えられて成功したことがキッカケで僕の旅人生が始まりました。



    ギリシャ神話の舞台となったエーゲ海の島々。
    いつかは行ってみたいと思いつつ、いつも後回しになっていた旅がいよいよ実現することになった。

    きっかけは、ふと何気なく眺めていたカレンダーの写真。真っ白な壁に空の青さと同じ色をした扉の家々が断崖の上に段々畑のように肩を並べて建っていた。 よし!今年こそ行くぞと決め、サントリーニ島を目指す旅の計画を開始した。


    「ソフィテル・アテネ・エアポート」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2010年9月9日〜10日
    宿泊代 210ユーロ(税サ込み。以下同様)。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    午前11時に大阪からエールフランス直行便でパリに飛び、比較的乗り継ぎの良い便があったが、それでもアテネに到着したのは夜十時過ぎである。

    こんな時に便利なのが空港近くのホテルだ。アテネの国際空港には、空港の横断歩道を渡ってすぐ目の前にソフィテル・アテネ・エアポートがある。

    予約したのはデラックスツインルーム。シンプルで広さもあり、清潔感漂う部屋は、飛行機の長旅を癒すには最適だと感じた。


    「アクアマリン号」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2010年9月10日〜12日
    宿泊代 3泊4日のスイートキャビンで540ユーロ(食事代込み)。
    予約法  ベストクルーズ社より予約。



    朝10時にピレウス港を出港するエーゲ海クルーズ「アクアマリン号」に定刻乗船した。まずは他の船の乗客も含めてごった返す乗り場で人の多さに驚いた。エーゲ海クルーズはやはりヨーロッパ人にも人気なのか。

    3泊4日、全食事代付きで540ユーロのスイートキャビンの値段は、以前、神戸港からのワンナイトクルーズで泊まった「飛鳥II」のバルコニー付きステイトキャビン一泊分だったので、コストパフォーマンスが高いと感じ、最上階にたった一室のこの部屋に迷いもなく決めた。予約は日本のクルーズ船専門エイジェントのベストクルーズ社を通じてした。

    部屋は入ってすぐダブルベッドが置かれたベッドルームとその横の扉の向こうに長いソファとテーブルが設置されたリビングルームの二間続きになっている。ユニットバストイレ付で部屋の広さは申し分ないが、残念なことにバルコニーが付いていない。

    全体に少し古い感じがし、船の大きさ豪華さにおいて飛鳥に勝る要素はないが、プールも広く3泊のエーゲ海クルーズであればこの船で充分だという気もする。

    アクアマリン号の客層は、やはり大半はリタイアー後の夫婦が最も多かったが、4日間のクルーズだったので、小さな子供を連れた家族連れや若い女性のグループもけっこう見かけた。

    海外どこへ行っても多いのがアメリカ人だが、やはりダントツに多かった。日本人の新婚カップルも2組乗船していた。日本人スタッフも常時乗船で、寄港地のオプションのツアーも言葉がわからなくても心配ない。他の日本人に聞くと、低層階の部屋はかなり狭いそうだ。

    船内の食事はバイキング形式のレストランと、決められたメニューから各自がそれぞれオーダーするレストランの二ヶ所がメインで、その他プールサイド及びメインバーでも軽食程度なら可能だ。食事の種類は豊富で美味しかった。


    「ミルハウス・スイート」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2010年9月12日〜14日
    宿泊代 460ユーロ(1泊朝食付き)。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    ミコノス島、パトモス島、トルコのクシャダス、そして、最後にクレタ島に寄航した後、三日目の夕方に旅の目的地サントリーニ島に上陸した。

    この島で途中下船する人たちがけっこうたくさんいたということは、この島の人気を表していると思う。ちなみに途中下船してもアテネに戻る行程の料金の差額返金は受けられない。

    最初に二泊したホテルは、この島のほぼ中央に位置する町フィラから北に海岸沿いに一キロほど行った海沿いの斜面に建っているミルハウス・スイート

    インターネットで見た、まったく名前も知らないこじんまりとしたこのホテルのロケーションと101号室のスイートルームに魅せられた。

    広々としたリビングルームと洞窟をイメージした部屋。寝室とリビングは開口した大きなアーチ型の空間でつながっている。

    部屋の外にジャクージがあり、その前には一段高くなった場所に部屋専用のテーブルとパラソルがセットされていて、そこから絶景の海と夕日が真正面に眺められる。部屋にはバスタブはなくてシャワーのみ。

    サントリーニ島の自動車道路は、この島が断崖絶壁の形状であるため一番高い所にあり、各ホテルには長い階段を下って行かなければならない。

    長い階段とはいっても歩く分にはちょうどいいくらいだが、荷物を担いでとなると大変だ。そのせいか、ホテルのスタッフは皆体格が良く屈強な体つきをしている。楽々とスーツケース二つを担いで降りる。

    このホテルにはレストランがないが、朝食は部屋まで運んでくれるし、プールサイドバーでは簡単な軽食が取れるし、ホテルの近くにはお洒落なレストランがたくさんあるのでマイナス要因にはならない。

    何よりも夕日を眺めるロケーションの良さとコストパフォーマンスが良いホテルなのでぜひ友達に薦めたいホテルのひとつである。


    「ホテル・キリニ」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2010年9月14日〜15日
    宿泊代 835ユーロ(1泊朝食付き)。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    サントリーニ島にはもう一ヶ所、夕日のスポットとして有名な村イアがある。
    三日月形をしたこの島の先端に位置するこの村には高級ホテルが多く集まっている。

    この島の最後の一泊は、ヨーロッパを旅する時はよく使うルレエシャトーの加盟ホテルキリニを選んだ。最後までどちらにしようかと迷ったホテルペリヴォラスの一軒隣の斜面に位置する。

    サントリーニ島の高級ホテルはすべて断崖絶壁の斜面に段々畑のように広がっているが、それぞれのホテルの境界がはっきりしない。建物の色で境界が分かれる仕組みだ。従ってアジアの高級ホテルのように隔離された広い空間が約束されている訳ではなく、まさにみんなの自然をみんなで共有している感覚である。

    ウェットジュニアスイートルームに泊まったが、ミルハウスに比べると専用スペースも部屋の広さも半分程度であるのに宿泊料金は約二倍する。

    さすがに部屋に備え付けのアメニティはエルメスであったり、フロントはおじさん一人がベルを鳴らせば出てくるミルハウスとは違うし、全体に宿泊客のレベルも違うような気もする。チェックインして部屋に案内されると冷たく冷えたウェルカムワインも部屋にあった。

    いつもは大満足のルレエシャトーだが、今回は約半分の宿泊費でかなり満足したホテルと比較してしまうので、少し満足度が落ちてしまった。

    レストランでの食事は、プールサイドでキャンドルライトの雰囲気はなかなかいい。ただ、海の眺めは暗くて何も見えず、出てくる料理も色がわかりにくかったりするのが難だが、味の良さにはびっくりした。

    マグロのステーキタルタルソース添えとロブスターのテルミドールは絶品。

    朝食も海風を受けながら爽快な気分になれるのは、景色の素晴らしさに依る所が大きい。


    「グランド・ブルターニュ」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊 2010年9月15日〜16日
    宿泊代 340ユーロ(1泊朝食付き)。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    日本に帰る前にフライトのスケジュールの関係上、アテネにもう一泊した。
    スターウッド系列のグランド・ブルターニュを選んだ。いかにもヨーロッパ的な歴史を感じさせる重厚感のあるホテルである。外観も立派で街の中心にも近く、地下鉄シンタグマ駅からも至近距離にある。

    エントランスを入るとロビーの中心に大きな生け花があり、その奥に品の良いティールームが見えフロントはかなり人が大勢いる。

    部屋はクラシックな内装で、大きめの窓には天井からカーテンが垂れ下がって、部屋全体に落ち着きを与えている。バスルームもバスタブとシャワールームが別々で、使い勝手が良い。

    ただ、街歩きした後、市内のレストランで食事をしてホテルには遅く帰り、次の日はフライトが早くて早朝4時過ぎにチェックアウトしたので、部屋以外の施設を利用できなかったことが少し残念だ。

    エーゲ海の旅を終え、帰る飛行機の中で深い眠りに落ち、夢の世界でエーゲ海の島々の泡から誕生したばかりのヴィーナスに出会った。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。



    「ノルマンディー・バリエール」

    CS満足度 ハート5つ。滞在時間はたった17時間程度なのにずいぶん満喫できた。最後に送り出してくれるスタッフの優しさと笑顔にハートは5つ。必ずリピーターになります。

    宿泊日 2010年5月29日〜30日
    宿泊代 30,000円(直前予約価格。ホット・ブレックファスト代込)。
    予約法  ホテルクラブでのインターネット予約。



    菅野沙織
    ●外資系化粧品会社勤務。仕事で海外出張の折にはたとえ一泊でもプライベート旅行を敢行するのがストレス解消法。趣味は美容と遺跡巡り。本誌にてコラム「世界美容巡り」連載中。



    五月末のパリ出張、今回はパリから近めのリゾートでゆっくりしてから仕事に望もうと、パリから電車で約二時間のノルマンディのドゥーヴィルへ。週末にはパリジャンたちが押し寄せる、そして映画「男と女」の舞台。あの「シャバダバダ、シャバダバダー」というメロディを背景に海辺をたわむれながら走り回る大人のカップルの無邪気なシーンや美しいホテルでのシーン。どれをとっても洗練のきわみ。

    実は私が初めて海外出張としてパリに行ったのが二十二年前、そのとき週末にドゥーヴィルに行ったが、若かった私はノルマンディー・バリエールの美しく華やかな姿を自分とは遠い存在として憧れを持って見つめただけだった。いつかこんなホテルに泊まれるような自分になりたいという思いを抱いて。長い時が過ぎて、ようやくその夢をかなえるときがきた。

    築百年近い由緒あるホテルで、ホテル自体の大きさは創造を絶するが、ノルマンディ特有の建築方法であるコロンバージュが採用され、白壁の上に茶色の木があしらわれている。建物の高さは低めにしてあるので温かみがあふれている。表から見るとおとぎの国の様でもあり、エントランスやレストランはシャトーのように品良く華やか。カジノが隣接しており、ビーチまでは徒歩ほんの数分。エルメスのバッグにも「ドゥーヴィル」というシリーズがあるくらいなので、昔からいかにここが週末のセレブな舞台であったかがうかがわれる。

    さて、まず客を迎えてくれるホテルのスタッフの丁寧でフレンドリーなマナーに心地よいスタート感。有名ホテルには欠けがちなポイントである。部屋は比較的小さめだが壁紙が白地に赤っぽいピンクの柄。限りなくロマンチック、映画の中のベッドシーンで見た壁紙と柄が一緒だ。調度品も基本は赤と白で期待どおりの甘さがある。

    古いホテルの割には水まわりもまったく問題なく、アメニティのひとつとしてエルメスのフレグランス「ナイルの庭」も用意されていた。また、フランスのスパでよく利用されるタオルの四角いミトンのようなボディウォッシュ用のツールも便利でありがたい。

    到着は夜十時近かったのですぐに眠りに落ち、翌朝からホテルの探索に。早めに起きて映画の舞台にもなったレストランで朝食。朝からクレープが用意され、カラフルなマカロンまである。ドレスアップをした宿泊者たちが朝からまるで宴会をしているかのようだ。

    朝一番、スパでソルトのボディスクラブとハーブオイルのマッサージを受け、すっかり時差も解消。約一時間で百ユーロ。十二時のチェックアウトは心配しないでゆっくりしてもよいと気遣いを頂く。ビーチを散歩し、i podで映画のサントラ版で「シャバダバダー」を聞き、風に吹かれてかもめが舞う青空と海を眺めていると、これ以上の幸せはないような気分にもなる。

    ビーチサイドのレストランで生牡蠣とヒラメのムニエル、シードルを頂き幸せも絶好調に。昼過ぎの二時ごろなのにホテルのバーはほぼ満員でおしゃれな宿泊客たちが楽しそうに歓談し、社交界のようだ。私にはバーカウンターの席を用意していただき、またもやしぼりたてシードルをおいしくいただき、チェックアウトした。

    ○次に泊まる方へ

    うれしかったのはミニバーのなかにこの地方の名産であるシードル(りんごサイダー)とカルバドス(りんごからできた強い酒)がアンチーク感とローカル色のあるボトルで用意されていたこと。プレゼンテーションが素敵なのでお土産として購入しました。ドゥーヴィルは日曜日でもブティックが開いてました。

    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.80 掲載記事より抜粋。



    「ハイアットリージェンシー・ワイキキビーチリゾート」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2010年4月13日〜17日
    宿泊代スイートアップグレード特典を利用。事前決済のリミティッドタイムプランで一番安いシティービューを1泊167・40ドルで予約。税金が12・96%加算され、4泊でちょうど7万円位。
    予約法  ハイアットコムより予約。



    有馬俊夫
    ●陸マイラーで、ホテルのポイントやマイレージ・システムを駆使して、いかに上手く使うかを考えるのが楽しみ。妻子あり。



    4月〜5月末迄の期間、ANAに続きJALでも国内線、国際線全線でダブルマイルキャンペーンが発表された。何年か前迄はちょくちょくこういったキャンペーンがあったが、最近ではマイル積算対象運賃でのフライトが全てダブルになるキャンペーンは久しぶりだ。しかも家族プログラムやJALカード会員ボーナスマイルキャンペーンも重なって、条件を満たせば通常の3〜4倍のマイルが積算される。これは行くしかない。

    5日間程度でなるべく遠くに飛んでマイルを貯めたい。たまにはリゾートに行ってみようと、マレーシア、バリ島と迷った挙げ句、結局ハワイに決めた。何度か行っているが、一番気候が良いし何より気分的に楽に行ける。

    ホテルはもちろんハイアットのハイアットリージェンシー・ワイキキビーチリゾートを選択。

    成田発22時、JL072便にてホノルルへ。現地時間9時45分着。往復でわずか15ドルのリムジンバスを利用して11時にホテルに到着。アーリーチェックインをリクエストしていたので追加料金なしですぐに部屋に入れた。

    今回は本年度第1回目のスイートアップグレード特典を利用。事前決済のリミティッドタイムプランで一番安いシティービューを1泊167・40ドルで予約。税金が12・96%加算され、4泊でちょうど7万円位だった。

    アサインされたのはダイヤモンドヘッドタワー31階のオーシャンスイート3159&3160号室。2部屋なの??? 確かにスイートは2部屋だがこれはまさしく1部屋はツイン、あとの1部屋はキングの普通の客室。あれ、リビングルームがない。これはコネクティングルームでしょ。せっかくの海真正面の部屋だけど(4人ならぴったりですが)一人の私が同じような部屋を2室もらってもちっともありがたくない。アップグレード対象のスイートはこのタイプのみとの事なので、ルームチェンジを依頼した。

    まずワンランク上のエバタワー40階のペントハウススイートを拝見。ドアを開けると2部屋分ぐらいありそうなリビングとその半分ぐらいのベッドルーム。改修したばかりで家具も新しいがどう見ても広過ぎて居心地が悪そう。

    次に案内してもらったのは、ダイヤモンドタワー37階のリージェンシークラブ・ダイヤモンドヘッドオーシャンビュー3762号室。部屋に入ると一見、海しか見えないようだが少し窓の方へ近づくとカラカウア通りが見渡せ、その先にはダイヤモンドヘッドが♪ スイートではないが文句なしの眺めに迷わずこの部屋に決定した。

    客室番号末尾59と60は海真正面だが夜は真っ暗になるし、64と65はダイヤモンドヘッド方向だが隣りのワイキキビーチタワーに眺望が遮られる。確かに末尾61?63がベストビューと思われ、とても人気が高いそうだ。

    さて、この建物は八角形のため、ほとんど(両隣も)の部屋は多分変形タイプになるが、この62号室は普通の四角形で少し広め。一番最初にアサインされた部屋は35平米X2室だったが、この部屋は45平米ぐらいありそうに思えた。内装もこちらの方がキレイで好感が持てる。ただ、古いホテルなのでバスルームは狭く、バスタブの横がトイレなのは残念だ。バスアメニティは、NA HOOLA SPAのオリジナルだった。

    ウェルカムドリンクとフルーツがたくさんサービスされた。このホテルではウェルカムアメニティも3?4種類から選べるようだった(GP1000ポイントの選択も可)。 リージェンシークラブは39階にあったが、エレベーターホールには表示がなく、ざわざわしている方向に行くとたどり着いた。海真正面の2部屋をラウンジにしたような感じで、思ったより狭い。カクテルタイムは飲み物以外は軽いおつまみ程度でこれという物はなかった。

    朝食はコンチネンタルでジュースと果物にサーモンとゆで卵があったぐらいで、ハム類やサラダはなし。パンの種類も少なかったので、朝は2回しか行かなかった。日本のクラブラウンジと比べてサービスもおおざっぱな感じで係の人たちもリラックスしている。と言っても無視される訳でもなく、さほど気にはならなかったが。

    ハイアットホテル内にはABCストアが3軒もあり、他のショップやレストランも多くてとても便利。また館内案内の小冊子に割引券が付いたものが置いてあるので何度もそれを使った。

    ただ、私にとって肝心なホテルのプールはとても小さくて、まったく利用しなかった。プールならシェラトン・ワイキキの方がずっと楽しめそうだった。また、シェラトンはダイヤモンドヘッドオーシャンビューの客室が多いので眺望の点でも良いかも。

    さて、ホテル好きな人なら、やはりハレクラニザ・カハラを考えるでしょうということで、レストランだけ行ってきた。

    ハレクラニの「オーキッド」には朝食ブッフェはなく、ランチセットで利用。さすがに他のワイキキのレストランよりも優雅に時が流れている感じがした。

    ザ・カハラの「プルメリアビーチハウス」は朝食ブッフェ(30ドル)で利用。とても静かな本物のリゾートで、ビーチに面したテラスでゆっくり食事が出来る。品数も豊富で、朝食のためだけにわざわざ行く価値あり。

    モアナ・サーフライダーの「ザ・ベランダ」の朝食ブッフェ(28ドル)も行ってみたが、激コミで、鳩が寄って来て料理をさらって行くし、ゆっくり出来ない。でももしブッフェに行かれるならフレンチトーストやパンケーキも忘れずオーダーを。追加料金なしなので。

    今回はアップグレードされたスイートの客室を変更してもらったが、帰国したら、宿泊内容の変更らしきメールが来ていて、アップグレードの権利が戻ってきた。スイートを利用しなかったのだから当然かもしれないが、そんな期待はしてなかったので、この良心的な対応には少し驚いた。結果として、最低料金で予約して、自分の一番気に入った客室にしてもらった事になる。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.80 2010年10月発行号 掲載記事より抜粋。



    「メトロポール・モンテカルロ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2009年10月10日〜11日
    宿泊代 289ユーロ。
    予約法  「HOTEL CLUB」より予約。



    菅野沙織
    ●外資系化粧品会社勤務。仕事で海外出張の折にはたとえ一泊でもプライベート旅行を敢行するのがストレス解消法。趣味は美容と遺跡巡り。本誌にてコラム「世界美容巡り」連載中。



    パリ出張があったため、寒波のパリに到着する前にひと足早い地中海の春を感じようと思い、モナコに立ち寄った。これまではニースに宿泊することが多く、正直何度か行ったもののモナコには魅力を感じたことがなかったが、なぜか昨年夏頃から急に興味を持ち出した。今までモナコに一人で宿泊するには自分はまだ大人の女になりきれていないような気がしていたが、そろそろチャレンジしなくてはという思いがあったのだ。

    モナコには、豪華で格式ある有名ホテルがいくつかあるが、今回私が選んだのは伝統とモダンが融合した老舗ホテルであるメトロポール・モンテカルロ。このホテルにどうしても泊まりたかった理由は、アンティックとモダンをうまくあしらった美術館のような内装、モダンシックながら癒しに満ちたすばらしいクオリティのスパ、そしてホテル内にジョエル・ロブションのレストランがあること。また近くにブティックが一同に介したショッピングセンターがあり、さらに、「レ・テルム・マラン・ド・モンテカルロ」も徒歩の距離にあったこと。イメージもアクセスも最高なのだ。モナコの中心であるグラン・カジノの近くで海までもすぐ。

    成田発深夜便に乗りパリ経由でニース着。ニース空港からはタクシーで移動しモナコのホテルに着いたのは午前十時ごろ。幸いオフシーズンだったため、すぐにチェックインできた。ホテルの長いアプローチはイタリア風。豊かな緑の合間に大理石の壷や置物があり、まさに期待通り。この感じが生理的に好きでたまらない。オレンジ色の光に満ちた瀟洒なカウンターでチェックインをする。

    お部屋のインテリアはフランス風だが配色はモナコ風。品の良い光沢のあるシルクのアイボリーにベルベットの赤を用いて、モナコの国旗のような色使いだ。高級感があり、女性的、気品に満ちて、しかも温かみがある。大人の女…という感じだ。

    バスルームは広く、大理石、オリジナルのアメニティがモダンなパッケージでセンスを感じさせる。バスソルト(塩そのもの)も用意されている。すぐにホテル内にあるスパに夕方六時の予約をいれて外出。

    王宮や水族館などをまわり、軽く遅いランチをしてホテルに戻ると大感激! ホテル内のロブションのレストランから。ケーキ(直径二十センチくらい)が。なんとメッセージつきでプレゼントされていたのだ。感動しながらホテル内のスパに。

    「ESPAメトロポール」は、ホテルに隣接した三つのフロアからなり、トリートメントルームが十室ある。トリートメントの四十五分前には行ってスパの施設を楽しむようにとのことだったので、まずは海水温水プールに。なんとびっくり、一月のまだ寒い時期なのにプールは屋外にあった。外気は寒いが水は温かい。五分くらい浸かったが、さすがにこらえきれずサウナに移動。ドライサウナとスティームの両方があり、リッチそうな男女が数人くつろいでいた。サウナのあとレモン水をいただきながら、リラクシングルームで仮眠。

    トリートメントは、海藻やソルト、オイルを使ったボディマッサージとヘッドマッサージを受けた。一時間程度で百五十ユーロ。ヘッドマッサージはとろけるようにすばらしく、あっという間に眠りにおちた。スパでデトックス効果のある香りのよいバスオイルを二十ユーロで購入。

    部屋にもどるとまたもや感動! ベッドの上にパワーストーンのシトリンがメッセージとともに置かれていた。シトリンの効果は、疲れを癒しエネルギーをチャージ。そのせいか夕食を食べずに気持ちよく寝入ってしまった。

    朝食がまた感動。ロブションのレストランで焼きたてのペーストリーをはじめ、希望の品々を運んできてくれる。ビュッフェと違い落ち着いて食事が楽しめるのは朝から気分がよい。

    朝食後、ホテルのすぐ近くにある「レ・テルム・マラン・ド・モンテカルロ」に出かけた。ここは、世界でも有名な海洋美容を楽しめる施設。今回は海を眺めながら広々とした室内プールで海水浴を楽しむ。ただし料金は、プール&サウナ利用だけでも八十ユーロと高い。美容用アルガンオイルを購入した。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.80 掲載記事より抜粋。



    「ザ・トンサイベイ」

    CS満足度 ハート5つ。吹いている風、空気感が心地良く、ホテルから出たくなくなります。

    宿泊日 2009年8月8日〜11日
    宿泊代 無料宿泊券利用。食事代、スパなどは別途支払い。
    予約法  日本の代理店通しで予約。



    楢本 泉
    ●公務員。少し前にヨガを始めました。早朝、昇る朝日と共に緑の中でやるヨガは、すがすがしくて心も体もスッキリ。旅先でも出来るよう、いろいろなポーズを覚えているところです。



    微笑みの国、タイ。礼儀を重んじる人々は「ワイ」という合掌をして挨拶する。穏やかな物腰、日だまりのような笑顔でもてなしの心をもつ人達…。そんなスタッフに出会い癒されるリゾート、サムイ島のトンサイベイに宿泊した。丘の斜面を利用し、コテージを点在させた広大な敷地に、岩場と木々が迫り、外から隔絶されたプライベートビーチ。ここは「自然をなるべく活かす」をコンセプトにしていて、ホテル内の移動はカートで行う。

    プールは二つ。海の水を汲み上げているものと真水のプールである。ビーチとプールがすぐにつながっているのも開放感がある。

    お部屋は全室シービューのスイートルーム。滞在したコテージスイートはメゾネット式でリビングは一階、ベッドルームは二階となっている。ライブラリーからCD、DVDを借りてきて自由に視聴できる。ウェルカムフルーツと小菓子は毎日、取り替えられる。

    バルコニーにはバスタブをしつらえており、海を見ながら入浴出来る。到着してすぐ同行者が「お風呂に入りたい」と言うと、間もなくスタッフが花をたくさん篭につめてやって来た。バスタブを洗った後、お湯をためながら一輪一輪、花びらが上になるよう配置を考えながら置いていってくださった。その心遣いに私たちは感謝し、生の香気立ち上るフラワーバスを満喫した。

    スパでは二日目にアロマオイルマッサージ、三日目にタイ式のマッサージをお願いした。タイ式は、エステシャンの体を使ったストレッチで、ふだん伸ばさない筋肉を伸ばす。さらにハーバルボールという、ハーブを布にくるんで蒸した物で全身をなでていく。熱さと薬草の香りが相まって身も心もほどけていくよう。エステシャンの方の施術が丁寧で、肩や背中のコリが取れ、うつらうつら眠ってしまった。本当にありがたく、その仕事ぶりに尊敬の念を抱いてしまった。

    このホテルでは数日に一回、各レストランでイベントが行われる。そのお知らせが客室へ手紙で届き、また、ロビーのボード等にも掲示される。

    二日目の夜はバーベキューナイト。とれたてのシーフードやステーキ、シシカバブを目の前でチョイスし焼いてもらう。ソースも種類豊富で迷うほど。少し酸味のあるニンニクソースがお肉に合う。シーフードでは、柔らかいカニとエビが絶品だった。食事中、ギターのアコースティックライブで、波の音と共にカーペンターズの曲を聴いた。

    三日目の夕刻は、支配人主催のカクテルパーティ。ビーチに即席バーカウンターが作られ、お勧めのカクテルやフルーツとワインのパンチ等が並ぶ。スタッフが砂浜にマット、小テーブル、背もたれなどを設置してくれ、宿泊客は思い思いの形でくつろぎ、お酒を楽しむことができる。沖合いには漁船、遠く湾の対岸にはビーチで戯れる人達…。夕暮れの空と海の色が変わっていく様子を、ずっと眺めていた。心地よい風に吹かれ、何も考えずリラックス。本当に贅沢な時間だった。

    帰りに空港までの送迎をお願いしたスタッフが一緒に車を降り、チェックイン手続きまでしてくださった。初めから終わりまで従業員の方々の笑顔や心遣い、温かさに癒され、心の中で手を合わせたくなるような旅だった。

    ○次に泊まる方へ

    朝食は海を望むテラスレストランでいただけます。新鮮なマンゴスチンやランブータンなどのフルーツ、甘みと酸味の濃い手絞りのフレッシュ・オレンジジュース、野菜たっぷりのタイ風焼きそばや汁そばなどがお勧めです。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.76 掲載記事より抜粋。



    ホテルクルーズ
    @ モルディブ


    フォーシーズンズ・アット・ランダーギラーヴァル
    ワン&オンリー・リーティラ


    吉田博一
    ●神戸市在住。相続コンサルタント、税理士。
    相続コンサルタント、税理士。高校時代、一人でリュックサックを背負い、四国一周無銭旅行を敢行し、地元の人たちの親切に支えられて成功したことがキッカケで僕の旅人生が始まりました。



    お目当てのホテルに4・5泊で8日間の日数がかかりました。
    関空からは直行便もなく、トランジットのチャンギ国際空港でもヨーロッパからの乗り継ぎ便に比べて非常に待ち時間が長くなります。最初の宿泊地があるフォーシーズンズ・アット・ランダーギラーヴァルまでマーレの前泊を含めて二十九時間、帰りはワン&オンリー・リーティラからシンガポール滞在を含め二十九時間を要しました。


    「フォーシーズンズ・アット・ランダーギラーヴァル」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2009年3月19日〜22日
    宿泊代 プール付ビーチフロントヴィラ、2泊で3,200ドル。プール付サンセットウォーターヴィラ、1泊1,850ドル。。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    マーレのホテルに前泊。午前11時発の水上飛行機に乗るため、専用ターミナルに朝9時半頃に到着。可愛らしい赤と白の飛行機群と青と黄色の飛行機群がそれぞれ7、8機ずつ水上に待機している。同程度の小さなプロペラ機には乗った事があるが、水上飛行機は初めての体験だ。

    マーレから飛ぶこと約45分でランダーギラーヴァル島に到着する。この飛行機の良さは、低空飛行なのでインド洋に点在する見事な環礁が、まるで青いインクにエメラルドグリーンの液体をスポイトで落としたような美しい海の色のコントラストが間近に見られることだ。

    島に到着すると、フォーシーズンズ・アット・ランダーギラーヴァルの日本人スタッフの理沙子さんという若い女性が出迎えてくれた。彼女は日本のフォーシーズンズに約10年間勤務した後、数カ月前にこの島に赴任してきたそうだ。ホテルジャンキーズクラブの事もよく知っていた。

    彼女の説明でバギーに乗り、島を一周して案内してもらったが、10分程度で一周出来る大きさだ。

    最初に2泊した部屋のタイプはプール付ビーチフロントヴィラ。門を入ると先にプールとヴィラが見え、その横にもう一棟オープンスペースで砂をしきつめたダイニングとリビングスペースがある。

    螺旋階段で昇ると二階には屋根裏部屋のような雰囲気のオープンエアスペースがあり、マットレス仕様のベッドが置いてある。寝っ転がって満天の星空が見えたら最高と思ったが屋根がある。しかし屋根がないと雨が降った時に水浸しになってしまうだろう。

    メイン棟の部屋はプールに向かってガラス戸が全開出来るタイプでベッドは天蓋付きである。ベッドの後ろの部屋がバスルームになっているが、ダブルシンクにバスタブ、シャワールーム、ドレッシングテーブルと配置されて幅が広く、石のタイルを敷きつめた床が裸足の足に気持ち良い。

    プールはけっこう広く、幅2・5メートル、奥行8メートル程度で充分泳げる広さだ。よくあるような露天風呂的なプールではない。その先すぐにビーチにつながる小径があり、そのビーチにもパラソルとビーチマットが用意されており、専有面積の広さが快適さを充足させている。

    この部屋に泊まるときはぜひルームサービスでランチを楽しんで欲しい。冷たい砂の感触がリゾート気分にさせてくれる。

    3日目は部屋をサンセットウォーターヴィラに変えた。この島の水上ヴィラは、島の北の端から桟橋の両サイドに各十五棟くらい並んで建っている。案内された部屋は、その一番奥に位置していた419号室。バギーがなければレストランには少し遠い。

    部屋の内装と間取りはビーチヴィラとまったく同じである。少しバスルームが狭く、海にせり出したプールもお風呂並みの広さである。

    この部屋の売りは何と云ってもサンセットなので、夕暮れ時にはちゃんと部屋に居る方が良い。部屋の料金が一泊税抜きでビーチヴイラより250ドル高いのは、部屋の周りにたくさんの熱帯魚がいることと見事な夕日のせいだと考えられるが、昼は海にもぐり夕方はサンセットクルーズに行って、もう少しカテゴリーの安い部屋に泊まった方がリーズナブルかもしれない。同じ感激は味わえるはずだから…。

    このホテルに限って云えば、プール付好きの僕にとっては水上ヴィラよりビーチフロントの方が良かった。

    このホテルは出来て3年程度らしいが、ちょうど同じ頃開業したランカウイ島のフォーシーズンズ・ランカウイにパブリックスペースの感じが良く似ている。

    前述の日本人スタッフの理沙子さんに聞くと、フォーシーズンズ・アット・ランダーギラーヴァルはフォーシーズンズホテルの中でも一、二に設定料金が高いそうだ。往復の水上飛行機代金が一人4万円チェックアウト時に更に加算される。浄水器でろ過したような海の水に出会うためには、それなりの出費と時間が必要なのかも知れない。


    「ワン&オンリー・リーティラ」

    CS満足度 ハート4つ。

    宿泊日 2009年3月23日〜24日
    宿泊代 1・5泊で2,700ドル。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    もう一軒、旅行雑誌の写真を見て行きたくなったホテルがワン&オンリー・リーティラである。
    いったんマーレに戻り、クルーザーで一時間十分で到着する。フォーシーズンズ・アット・ランダーギラーヴァルは百八十キロ離れているが、こちらは四十キロくらいの距離である。

    泊まったのはプールの付いていないウォーターヴィラだが、設定料金は千百ドル(税抜き)と高い。

    室内はモダンなアジアンテイストで板張りの床、広いベッド、海にせり出したハンモックがあり、波の音がほとんど気にならないほど静かである。

    こちらの水上コテージは、島の四隅に手を広げた形で四棟ずつ点在しており、独立した静寂感がある。また、各四棟単位で専用のバトラーが付き、到着時には温かいお湯で足を洗ってくれる。

    飛行機の出発が深夜なので6時までのレイトチェックアウトの追加料金を出したが、レセプションからは9時過ぎのクルーザー出発時間まで自由に部屋を使ってかまわないというオファーがあり、好感度がアップした。

    このホテルには日本料理とアラビア料理の二つのメインダイニングがあるが、雰囲気も味も日本料理レストラン「タパサケ」に軍配があがる。客もよく知っているのか、日本料理は夜の十時頃まで予約で一杯なのに、アラビア料理はガラガラ状態であった。

    先に泊まったフォーシーズンズではアラビアンレストランの雰囲気も味も良く、いちがいにモルディブでアラビア料理が受け入れられていない訳ではなさそうである。

    ここではナイトフィッシングに参加し、竿を使わない原始的手釣り方法であったが、一人では抱えきれない程の大きな魚をゲットした事が忘れられない思い出である。

    インド洋に浮かぶモルディブの島々に関西からもっと便利なアクセスが出来ればいいなと思いながらこの旅を終えた。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.74 掲載記事より抜粋。



    「ラ・ポスタ・ヴェッキア」(イタリア・ラディスポリ)

    CS満足度 ハート5つ。贅沢な環境の中の静寂な空間、とにかく日々まったく何ものにも邪魔されません。サービスも人も空気のよう。今まで経験したことのない特別な場所でした。

    横山 文
    ●人生でこんなに働くことはないだろうというほど多忙を極め四キロも痩せた冬を乗り越え、改心?したこの頃は毎月ちょろっと海外にいって昨年の鬱憤を晴らす日々です。体重も戻ってきちゃったし、またまじめに働かないと!



    宿泊日 2008年9月14日〜18日
    宿泊代 590ユーロ(一室、税サ・朝食込み)。
    予約法 メールでホテルに直接予約。


    ローマから車で四十分、海に面してひっそりたたずむラ・ポスタ・ヴェッキアに四泊しました。世界のセレブの隠れ家といわれるに相応しく、町の人にすらあまり知られていないこのホテルは、ローマ時代貴族の邸宅の遺跡上に建てられています。元々は隣接する中世の古城の私設郵便局として使用されていましたが、九○年に現在のようなホテルとなりました。ホテルのダイニング、シーザーレストランは、ミシュラン一ツ星です。

    メインストリートから枝分かれする砂利道を、うっそうとする古城の森林を右手に見ながら車に揺られていると木造のゲートに辿り着きます。ドライバーがベルを押し、ゲートが横に開くと目の前には整備された道路がまっすぐ続き、手入れの行き届いた芝生や野菜畑が広がります。車がゆっくり進むと目の前に真っ青な海が開け、右手には質素に、普通に、そしてシメトリックでバランスのよい荘厳なる中世の大邸宅がしっとり佇み、バトラー風男性二名と共に私たちを迎えてくれました。

    私たちはコネクティングルームの海に面した二部屋です。両親の部屋には一か月分の服が入りそうな鏡張りのアンティークのクローゼットと、重々しい彫刻のベッド。

    私のお部屋にはウォークインクローゼットやアンティークの巨大な飾り棚。元々階段の踊り場なのか、ブルガリのアメニティが整うバスルームには壁に消えていく階段があり、一番上の段には彫刻が飾ってあり、お部屋も備品も重厚感と機能性を十分に備えています。窓を開けると波の音が聞こえ、遠くに町並みが見える広々とした天井の高いお部屋は、いつまででもそこにいたくなる場所です。

    そんなゲストの心情を知るホテルのサービスは言葉では尽くせません。客室数わずか十九室、何をするにもサインは不要、お掃除はいつの間にかされています。朝食の間だったり、ちょっと散歩に出たときだったり、全く邪魔をされません。ペットボトルの横にアイスバケツがそっと置かれ、寝るときにはアロマキャンドルがたかれます。

    イタリアならではの乾燥した海風と澄んだ青空にはさまれてシーサイドのテラスで頂く朝食はビュフェ。庭で取れたスイカのジュースや、数種類の生ハム、チーズ、フルーツ等々、卵はメニューから別途オーダーします。庭で取れたハーブを使ったオムレツは絶品。

    シーザーでは三晩ディナーを頂きました。特にお肉や敷地内で育てているお野菜を使ったお料理がとてもおいしく、グラスワインのために開けてくださる赤・白のイタリアワインも絶品。ここで初めて、あ〜今このホテルに八組くらい宿泊しているのだなぁということを知ります。

    宿泊客の年齢層はやや高めでした。頭から足元まで完璧なファッションセンスの品の良いご夫婦のみ。イタリア人のほかはニューヨーク、ロンドンの方が宿泊していましたが、東洋人はほとんど来ないとのこと。

    旅行に行ったらアクティビティーや観光!という方には全く不向きな何もない場所です。永遠に壮大な時間や自然の中で何かを成し遂げた幸福を実感したり、そんなことは全く考えずに世俗から離れて敷地の中の遺跡を見学したり、波の音を聞きながら日向でまどろんだり、スパでリラックスする時間をすごすための場所でした。


    ○次に泊まる方へ

    ちょっとスーパーに行くにも自転車で十五分くらいかかります。母曰く監禁状態ですので、本当に何もしたくない邪魔されたくないという方にお勧めです。ホテルのスパもとても上手なのでお勧めです。ローマまではメルセデスで往復無料送迎してくれますので、一日コンドッティ一帯を制覇するにはちょうど良いです。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.70 掲載記事より抜粋。



    ホテルクルーズ
    @ バリ


    インターコンチネンタル・バリ
    アマヌサ
    フォーシーズンズ・バリ・サヤン
    リッツカールトン・バリ


    古館秀之
    ●元バックパッカー。かつてはエコノミークラスの機内食が、旅行中で一番まともな食事だったという貧乏旅行だったのですが、今回などビジネスクラスに、リゾートホテルのヴィラ…我ながら堕落したものです。ちょっと散財しすぎましたね…。



    「インターコンチネンタル・バリ」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2008年5月19日〜20日
    宿泊代 約22,000円。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    インターコンチネンタル・バリに到着したのは深夜十二時過ぎ、広々としたエントランスホールは人気がなく、闇と静寂に支配されていました。ぼんやりとした灯火が柱や彫刻群を照らして陰影を作り、古代の神殿のようにさえみせています。

    予約したのはシンガラジャ・デュープレックス・スイートです。一階がリビングとなっていて、テーブルにソファーセット、机にバルコニー、椅子だらけで、どこに座っていいのかわからないくらいです。二階はベッドとクローク、バスルームで、こちらは荷物を広げると狭く感じます。インテリアはバリ風で、旅行の気分は十分に味わえます。

    翌朝、エントランスホールに行くと客たちで溢れかえっていて、昨晩の静けさはかけらもありませんでした。

    バリ島の雰囲気は十分に楽しめますが、設備・サービス等は、可もなし不可もなしで、特筆するものはありません。手ごろな値段で泊まれますし、設備もひと通りそろっていますから、ファミリーや友人と来れば、けっこう楽しめそうなホテルです。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.69 掲載記事より抜粋。


    「アマヌサ」

    CS満足度 ハート5つ。

    ランチ日 2008年5月20日。


    ブランチでアマヌサへ。初めてアマンリゾートに足を踏み入れるので、少し緊張します。待っていてくれた日本人女性スタッフが案内してくれました。気持ちの良い風が吹き渡るテラスレストランでは、インド洋を見晴らすことができます。

    注文したのは、グラスワインとミーゴレン。市井で食べるものに比べると、かなり上品な味です。サービスのタイミングも満点で、実に良い時間を過ごしている気分にさせてくれます。

    食事の後、スタッフに案内されてヴィラとプライベートビーチを見せてもらいました。ビーチは車で少し行ったところにあり、ホテル内では見かけなかった宿泊客は、ここで海を見ながら横になっていました。みなさん、ゆったりとした気分で過ごしているようです。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.69 掲載記事より抜粋。


    「フォーシーズンズ・リゾート・バリ・サヤン」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2008年5月20日〜22日
    宿泊代 約260,000円(2泊、食事代含む)。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    子供の頃、探険記や冒険小説が好きだった私は、ジャングルと聞くと、遠い少年の日、密林を切り開いて進む冒険家たちに憧れていたことを思い出します。そのジャングルの中にあるのが、このホテルフォーシーズンズ・リゾート・バリ・サヤンです。

    エントランスより歩き始めると、最初に眼に入ったのは熱帯の木々の深い緑です。本館に渡る橋を進み、ルーフ上の池に浮かぶハスの花を眺め、階段を下りてスタッフに歓迎の笑顔を向けられる、この短い時間だけで「来て良かった」と思わせるつくり、これがこのホテルの計算した演出なのでしょう。スタッフが渡してくれる花束は、真夜中に花開き馥郁たる香りを放つとのことです。

    ヴィラにはバギーで案内されます。玄関にはバリの神々に捧げられた供物が置いてありました。そこより階段を少し下りて蓮池を右手に見ながら扉を開くと、正面の壁がなく、そのままプールに続いているリビングがあります。プールでは、つがいの小鳥たちがパタパタと水浴びをしていて、椰子の木が大きな葉を揺らしていました。

    プールサイドに横になっているとさまざまな動物があいさつに来ます。極彩色の翅を持つ蝶やトンボ、緑色の大きなトカゲ、猫、大きなリス、エメラルド色の殻を持つカタツムリ、夜になるとヤモリが壁面に姿を現し、蓮池で蛙が鳴きだします。歓迎したくない蚊などの害虫が、ほとんど姿を見せなかったのが意外でした。

    朝食はインクルーシブにすると、好きなものを好きなだけルームサービスもしくはレストランでいただけます。インドネシア風お粥も美味しいのですが、メニューにはのっていないインドネシア弁当を注文すると、バリ料理各種を少しずつ盛られたお弁当が運ばれます。一度にいろいろな味を試すことができてお得な感じです。濃厚なフルーツジュースもお勧めでしょう。

    スパヴィラ貸切りでマッサージにも挑戦してみました。ヴィラはやはり蓮池に囲まれています。インディアン・ヘッドマッサージはオープンエアで、バリニーズ・マッサージはヴィラ内で行いました。感想は…木々のざわめきに耳を傾けているうちに、うとうとして二時間が過ぎ去り、気持ち良かったようなという、かすかな記憶しか残っていません。

    滞在中にバリニーズ・ダンスとカクテルパーティがありました。ダンスは有名なバロンダンスも含まれるとのことでしたが、よくわかりませんでした。こういうものを観るときには、前知識があった方が楽しめると思います。カクテルパーティはアユンリバーのそばのプールサイドで行われました。手持ち無沙汰にしていると、スタッフが話しかけてくれます。聞いてみると、やはりGWの間はほぼ日本人客だけのようです。偶然でしょうが、ホテル内で幾組も見かけた日本人客は、パーティにはほぼ参加していませんでした。

    ヴィラに滞在してジャングルの光景と訪れる動物たちを見ているだけで心地よく、予定していたウブドの美術館訪問を取り止めて、本を片手にただゆるゆると過ごしました。出発の朝、密林に降り注ぐ豪雨を眺めながら、この二日間が実に短いと感じていました。

    実に快適に過ごせるので、ホテルから外に出る必要を感じませんでした。アユンテラスでのディナーもお勧めですが、ヴィラでルームサービスを取り、夕闇の中での食事も捨てがたいものがあります。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.69 掲載記事より抜粋。


    「リッツカールトン・バリ」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2008年5月22日〜23日
    宿泊代 約130,000円(食事代含む)。
    予約法  ホテルのウェブサイトより予約。



    リッツカールトン・バリ(現アヤナリゾート&スパ・バリ)ではクリフヴィラに泊まりました。五百平米の広さですが、半分は庭で占められていて、鮮やかな色彩の花々が咲き乱れています。ここの訪問者は様々な鳥たちです。小鳥だけではなく、ゆったりとした羽ばたきで舞い降りてくる大きな鳥や、空は飛べないのかキーウィのような鳥も庭を駆け回っています。鳥類図鑑が欲しくなりますね。

    ヴィラ本体は、リビング、ベッドルーム、クローク、バスルームに分かれています。バスからは水平線が望めますが、逆に外からも見えるのでしょうね。いつの間にかスタッフが、メンテナンスのために庭で働いていましたし。もちろん気になる人はカーテンを下ろすこともできます。

    ホテル全体としては、本館付近と、滞在したヴィラ付近では雰囲気が違います。本館は多くの客がいて、プールサイドは賑やかな様子でした。レストランも団体客で繁盛しています。ヴィラ側はあまり客の姿はなく静かな雰囲気で、プールも貸し切りに近い状態です。

    夕食はインターナショナルのDAVAでいただきました。ホテル内のレストランの中ではやや値段がはるのですが、ほぼ満席です。シェフのオリジナルがメインの料理ですが、定番料理も可能です。思っていたより美味しかったのは、和風ベースなど舌が慣れた味付けだからかもしれません。カクテルは併設のザ・マティーニクラブからで、五十種類もマティーニがあるので、どれを注文するかしばらく迷いました。

    ホテルはちょっと全体的に雑然としているような気がします。本館の部屋に泊まっている場合でも、ヴィラ側のプールを利用すれば、落着いて過ごせそうです。

    フォーシーズンズの後でなければ、もう少し高い評価ができたかもしれません。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.69 掲載記事より抜粋。



    「インディゴ・パール」(プーケット)

    CS満足度 ハート3つ。

    阿久津友紀
    ●本誌にて「ホテルのエステ&スパ」連載中。三度の飯よりスパが好き。今回は母娘泊まり。タイって何回目なのか数えたらもう十回超えてました。一番多い宿泊場所はホアヒンのチバソム。ココはなかなか他が超えられません。次はディスカバリーJAPAN作戦です。



    宿泊日 2007年12月26日〜31日

    年末、飛行機には日本人がいません。ロシア・仏・独の人々ばかり。バンコク=プーケット間の飛行機だけではなく、泊まりたかったホテルもすべて満室だったのはなぜだ!と思っていたら、そういうこと。なんとか予約できたホテルはアナンタラやフォーシーズンズ・サムイなどを作り斬新な建築で名高いビル・ベンスリー氏設計のインディゴ・パール。空港から五分のナイヤン・ビーチ・フロントにあり、一年前に老舗ホテルをリノベーションしてオープン。でもそんなことは微塵も感じさせないおっしゃれーなリゾート。 

    入った瞬間から至るところにあるオブジェが目を引きます。コンセプトは「錫(すず)鉱山」。タイ人オーナーの先祖が錫で財を成したのだそうです。バーカウンターのようなフロントデスク、人の足跡型やボルト・ナットで打ちっぱなしの鉄柱が…。照明の色使いも赤・青とメリハリついて素敵です。

    今回の部屋のカテゴリーはパールベッド。ベッドルームとソファ・テレビがあるエリアとネコ足お風呂とレインシャワーのある広々バスルームとに分かれている六十五平米。どちらにも外にデッキソファあり。部屋の形は六角形…そう、ボルト型(笑)。細かいところにも凝っていて、ボルトとナットで留められたトイレットペーパーに腕のオブジェ。いやあ、楽しい! アメニティは過不足なく、お水は豊富に部屋のあちこちに、ウエルカムフルーツは縦長のワインラックにオレンジが収められ、ジャスミンのアロマが炊かれていました。クローゼットも広々で荷物をがばっと開き、一気に収納。

    しかし、翌朝…臭い。におう。どうやら下水の具合が悪いのです。ホテルに文句を言いましたが、部屋は満室で移動できず…。アロマをずっと炊き続けるということでなんとかよろしく、と言われ、メンテもしてくれたのでこれ以上は言わず、割り切りました。

    特筆すべきはプール。三つのプールがあり、ファミリー用と大人用、三つ目は高台に。どれも風景を考えられたセッティング、もちろん石を効果的に使った錫鉱山のイメージです。

    ビーチ沿いには普通のレストランもいくつかあり、ローカル、観光客いずれも入りやすい雰囲気。でもここに来たからにはホテル内のレストランも制覇です。朝食場所にもなる、TINMINEはブッフェ式レストラン。ナイフ、フォークはナットドライバー風。一番よく通ったブルージンジャーは、池に囲まれタイ建築様式で建てられたタイ料理レストラン。コースも二人で三千円ほどと高くはありません。非常に丁寧な盛り付けで上品で美味。

    その他にもデリ、外の空気を感じられるバーに、地下にあるプールバーなど、どれもひとつひとつ面白いつくりなのです。タイ・ローカルな雰囲気はありませんが、ちょっと変わったホテルに泊まりたいという方にはオススメできます。

    あ、スパももちろん、訪ねました。池と鉄筋にこだわったビビットな赤を利かせたインテリア。でもホテル内だけにタイの街場と比較するとお高い! 技もそれ相応。せっかくのタイなので「スコーカルチャラル・スパ」を予約し、三時間半のシルクフェイシャル&ボディで四千バーツ(約一万四千円)こちらの方が満足度高しでした。
    この次は、ザ・ラチャを目指しますが、前後泊にはまた使おうかなと思える場所でした。

    ○次に泊まる方へ

    とにもかくにもお部屋の日当たりがよくて、ボイラーから遠い部屋を指定することをオススメします。今も密かに建築中なので、新しい建物をチョイスされるのもよいのでは。クッキングクラスなどアクティビティも充実です。すぐ目の前のナイヤンビーチには徒歩五分のところにビーチクラブあり、国立公園に隣接した静かな場所。ビーチバーベキューも味わえます。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.66 掲載記事より抜粋。



    アマンクルーズ
    @ バリ


    アマンダリ
    アマキラ
    アマヌサ


    吉野孝雄
    ●ゴルフ・ジャンキーで妻と共に国内外のゴルフリゾートを巡る日々。ゴルフ三昧の余生を送るため、都心からゴルフ場へのアクセスが便利な千葉県の郊外へ移住。本誌にてコラム「私が好きなゴルフリゾート」を連載中。



    ホテル・ジャンキーズ・クラブの「いつか行ってみたいホテル」アンケートにいつも書いていたのがアマンリゾーツ。しかし観光、買い物、エステに関心が薄く、蒸し暑い所は嫌いという妻を説得できず諦めていたところにお誘いのチャンスが転がりこみ、妻の合意を取りつけ、バリ島のアマン三軒、各一泊のショート・クルーズに出かけて来ました。以下、熟年夫婦のアマン・デビュー探訪記です。


    「アマンダリ」

    CS満足度 ハート3つ。

    宿泊日 2006年11月27日〜28日


    ガルーダ・インドネシア航空で七時間、デンパサール空港に午後五時三十分に到着しました。出迎えの車でウブドゥのアマンダリを目指します。

    一車線道路を走るおびただしいバイクを次々と追い抜くスリル満点のドライブで一時間強、ホテルに到着です。人里離れた小高い丘の上に建つ瀟洒なヴィラを想像していましたが、民家の並ぶ通りから細い道を曲がってすぐの所にありました。

    高級感漂うロビーを通り抜け、ヴィラに案内されて室内でチェックインです。四十畳ほどある広い部屋にキングサイズのベッド、丸テーブル、長椅子など重厚な家具、間仕切りの奥に使いやすいダブルシンク、バスタブはさらに先の戸外に星空を見ながらの入浴です。部屋の横にあるプライベートプールとパレ。ゴージャスな気持ちにさせてくれます。

    レストランはきれいにライトアップされたプールの前に設けられ、バリの音楽が流れる中での夕食でした。マッシュルームのスープとイカスミのリゾット、きのことチーズのグリルにビーフ・フィレステーキ。どれもおいしく満足しました。

    部屋に戻り、ベッドに入ると妻が天井のヤモリを見つけ、降りてこないよう祈りながら就寝です。

    翌朝はフルーツサラダにジャワコーヒーの軽食の後、バリ野鳥公園を見物に行き、珍しい鳥たちに出会いました。

    公園からの帰り、運転手からアマンキラに行く途中、絶景のキンタマーニでランチをとすすめられ、十二時半にアマンダリを出発しました。

    宿泊後の感想は、部屋が広すぎてまとまりに欠けていたように思います。テラスに面した側しか明かりが取れず、薄暗い部屋になってしまいました。

    また、レストランで出会ったゲスト四組のうち三組が日本人だったのは少々残念でした。


    「アマンキラ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2006年11月28日〜29日


    アマンダリを出発して一時間、キンタマーニにあるインドネシア料理のビュッフェ・レストランに到着。山と湖、そして谷間に高原が広がり素晴らしい景色でした。食事も炒飯に焼きそば、焼き鳥に春巻などで、ここでもおいしくいただきました。食事の後、再び一時間のドライブで三時半、アマンキラに到着しました。

    エントランスでスタッフの歓迎を受け、階段を上ると目の前に本物の絶景がありました。正面の海とプールと石段とが絶妙のバランスで美しさを強調しています。心が和む光景でした。

    レストラン、ライブラリー、ビーチクラブなどの説明を受け、ヴィラに案内されました。ヴィラへの通路も直線の美を生かしたデザインと材質とで高級感を生んでいます。

    門を入った右側の壁面にブーゲンビリヤが咲き乱れ、その下にプライベートプールがありました。部屋は中央に天蓋つきのキングサイズベッド、机とテーブルが巧みに配置され、落ち着いた雰囲気を作っています。奥のバスルームもゆとりがあり、使いやすいレイアウトでした。

    軽装に着替えてライブラリーへ。ホテル関連の本を読んでいると、アフタヌーンティーのサービス。紅茶とお菓子がでてきました。西洋人の女性達の会話が心地よく聞こえ、快適なひとときをすごしました。

    ライトアップされた景色でのディナーを楽しみにしていましたが、部屋を出る矢先に激しい雨。諦めてルームサービスに。コーンスープにビーフバーガー、ロブスターのグリルをオーダー。スープはイメージと違いましたが、バーガーは絶品。大きなロブスターも完食でした。

    翌日は今回の目的のひとつ、ワールド・ゴルフリゾートに選ばれているニルワナ・バリ・ゴルフ・クラブでのプレイです。ジュースにハムエッグという定番の朝食後、九時に出発しました。


    「アマヌサ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2006年11月29日〜30日


    この日はバリの大きな祭日です。クタ、レギャンを通ってゴルフ場ですが、商店は全部休みでした。コースには十一時に着き、十一時二十分にプレイをスタート。楽しみにしていたコースでしたが、コース内にクリークをいくつも造るいじわるな設計で、不満一杯のラウンドになりました。二時に終わり、アマヌサに迎えの車を依頼してからレストランで昼食。注文したクラブサンドイッチがこれまたおいしく、今回の旅の食事はどこでも当たりでした。

    アマヌサに到着したのは四時。GMのモンティ・ブラウン氏がわざわざ出迎えてくれました。大きく広々としたロビー、階段を降りるとメインプールがあり、リゾートの開放感を広げてくれます。

    ヴィラは右手の奥、8号棟です。玄関を開けると中央左側にレースで飾られた天蓋つきの大きなダブルベッド、右手に長椅子とテーブル、そしてテレビがありました。左手奥にクローゼット、シンク、バスタブなど、やはり使いやすいスペースです。

    テラスには大きめのパレと石段の下のプライベートプールが非日常の空間を作り出しています。早速、プールでひと泳ぎし、リラックスしてテレビでNHK衛星放送を見ているうちに夕食の時間になりました。

    今夜のディナーはイタリアンの「ザ・レストラン」です。予約した八時に行くとプールサイドにテーブルが用意されており、バリ音楽の生演奏の中での食事です。妻はアンティパストとシーフード・リゾット。私は塩味の野菜のボイルとボンゴレ。ゆでた野菜は本当に美味でした。

    食事中に日本担当のチーフマネージャー、ディヴィッド・ナカノさんがご挨拶に来られ、食後にシェフにもご挨拶いただき恐縮しきりの夜でした。

     デザートも終わり、ヴィラに戻ってふとプールを見ると、一面にブーゲンビリヤの花が…。花のプールの歓迎に素直に感動しました。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.59 2006年12月発行号 掲載記事より抜粋。



    ホテルクルーズ
    @ マウイ島


    カパルア・ヴィラ
    グランド・ワイレア・リゾート&スパ


    「カパルア・ヴィラ」

    CS満足度 ハート5つ。

    有馬俊夫
    ● 千葉県在住。JALのマイレージを使って家族四人でマウイ島に行ってきました。二年前にこの夏休みのハワイ行きを計画。効率的にマイルを貯める方法を実践して首尾よく家族四人分の特典航空券を手にすることができました。 また、最近はANAカードにも入会。Edyを使って税金や公共料金の支払いをしてマイルを貯める「陸マイラー」の研究に勤しむ毎日です。



    宿泊日 2006年8月9日〜14日


    久々のハワイ、そして今回は十日間とゆっくりできます。カフルイ空港に到着後、レンタカーを利用して一時間半弱で最初の滞在先、カパルア・ヴィラへ。

    客室のカテゴリーはビュー(眺め)により、フェアウェイ・ビュー、オーシャン・ビュー、オーシャン・フロント・ビューとあり、2ベッドルームの場合、一泊につきフェアウェイ・ビューからオーシャンビューが百二十ドル、オーシャンビューからオーシャンフロント・ビューで百ドルの差があります。さらにそれぞれ百ドルの追加でデラックス・タイプもあります。

    ここの場合、一つの建物に五〜六軒が入っていて、それぞれにオーナーさんがいるそうです。私たちはフェアウェイ・ビューを予約し、ゴルフ・ヴィラのユニットナンバーが26P6号になりました。

    チェックイン後、部屋への案内はなく、自分のレンタカーで指定されたユニットまで行きました。そこは海が見えないカテゴリーで、しかも一番下の階だったのですが、カパルアベイ・コースのグリーン越しに海も見えます。本当に素晴らしい眺めで、これだけでも来た甲斐がありました。

    内装も予想以上にきれいで、ウォークイン・クローゼット付きのベッドルームが二つに、広いリビングとダイニング。CDプレイヤーも二台。必要なものが何でもそろっているキッチン。レセプションセンターの前で買い物をして自炊もできました。

    コンドミニアムなのでサービスはあまり期待していませんでしたが、ホテル同様、毎日のメイドサービスの他、夕方のターンダウンまであり、水も毎日人数分置いていってくれますし、まったく不便はありません。ビーチタオルもちゃんと用意されています。しかも電話代がすべてフリー。日本へかけても無料なので、利用する際には確認してくださいね。

    難があるとすると、バスルームとシャワーの水圧が低く、お湯の温度も定まりにくいことでしょうか。その点はバスルームを優先される方には不向きかもしれません。でも、そんなことも許せてしまうほど気に入りました。

    リゾート内にはいくつかレストランがありますし、お隣のリッツカールトン・カパルアベイのレストランもIDカードを見せると部屋づけにできるのが便利です。もちろんリッツカールトンのプールもホテル宿泊者と同様に無料で利用できますので、シャトルを呼ぶか、レンタカーで行ってもOKです。コンドミニアムに泊まりながらホテルのサービスも受けられるのはいい気分です。

    しかし、残念だったのは、もう一軒のホテル、カパルア・ベイ・ホテルがなぜか今年の四月で廃業していたことです。カパルア・ビーチとベイ・ホテルのプールを行き来して遊びたかったのに残念でした。

    カパルアは多少雨が多いとのことでしたが、毎日晴天に恵まれ、美しいカパルアビーチやカハナビーチ、そして何よりも壮大な景観に心が和みました。カアナパリやラハイナにも車で十?二十分程度で行けますのでレンタカーは必需品です。楽しみは盛りだくさんなので、ゴルフをしない人でも最低五泊は必要だと思いました。

    ○次に泊まる方へ

    ヴィラの内装はオーナーさんによってそれぞれ異なるそうなので、一定の基準で統一してあるデラックス・タイプを選んだ方が無難です。

    今後はこのタイプを増やしていくそうですが、現状ではまだ数が少ないので、混みあう時期は早めの予約が必要です。私は一月初めでギリギリ希望通りの予約が取れました。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.59 2006年12月発行号掲載記事より抜粋。



    「グランド・ワイレア・リゾート&スパ」

    CS満足度 ハート3つ。

    有馬俊夫
    ● 千葉県在住。JALのマイレージを使って家族四人でマウイ島に行ってきました。二年前にこの夏休みのハワイ行きを計画。効率的にマイルを貯める方法を実践して首尾よく家族四人分の特典航空券を手にすることができました。 また、最近はANAカードにも入会。Edyを使って税金や公共料金の支払いをしてマイルを貯める「陸マイラー」の研究に勤しむ毎日です。



    宿泊日 2006年8月14日〜17日


    カパルアから、車でゆっくり走って一時間ちょっとでワイレアに到着。次はグランド・ワイレア・リゾート&スパに三泊です。

    部屋は、チャペル・ウィングのデラックス・ガーデン・ビューの1032号室。この下にワンフロアあるので二階になりますが、その上の階になるとオーシャンビューのカテゴリーになるようです。

    眺めは庭越しに海も見えてまあまあですが、室内はやや古びた感じでトーンダウン。カパルアと比べてしまうからでしょうが、子供たちも部屋が狭くてがっかりしていました。

    部屋にはタオル地のスリッパも置いてありませんでしたし、運ばれてきたエキストラベッドはひと昔前の狭いものでした。

    とはいえ、五十六平米の広さがあって、こちらの方はカパルアに比べるとバスルームが使いやすかったです。

    料金は一月に予約して三十%オフで一泊四百七十三ドル。この他にパーキングや税金など別に九十ドルかかりました。広さも収納スペースもこの三倍以上あるカパルア・ヴィラよりもまだ少し高めなので、かなり割高感がありました。

    残念ながら部屋のなかではくつろげそうにないので、気を取り直してプールへ。そもそもこのホテルを選んだのは、プールエリアがおそらくマウイ島でいちばん充実しているのではないかと思ったからでした。

    プールエリアは朝七時からのオープンですが、早く行かないと、日陰のシートがすぐに埋まってしまいます。

    シートの占領を防ぐために、朝七時前に席を確保したり、また、一時間以上不在にすると、タオルや私物は撤去されるというルールになっていますので、バタバタしたくない人はホテル予約時にカバナも一緒に予約した方がいいと思います。

    また、ビーチに面したカサベラも気持ちよさそうでしたが、これもあっという間にソルドアウト(売り切れ)になっていました。

    多彩なプールのまわりに、滝やつり橋、ジャクージなどがあり、特に、皆まとめて吸い込まれてしまうスライダーや水のエレベーターなどが楽しかったです。また、カパルアのリッツカールトンのプールよりも風が穏やかなのも良かったです。

    レストランは和食「金茶」のシーフード・ビュッフェ(刺身、寿司、天ぷらなどが食べ放題)が気に入りました。

    また、ホテルの近くには、「ショップス・アット・ワイレア」があり、買い物には便利ですし、ファミリーで遊ぶにはたしかに最適なホテルだと思いました。

    まあ、ナプアタワーに泊まって、大人専用のハイビスカスプールでくつろげば印象もまた違うでしょうが、お値段の方もこちらは立派です。

    ハワイ全般に言えることですが、物価は相当高いです。お隣のフォーシーズンズ・マウイも見てきましたが、カップルでゆっくりするならこちらの方が良さそうです。


    ○次に泊まる方へ

    フロントには日本人スタッフがいないようなので、コンシエルジュに行くと簡単な日本語のホテル案内がありますし、相談にものってくれました。

    また、ヒルトンと提携関係にあり、九月からHオーナーズのポイントが付くようになったそうなので、会員の方は予約時に他の特典もないか尋ねてみるとよいでしょう。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.59 2006年12月発行号掲載記事より抜粋。



    「アマンウェラ」@スリランカ

    CS満足度 ハート2つ。一見見栄えだけはかなりいけてる、真白でモダンな建築。ところが蓋を開ければ、中身は出来損ないのだらしないリゾートホテルと言っては言い過ぎか?

    田中潤
    ●北海道に赴任中の保険会社営業マン。アマンリゾーツに恋し、アマンを訪れるのを何よりの楽しみに日々地道に暮らしているアマンティスト。



    宿泊日 2005年9月19日〜22日
    宿泊代 予約した「プールスイート」からアップグレードされ、「オーシャンプールスイート」に半額期間中で室料275ドル。



    アマンウェラにはアマンガラとは全くの逆で物凄く期待していた。それもそのはず、アマン初の全室オーシャンビューと全室プライベートプール付き、雑誌で見たプールと水平線との素晴らしき一体感。

    が、しかし、結果はハート2つ。これ以上はないであろう絶好の素晴らしいオーシャンフロントのロケーションなのに…。そこそこに誠実でマメに働くスタッフ全員が、口を揃えて「まだ新しいから」の言い訳の大合唱。これにはさすがに閉口、悲しくなった。

    まずは、満足した点から述べたい。

    その一、広いテラスと水平線を真正面から受けとめられる眺め。テラスには、大きな大きなダブルのデイベッド、テーブルセット、観葉植物コーナーがあり、それでもまだ充分にスペースがあり余る。

    その二、パブリックスペースのレイアウト。フロントデスク、ライブラリー、ギャラリー、ラウンジ、レストランが白を基調にとてもモダンな建築で、しかも全てオーシャンビュー。これらを挟むプールと中庭も勿論オーシャンビュー。つまり手前に中庭の緑、そしてモダンな建築物の白、向こうに大海原のブルー…このコントラストの美しさは計算され尽した物であろう。

    その三、ビーチクラブ。一転、ここだけは黒が基調のおしゃれでこじんまりとしたオーシャンフロントのレストラン。料理も美味しい。

    一方、残念な点。たっくさんある。全部はご紹介できないので以下、抜粋。

    その一、本当にここはアマンなのか、ぶち壊しの数々。ビーチクラブではラジオをBGMにかけている。非日常はどこへ? デリカシーがないと言うべきか。リゾート内にガードマンが何人もいる。また、ビーチでは地元の子供たちが無邪気に遊んでいる。敷地内のビーチから地元の漁師が漁に繰り出す。

    その二、ソフトオープンどころではすまされない未完成の数々。車付けスペースや中庭に、ゲストが歩くためのステップ・舗道がない。「えっ、ここを歩かせるの?」という感じ。そして、圧倒的に植物が足りない。スイートをつなぐ小道、その片側が余りにも無防備に赤茶色の土でむき出し。これではまるで宅地開発造成中だ。ビーチ前の庭の芝生も荒れに荒れている。南国の美しいリゾートの敷地内とはどうしても思えない。

    その三、四日目の早朝、羽蟻の大群がリゾートを襲撃!どこから入るのか、室内もプールもパブリックスペースも全部、虫の死骸で黒ずくめになり、午前中いっぱいスタッフが清掃に追われる始末。何でも大雨の前兆で良くある事だとか。よくある事? こちらはたまった物ではない。

    GMを始めスタッフは、皆口をそろえて「まだ出来たばかりのリゾートだから」と悪びれた風もなく、堂々と同じ言い訳を繰返すが、スイス人客の奥様とラウンジで話に花が咲いた際の彼女の辛らつかつ真実の言葉を捧げたい。

    「およそどの世界においても、出来たばかりだからこそ、パーフェクトが求められる。またその期待に応えなければならない。彼らの言い訳にもならない言い訳は、何もわかっていない証拠だ」。


    ○次に泊まる方へ

    アフタヌーンティーの無料サービスはリクエストしないと出ない。スタッフに「人気も眺めも105号室が最高」と強く勧められ、2日目に移ったが、眺めは最初の110号室の方が断然良かった。105号室の方がパブリックスペースにもぐっと近くなって便利ではあるが。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.54 2006年2月発行号掲載記事より抜粋。



    アマンクルーズ
    @ バリ


    アマヌサ
    アマンダリ
    アマキラ


    上野由紀子
    ●都内に住んでいるのに、都内のホテルを泊まる娘を叱っていたが、そのうち自分が…。今まででよかったホテルは、台北のファーイースタン、上海のリッツカールトン、香港のマンダリン・オリエンタルなど。都内ではリーガロイヤル東京。東京の目ぼしいホテルはほぼ制覇。残るパーク・ハイアットにレディースプランを使って泊まろうと考えており、娘には控えたほうがよいと注意されている。



    「アマヌサ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2002年7月15〜17日


    娘が「ホテルジャンキーズクラブ」のアマンリゾーツに関するクイズで一等だったとかで、バリ島の三軒のアマン各一泊ずつの無料宿泊ご招待でした。仕事が忙しくて休みを取れない娘に代わって、妹が同行者。ホテルとの連絡から滞在スケジュールまで全部娘に任せきりだったのでアマンに泊まれるのは嬉しいけれど、英語ができない私たち二人でやっていけるのか不安を抱えながら出発しました。

    深夜、空港に到着。出迎えの車で一路アマヌサへ。到着したときには夜中にも関わらず六、七人のスタッフが笑顔で迎えてくれました。暗闇のなかに浮かぶロウソクの灯りが幻想的で、溜息が漏れました。担当の方がヴィラ(No.05)に案内をしてくれました。娘の話では一番下のカテゴリーのヴィラだということでしたが、案内されてみるとプール、室内にあるバスルームのほか、シャワールームは室内外ともに設置され客室の広さ、設備の凄さに驚きました。

    その日は天蓋付きのベッドで妹と隣合わせでもグッスリ。翌朝は小鳥のさえずりで目覚め夜中の風景と昼間の違いにびっくり。サンサンと日が差し込む大きな窓の向こうにはプライベートプールが見えて、バスタオルやビーチパラソルの用意が。出発前はプールを利用するつもりはなかったのですが、あまりの気持ちよさそうな様子にプールに入ってみたくなりました。問題は水着を持ってこなかったこと! 私はタンクトップとスパッツで、妹は下着で、プールに飛び込んでしまいました…。娘には何度も水着を持っていくように言われていたのですが言うとおりにしなかったことを少し後悔。でもプールで泳いでいる私たちは見えないようになっていたはずなので、ホッと一安心。

    ひと泳ぎしたあとは、リゾート内の探索をしたり、周辺を散歩したりして、ゆったりとした時間を過ごしました。

    ディナーは、メインプールの周りに配置されたテーブルでイタリアンを楽しみました。メニューを見るときに少し暗そうなそぶりを見せたら、すかさずスタッフがロウソクの灯りをかざしてくれます。細やかな気配りが嬉しかったです。ガイドブックによると、有名シェフが料理教室を開いているというレストランとのこと。さすがに味もよかったです。

    翌日はアマンダリに移動する日。娘が連絡を取り合っていた、エリアマネージャー兼アマヌサのGMガイ・ヘイウッド氏が挨拶に来てくれたので、拙い英語でお礼を伝えました。とてもステキな方でした。

    水着の用意がないにもかかわらずプールで泳いだことがうそのよう。各ヴィラのプライバシーが守られているためでしょう。テラスからの眺めはいいのに、プールであっても人目に触れる心配は皆無。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.34 掲載記事より抜粋。



    「アマンダリ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2002年7月17〜19日


    ホテルの車で移動。途中、シルク工場や銀製品の工場、バリの絵画のお店に寄ってから、アマンダリに到着。お部屋は二階建てのヴィラ(No.20)。一見田舎風の外観ですが、中に入ってその豪華さに驚きました。東京では聞くことのない野犬の遠吠えと鶏の鳴き声がして、昔の日本の田舎を思い出させる場所でした。

    お部屋に案内されたときに、ホテル側からのプレゼントを頂きました。ショッピング用のバスケットと藤の筒に入っているバティック。バティックは娘へのお土産となりました。

    ベッドルームはヴィラの二階で一階はリビング。リビングはとても広く、お昼寝をできるようなベッド(?)がテラスに面した両角にあります。もちろんテラスにもお昼寝用のソファーがありました。読書やおしゃべりをしながら、東京での慌しい生活では過ごすことのできないゆったりとした時間が流れていきます。

    リゾート内にはブティックがあり、そこで自分用のバティックを購入。レストランでディナーをとるときに、妹ともどもさっそく羽織って行きました。レストランはメインプールに面していて、向こう側にはステージがあり、ガムランを演奏していました。その様子がロウソクの灯り同様なんとも幻想的でした。ディナーには、スタッフと相談して日本人に人気があるというバリ料理を選びました。スタッフの気配りは心憎いばかりで、話かけてくるタイミングなど絶妙でした。食事もとても美味しく頂きました。

    レストランでスタッフとお話していると、翌日のブレックファストは、渓谷を見渡せる特設テーブルでお粥を食べられたらいかがですか?と薦められました。五分ほど歩く場所にあり、一日一組しか利用できないそうです。まさに自然と一体になって、朝食をとっている気分でした。

    客室内でアロママッサージをしてもらいました。あまりに気持ちよく眠ってしまったので、終ったときには背中をポンポンと叩かれて起こされてしまいました。

    滞在二日目にはウブドの町なかへ繰り出しましたが、帰ってくると、フロントの脇にかわいらしい女の子が二人、艶やかな民族衣装に身を包んで座っていて、出迎えてくれました。日本人だと分かると、「コンニチハ」と挨拶をしてくれ、あまりにかわいらしかったので、記念撮影をお願いすると、バリ舞踊のポーズをとってにっこり微笑みます。そのしぐさがなんとも愛らしかったです。(娘より:母はそのポーズを家で真似てくれたのですが、なんともおかしかったです)

    アマンダリは素朴でほのぼのとした空気が漂っていいですね。ホテルのショップがおすすめです。予定外の買い物をしてしまいました。数は少ないけどいいものが揃っているので、目の保養にもなりますね。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.34 掲載記事より抜粋。



    「アマンキラ」

    CS満足度 ハート5つ。

    宿泊日 2002年7月19〜20日


    アマンキラではGMの奥様が出迎えてくれました。お部屋はプール付きのヴィラ(No.33)。床は大理石。鏡が多いきらびやかな部屋です。午後からはメインプールの脇でお茶とお菓子のサービスがあると聞き、さっそく行ってみました。宿泊客のみなさんがホテルのスタッフと談笑しながら、お茶を楽しんでいました。

    お茶のあとリゾート内の探索へ。ライブラリーを見学していたら、ホテルスタッフが近寄ってきて飾られている絵画の説明をしてくれました。カメラを持っているのを見つけると「お写真をお撮りしましょうか」と声をかけてくれたので、スタッフと記念撮影をしてもらいました。夕食は、スタッフに薦められたロブスターで最後の夜を締めくくりました。

    翌朝は朝食をヴィラのテラスで頂き、お昼寝ののち、最後にテラスで二人一緒にマッサージを施してもらいました。最後の最後まで夢見心地な気分を味わえました。

    フライトは夜中だったため十九時くらいにチェックアウトをし、空港へ。空港では出迎えてくれたときと同じスタッフが笑顔で待っていてくれました。懐かしい友人に会ったような気分になり、思わずハグをしてしまいました。

    食事が一番おいしかったのがここ。朝食のパンもアツアツで食欲がそそられました。屋外でのマッサ-ジもはじめて体験。少し曇っていたために地平線に沈む夕日が見れなかったのが少し心残り。


    ○次に泊まる方へ

    最初は娘なし個人旅行で行くことに不安があったのですが、行ってよかった!体験してみないとこのよさは分かりません。とにかく行ってみてください。リゾート内の施設をくまなく利用することをお薦めします。


    ○クルーズを終えて

    建物の造り、インテリア…リゾート内のすべてが素晴らしかったです。またスタッフのサービスが素晴らしく、プロフェッショナルだけでなく、人間性があらわれているようでした。旅行に行く前には、娘が持っているガイドブックや雑誌を何冊も読みましたが、実際に体験したアマンリゾーツは言い表せないほど素晴らしかったです。

    旅行から戻って二ヶ月。時々妹に電話をしては、二人で思い出しながらいまだ余韻に浸っています。妹は以前から通っていた英会話教室に熱心に通うようになり、それに加え水泳教室にも行き始め、またアマンを訪れることを心に決めています(もちろん私も!)。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.34 掲載記事より抜粋。



    ホテルクルーズ
    @ バリ島&モヨ島


    バリ ハイアット
    グランドハイアット バリ
    アマンワナ


    田中潤
    ●英会話もパソコンも出来ず、自由になるお金も時間も殆どない、普通の会社員です。四十一歳、家族は妻と二人です。平成八年三月にアマンプロでアマンを初体験して以来、アマンプリアマンキラアマンダリアマヌサアマンジヲ、そして今回のアマンワナと、今ではすっかりアマンの虜になっています。サービス、価格設定など、昨今の良からぬ評判が頭をかすめることも正直時々あります。

    しかしそれでもあの白い制服姿のスタッフに迎えられ、夢のような時を過ごし、丁重に見送られる頃には「次も絶対にアマン」と心に誓ってしまいます。そしてこれから起こるであろう日常のどんなに辛く苦しい出来事も、アマンのためなら我慢出来る、とさえ思えてくるのです。九月にアマンガニ4泊6日を予定。 。



    「バリ ハイアット」

    CS満足度 ハート4つ。フロント、ロビー、ピアノバーと、その先のプール、ガーデン、ビーチの眺め、これらが非常にうまく調和している。

    宿泊日 2004年8月8日〜9日


    予約はハイアットワールドワイドリザベーションセンターで、ルームチャージは、バリハイアットが九十ドル、グランドハイアットバリが百四十五ドル。

    バリニーズと大型ホテル風と品格らしきものがひとつになって、静けさ、落ち着きの中で漂っていた。欧米人ゲストの立ち振る舞いも含めて、いい意味でさめた雰囲気…よく聞くサヌールの誉め言葉はこれを指してのものだったか、と納得した。

    夕食のシーフードグリルのレストラン、朝食のコンチネンタルブレックファーストはとてもお腹が空いていたにもかかわらず、どれをとっても「おいしい」の一言が素直に出てこない。「値段からしてまあこんなものか」と自分を納得させようと努力していることに気づくと、少し寂しい。ちなみに夕食代は二人で約四千円、朝食代は約二千円。

    要するに、九十ドル(税サ込みで約一万二千円)でとても安く、しっかりした雰囲気のあるリゾートに宿泊出来るというお得感はピカイチ。と言っても、せっかくバリまで来て、泊まるのがここだけだとかなり悲しい。つまり他のゴージャスホテルの前泊、あるいは後泊に最適とみた。

    さあ、お次は、いざ、グランドハイアットバリへ!


    「グランドハイアット バリ<」

    CS満足度 ハート1つ。結論から言うと満足なし。

    宿泊日 2004年8月9日〜10日


    実は十年前にもクラブルームに二泊したのだが、その前に泊まったインターコンチネンタル・バリ(ジンバラン)の方がよっぽど部屋もプールも広くきれいだった、というのが当時の感想。

    で、今回はと言うと、期待していなかった分ショックも全くなかったが、やはりだめなものはだめと痛感した。リゾートではなくて総合レジャー施設。「バリ」を感じることがほとんど出来ない。敷地がやたらと広いだけでかえって不便。

    さあ、三泊目以降は真打ち登場、アマンワナだ!


    「アマンワナ」

    CS満足度 ハート4つ半。星空は星ひとつひとつがやけに大きく、白いかたまりに見えるほど。降る様にという表現を通り越して見上げなくとも星の気配を(?)感じてしまうほどきれいだった。

    宿泊日 2004年8月10日〜12日


    予約はいつも通りデルトンリザベーションズ経由。ルームチャージは六百五十ドル、プラス百五十ドルで一日三食二人分が付くシステム。

    スンバワ島のアマンボート専用の桟橋、あまりきれいとは言えないロンボク空港、スンバワ空港、何もないだけの島の風景を通り過ぎて着くとそこだけアマンという空間が存在していた。シャンパン、サンドイッチ、冷製の春巻らしき物が美味。美しい海に専用ボートが我々二人だけの乗船を静かに待っていて、「さあーアマンが始まったぞ!」という感じ。「天国への入口」とは言い過ぎか。

    初日の夜中一時にお腹が空いてレストランへ。当然誰もいないので声をかけると、慌てて三人のスタッフが現れた。アイスコーヒーは何故だかだめで、ホットコーヒーとミックスサンドイッチを注文。とてもおいしかったし、ワガママ言ってしまったなあーという感じが幸福だった。

    食事代は二人で一日百五十ドル(税サ込みで約二万円)と高いから当然だが、レストランの料理はどれもボリュームがありかつとてもおいしかった。朝、昼、夜と前菜、メインディッシュ、デザート、それぞれ二,三種類から一品ずつを選ぶシステム。ゴート(やぎ)チーズスフレが最高! あのレストランでもう一度色々食べたい! 

    スタッフが「スノーケルだけで、潜らなくても亀が見られるよ」とすすめるので、三日目の午前中スノーケリングをした。海がとてもきれいに透き通っており、海面から海中の亀二匹、サメ一匹を目撃できた。今日もあのアマンワナの海を我が物顔でフワフワと漂っているのであろうか。

    我々の場合は、経済的にバリ=スンバワ間はメルパチ航空という手段しかあり得なかったが、お金さえ払えば、プライベートチャーターの水上飛行機で、バリからダイレクトに一時間でアマンワナにたどり着ける。我々の滞在中もお金持ち風の欧米人家族が爆音をとどろかせて離発着しており、せっかくのうたたね、まどろみをたたき起こされた。

    約二ヶ月ほど前にはあのドリカムの吉田美和と中村誠が何とヘリコプターを使ってアマンワナに来ていたらしい。私達は身分違い、お門違いの所にいるのかなあーというこの感じがまた超気分がいい。

    GMやスタッフたちの話によると、これまでにダイアナ妃、ウィリアム王子、スパイス・ガールズ(の誰か)、メグ・ライアン、デニス・クエイド、ジェネシス、ピーター・ガブリエル、ハリポタの原作者J・K・ローリングなどがここを訪れているらしい。

    空港でのアマンスタッフの迎えと見送り、チェックイン手続きのお手伝い等はいつもながら完璧。おまけに最後には流暢な日本語で、「いつもアマングループをご利用いただき、ありがとごぜえます。またのご利用をお待ちしてます」だって…。団体バスツアーの添乗員の挨拶を思い出してしまった。ついにここまできたか。正直複雑な思いだ。

    以下、いくつか残念なこと。

    バスタブがないことは充分承知した上で覚悟もして行ったわけだが、やはりリゾートで一回もお湯にザブンと出来ないのは正直つらかった。

    テント前の海は決してビーチと言えるものではない。つまり砂浜ではない。ごつごつした石がごろごろしている感じ。だから海に入るということはスノーケルセットを装着する、ということになるのでここはビーチリゾートではないのだなと言う印象。

    GMの見送りの際、差し出したその手は全くこちらの手を握ろうとしていない、ただ単に差し出したというだけ。考え過ぎかもしれないが、その気のない握手に思えた。見送りも、我々の船が動き出すと、即、スタッフと桟橋に背を向けてスタスタと歩き出してしまう程度の、まさにそっけないものであった。

    バリで前泊、メルパチ航空のぼろくて小さなプロペラ機でロンボク島乗り継ぎスンバワ島着、そこからアマンスタッフと一緒に車とボートでという長い行程を行くのが難儀で、その上、バスタブがなく、アマンプロの様なハード面の快適さ、さらさらのホワイトサンドビーチも無い。なのに、とっても愛しく、絶対にまた行きたいと思うアマンワナ。

    星空、森、海というまさに大自然(ジャングル)のほんの一部をアマンがお借りしているというこのロケーションが何とも言えず素敵。サンダーバードの基地や007によく出てくる無人島の隠れたスパイ基地のようとでも言えば分かってもらえるだろうか?

    アマンワナに滞在すると、帰りに夜中の飛行機の出発時間まで、バリのアマヌサでショートステイが出来るという楽しみなおまけが付いてくる。もちろん、部屋、プール、レストランなど全部使える。我々は夕方五時から十時半までゆっくりと夕食、プール、そして「バスタブでザブーン」を楽しんだ。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.47 2004年10月発行分掲載記事より抜粋。



    「アレグレ・ビーチ・リゾート&スパ」

    CS満足度 ハート4つ。素朴さが魅力のひとつですが、スタッフの気配りがもう少し利くと、速効でゲストの心を掴めると思います。

    佐藤真由美
    ●好きなホテルチェーンはフォーシーズンズ。一押し旅館は亀の井別荘。海外は秘境系中心ですが、七月にカナダを訪れ、世界三大瀑布を制覇。次なる目標を模索中です。



    宿泊日 2002年6月15日〜18日


    ホテルジャンキーズクラブのクリスマスパーティでGETした宿泊券で、セブ島のアレグレ・ビーチ・リゾートに行って参りました。セブでは、最高位ランクの高級リゾートということで、ちょっと緊張感を持っていたのですが、その期待はいい意味で裏切られました。

    マニラでの乗り継ぎがスムーズに行き、予定より一便早くセブに到着しましたが、空港で待機していた迎えのワゴン車で、待たずにリゾートへ向かうことができました。夕方のラッシュやスコールに遭いながら、二時間弱かかって到着。回りには何もなく、ゲートからかなり奥に建物があります。オープンエアのレセプションでチェックイン、スタッフののんびりした雰囲気に少し拍子抜け。リゾートは、カバナと呼ばれる二部屋一棟のコテージタイプで、海から段々に並んでいるため、カートでの移動は途中までで、後は石段を歩いて部屋まで行きます。部屋のキーは懐中電灯がキーホルダーになっていて、夜は足元を照らすのに使いますが、到着時は雨だったこともあり、薄暗い階段状の道は歩き難かったです。

    お部屋は、広々とした一ベッドルームで(五十二平米)、バスルームも十分な広さがあります。ベランダがエントランスになっていて、カウチで寛げる空間になっていますが、隣のカバナから丸見えでプライベート感はないです。後方のカバナは、木々で視界が遮られて、おそらくオーシャンビューにはならないと思いますが、最前のカバナは、エントランスが庭続きのテラスになっており、見晴らしがよいです。また、一棟の二部屋がコネクティングできるようになっており、ドア部分の防音性が悪いことが難点。隣の部屋の声が耳に入ることがありました。気に入ったのは、ミネラルウォーターがタンクで用意されており、冷水・お湯、それぞれが出るようになっていることで、コーヒーメーカーもミニバーもあります。

    レストランは一箇所のみで、席はオープンエアとエアコンの効いた室内と選べます。メニューにバリエーションはあると思いますが、昼夜同じなので、四、五日が限界といった感じでしょうか。私たちは、ビールとアジアンテイストを中心にオーダーしましたが、ふたりで一回五千円位で、全般的に美味しかったです。到着日のディナー時には、広々とした室内を駆け回る子供がいて閉口しましたが、保護者は外の席で気づいていたのかいないのか、スタッフも注意をしません。到着早々テンションが下がりました。服装も、特に外の席は、ラフな格好で問題ないようでした。手ぬぐいを被った若い日本人もいて少々驚きましたが、それも許されてしまうような感じです。雰囲気はその時の客層で差があるかもしれません。

    アクティビティは数日の滞在なら飽きないメニューが揃っていますが、海がとてもきれいなので、ビーチやプールで過ごすだけでも十分かもしれません。魚が沢山泳いでいて「シュノーケリング」も楽しいです。「闘鶏」は地元の人々の熱気がすごかった。ボートのレンタル一時間六十米ドルは高いと思いつつ「釣り」に出ましたが、全く釣れませんでした(腕の問題?)。

    滞在中一回無料の「サンセットクルーズ」は、日の入りの時間帯、ひたすらボートを走らせるだけで期待はずれ。運が良いとイルカの群れに遭遇することもあるようなのですが…。参加したかった「トレッキング」は時間がなくて断念。

    そして、最高によかったのは、浜辺での「マッサージ」。その技術は特筆する程ではありませんが、波音と潮風とスタッフの素朴さが、都会生活の垢を取り除いてくれて、あまりの心地良さに、すっかり脱力しました。

    マッサージをきっかけに、私はこのリゾートが好きになりました。レストランで子供に目くじら立てたり、雨で歩き難いことにイラついたり、先入観に捕われ、自分の価値観に固執していた心が開放されました。ゲストのありのままを受け入れてくれることがこのリゾートの最大の魅力、着飾る必要もなければ、構える必要もない、芯からリラックスできるリゾートです。滞在中のある日、庭師が取ってくれた椰子の実のジュースとその果肉は最高においしかったです。


    ○次に泊まる方へ

    セブは6月から雨期に入りますが、到着日にはスコールがあっただけで、全般的に好天でしたに恵まれました。今回は空いていましたが、全40室と部屋数の少ないリゾートですので、特に乾期は早めの予約をお勧めします。

    虫に関してですが、夜に蚊が出て、備え付けの蚊取り線香を焚きました。それ以外は、ヤモリなど爬虫類系を少し見かけた程度で、特別問題はないと思いました。

    また、お土産を買いたい方は、時間があれば空港への帰り道に店に寄ってくれますので、ずっとリゾートに篭もっていた方は利用されてもよいかと思います。ホテル内のショップは割高です。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.33 2002年8月発行号掲載記事より抜粋。



    「バンヤンツリー・プーケット」

    CS満足度 ハート4つ。設備はハート5つ、プライベートプールはとにかくすばらしいです。サービスはハート3つ。バギーのお兄さんの笑顔が印象的でした。

    島埜あき子
    ●ホテルジャンキーズクラブに入会して三年目になりました。ホテル熱も冷めることなく、ますます「ホテルがやめられない!」心境ですが、ジュニアの域はなかなか抜けられません。今回のプーケットではタイ風焼きそばの虜になりました。



    宿泊日 2001年9月7日〜11日


    幼馴染みの友達とプーケットに行くことになり、ならばバンヤンツリー・プーケットに行こうと前々から決めていた。「日経トレンディー」のホテルランキングでコストパフォーマンスが良いって書いてあり、もう一つ憧れがあった。夢心地と評判のエステ。

    バンヤンツリー・プーケットはすべてヴィラ形式になっており、ルームカテゴリーは大きく分けてガーデンヴィラ(百七十平米)、ジャクージヴィラ(百七十平米)、プールヴィラ(二百七十平米)、二ベットルームヴィラ(ジャクージとプール付、広さは不明)に分かれるようだ。

    出発一ヶ月にツアー予約をした私たちには第一希望のジャクージヴィラは取れず、プールヴィラとなった。ホテルに到着したとたん素晴らしいインテリアに感激した。湖に浮かんだようなロビーはどこまでも広く怪しい雰囲気さえただよう。日本のホテルとは明らかに違う。到着早々、非日常の世界。ロビーのソファは大きくて座り心地が良く、ここにずっといたいと思った。ウェルカムジュースを飲み、花で作られた腕輪をいただき写真をパチパチと撮る。なぜか、ホテルの人もホテルのカメラで写真を撮ってくれる。これはチェックアウトのときに、一人一人フレームに入れてプレゼントしてくれた。

    プールヴィラについた私は興奮で酸欠状態になる。とにかく広いのだ。三×九メートルの自分専用のプールって本当に広い。そして、その周りには雑誌でよく見た東屋とデッキチェアが二つ。屋内では入ってすぐにエキストラベット。リビングはダブルベットが置いてあり、リビングの大きな扉を開けるとすぐにプールに飛び込める。もちろん、CDも完備。後はトイレにシャワールーム、屋外にバスタブがある。これだけのものが数日間自分たちだけのものになるのかと思うとワクワクしてきた。

    しかし、ヴィラを数日間使用していると欠点もあった。まず、バスタブが使いにくい。非常に大きいがお湯の出が悪く、なかなか貯まらない。寝そべって浸かるのが好きなのだが、頭を置く場所がなく、長時間バスタブに浸っていることができなかった。そして、リゾートの女性三人には難関となるエキストラベット。このエキストラベットが今までに見たことがないほど柔らかいのだ。このベットで寝るならソファーで寝た方がマシです。さらにエキストラベットは入口すぐの部屋に置いてあるのですが、この部屋の乾燥がすごい。朝起きるとノドがカラカラ。体調が悪いと大変なことになりそう。

    ヴィラで一番よかったのは屋外部分。プールは大きいし、夜間照明も完備されていて朝・昼・晩と楽しめます。ただし、東屋は野鳥にとっても格好のお休みどころらしく、ルームサービスの朝食を放っておけばすぐに鳥が群がってきてしまうし、東屋にフンを落とされることもあります。そして、意外によかったのがパブリックのプール。レストランと庭とうまく調和して設計されている。最初は人が食事しているそばで泳ぐなんて勇気なかったけど、迷路のように広いプールに心ウキウキしてしまい子どものように泳ぎました。プールバーは初めての体験。ノンアルコールカクテルは三種類。ぜひ行ってみて欲しい。

    サービスは「人によって差があるなあ」って感じで、八割方はすごく親切。バギーのお兄さんはすぐに顔とヴィラナンバーを覚えてくれて、顔を見れば私達のヴィラに連れていってくれた。大好きなアジアンリゾートがまた一つ増えた。


    ○次に泊まる方へ

    評判高いエステは二回体験した。一回はフェイシャル、もう一回はフェイシャルとボディーの組合せ。二回とも個室だった。特にフェイシャルとボディーの組合せで利用した個室は、二人でボディーエステを受けられ、とても広いし、トイレはもちろん、シャワー、バスタブ、ベットは四人分ある。どこからともなく水音も聞こえ本当に癒される。そして肝心な技術なのですが、特別良いとは思わなかった。ぐっすり寝るほど気持ちよかったけど。しかし、あの雰囲気でエステをできる機会はなかなかないと思いますので、一度は体験することをお勧めします。

    アフタヌーンティーはすごいボリューム。おやつというより食事。一人で一セット食べると夕飯が食べられなくなります。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.30 2002年2月発行号掲載記事より抜粋。



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