LRESTAURANT

ホテル情報誌「ホテルジャンキーズ」記事より抜粋


「食べる」ホテル日記


「テキトーにご飯を食べる」ということが好きじゃない
食いしん坊の島埜あき子さんによる
食べるホテルレポート。


しまの・あきこ
●四十代会社員。音楽を聴くと昔を思い出すことがあるようにレストランでの領収証を見ると「あのときはあんな状況であの人と食事したなぁ」と思い出すことが多いです。それが楽しくて領収証がなかなか捨てられません。



■平成23年10月29日
山の上ホテル
シェヌー


私のプランだと久しぶりにシェヌーのボリュームあるランチを食べるはずだった。他のメニューにチャレンジしたいがきっとまたパスタを食べるのかなと思っていた。しかし、病院がなかなか終わらないのだ。急いでシェヌーに向かうも、到着したときにはランチ終了の三時から六分を経過していた。恐る恐るシェヌーの入り口を見ると、看板が出ている。やった、まだシェヌーのランチ、やっているんだ。

中に入るといつもと違う雰囲気を感じる。お客さんの姿は見えないし、テーブルクロスを掛けている。思わずスタッフに「もう終わりですか?」と聞いてしまったほど。理由は席についてメニューを開いてわかった。ランチは既に終了で、休憩時間なしに夜の営業に突入していただけ。商売っ気ある、と関心している場合ではない。ランチメニューでは1500円もあれば、サラダや飲み物までついてボリュームいっぱいの食事ができたのに、夜のメニューは単品でそれぐらいする。しかもほとんどがアルコールのつまみメニューで食事ではない。

迷った末に、小さめサイズのマルゲリータ1039円にする。すぐそばの石釜で焼かれるピザは美味しそうだ。

ピザを見てビックリする。ピザは食事のイメージだったが、目の前にあるピザは明らかにアルコールのお供のピザ。今どきのナポリピザではなく、クリスピーなピザなのだ。アルコールに合うおつまみピザか、と妙な感心をして店内を後にした。

ちなみにランチタイムを外した場合は、ヒルトップの「午後のパーラーセット」2100円が飲み物とケーキもついてお得だったのを後でホームページで知った。


■平成23年11月8日
小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
ほり川


仕事で外出中に寄り道し、道に迷い、気が付いたらホテルが目の前にあった。寄り道して、道に迷ったんだから帰社予定時間をオーバーしている。しかし、あまり来る機会がないホテルを前に素通りできずに寄ってしまう。

本当は「トライベックス」に行きたかったがかなりの混雑。聞けば30分待ちという。諦めて行ったことのない「ほり川」に行ってみた。こちらもしばらく待ったが入ることができた。

メニューは1500円ほどの天丼がお手ごろだったが、美味しそうな銀ダラの煮付けとポテトサラダに惹かれ「煮魚御膳」2205円にした。

店内はマダムランチとビジネスランチがほとんど。マダムランチといっても年齢層は60代ぐらい。隣席は嫁の悪口で盛り上がっている。

すぐに鮪の煮付けがきた。お通しのような感覚なのか、これ一品のみすぐに出てきたのは不思議だった。この後の煮魚御膳はなかなか出てこない。

寄り道した自分が悪いのだが、時間がないだけに少しイライラしてしまう。よく見れば、私の魚御膳が廊下に放置されているじゃないか? このお店、お料理を運ぶのは着物を着た女性スタッフに限られているようで、周りにいる黒服は運ばないようだ。

熱々の煮魚が食べたいのにとガックリするが、同時にホテルってそういうところだよな、とも思う。雰囲気を重視するからホテルなんだよね、だからあんまり時間のないときに来ちゃいけないって思うのに、つい来てしまうのだ。

放置されていても煮魚御膳は美味しかった。煮魚はしっかりした味付けで、魚は箸で気をつけて持たなくてはならないほどの柔らかさ。

期待していたポテトサラダはマヨネーズ味が強調されていなくて、和食のポテトサラダって感じだった。

さきほどの「トライベックス」でも、入り口で客と認識されながらも声をかけてもらえなかったり、「ほり川」の放置された料理といい、サービスは残念だったけれど、ひさしぶりに高層ホテルの華やかさに触れられてうれしかった。


■平成23年12月9日
ホテルメトロポリタンエドモント
南国酒家


時間ができたので会社近くのホテルでランチ。今日の気分は中華。できたら、まだ食べたことがないあんかけチャーハンを食べてみたい。そんな心境でホテル地下一階の中華料理店へ。

あれっ、なんか看板が変わっている。確か以前は「四川飯店」だったような気もする。「南国酒家」は名前だけ知っている。原宿の美味しいと評判の中華料理店だ。

中に入るとインテリアは前の店と同じだった。共有エリアは改装したらしく、トイレがキレイになっていたのがうれしかった。「南国酒家」の客層のほとんどがビジネス客。女性一人の私もまったく浮いていない。

ざっとメニューを見ると、あんかけチャーハンはなかった。リクエストすれば作ってくれるだろうが、コストパフォーマンスが悪そう。素直にランチメニューのセットメニューにした。

メインが「海老の炒め物」で他には、サラダ、お肉のシュウマイと海老のシュウマイ、スープ、ご飯、デザートがつく。品数もボリュームもたっぷりで値段が1501円。ホテルランチのお値段としてはかなりお徳に感じる。中国茶も香りよく満足して店を後にした。


■平成24年1月8日
ザ・キャピトルホテル 東急
オリガミ


「お子様ご遠慮願います」的なホテルが好きな私。当然出かけるときは、夫や祖母を駆使して子どもを置いてから出かけるのだが、仕事と異なりホテルランチで出かけるのはどうも評判が悪い。そこで、同じくホテル朝食が好きな子持ち友達に「子どもが寝ている間に家を出て、昼前に家に帰ってくる朝食にしない?」と持ちかけた。子どもの発熱によるドタキャンもお互い様ねと事前に約束。なんて気軽なんだ!

当日は七時四十分過ぎには国会議事堂駅に到着。三連休の中日なので、宿泊客で混雑する前に食べたくて早めに出かけたのだ。キャピトル東急ホテルに来るのは新築後初めて。駅から直結なのね?。ホテルに足を一歩踏み入れると、友引のためか婚礼の衣装持込の方とエレベーターが一緒になりホテルの雰囲気が盛り上がってきた。

目的の「オリガミ」はドーンと開けていた。とってもとってもオープン。ビルの谷間に作られた人工池や庭がよく見える窓際の席に案内してもらえた。

客層も私が望んだ通りチラホラでしかもお子様はいない。どちらかというと、えらい年差のカップル、朝から飲んじゃうカップル、優雅に新聞を読むマダムや紳士、本当に大人の空間だった。

メニューはホームページで予習済み。店の名前がついた「オリガミブレックファースト」3927円で決まり!  普通のアメリカンブレックファーストと異なり卵料理がココットに入ったラタトゥイユと煮込んだもの、オートミール、デザートのフルーツなどがつく。

まずはコーヒー、自家製パン、ジュース。コーヒーはほどよく酸味があるクセのない一般受けする味。ポットサービスなのが嬉しい。自家製パンはクロワッサン、デニッシュなど四種類。エシレのバターがバーンと一塊パッケージのまま供される。思わず必要以上にバターをつけてしまう。ジュースはフレッシュで、本日のほうれん草のジュースにした。リンゴも入っており飲みやすい。友達がいうには「江戸川区の篠崎図書館にあるアルティザンの小松菜ジュースに似ている」とのこと。

楽しみにしていた人生初オートミールは、クセがなくて食べやすかった。ただ、トッピングの小口切りのネギや黒豆が皿から少し乱れていたのが惜しい。私はきな粉トッピングが一番気にいった。ココットに入ったラタトゥイユと卵の料理は発想に感心した。家でもやってみたい。

お料理も美味しかったが、ホテルの朝食で私が求めるものは雰囲気と美味しいコーヒー。その点でオリガミはすごく気に入った。ただ、オリガミブレックファーストは一度食べれば充分で次回は他のメニューにしたい。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.90 2012年2月発行号記事より抜粋。


■平成23年8月16日
庭のホテル東京


夏休みに知り合いとゆっくりランチするために行った。この日は久しぶりの外出で、お腹もものすごく空いている。期待いっぱいでお店に入る。意外だったのは一人客が多い。この店は一人客でも四人掛けテーブルを惜しみなく薦めてくれるところ。私たちは人と離れた席を案内してもらい、ゆったりと過ごす。

オーダーするのは1800円のランチメニューで、メインが肉か魚。この日は肉が「骨付き子羊」、魚の「飛び魚」が売り切れたようで(スタッフは売り切れのことを別の言い方で言っていたが聞き取れない)「アジ」だった。肉の方がボリュームがありそうだが、やはりここは魚料理も見てみたい。肉料理と魚料理をそれぞれオーダーすることにした。

ランチについている野菜ブッフェは相変わらず「その時期の一番のもの」が並んでいる。マスタードリーフ、コリンキーなど本当にいつも驚かされる。普段食べているトウモロコシも茹で加減がいいのか、トウモロコシ自体がいいのかとても甘い。みっともないと思いつつ何回もおかわりしてしまう。トマトが苦手な同行者もトマト以外の野菜に大満足の様子で安心した。小さいスープ、今日はヴィシソワーズだった。

お待ちかねのメイン料理がやってきた。自分の体調のせいなのか、メインの量がやけに少なく感じる。見た目で「足りるだろうか…」とかなり不安になる。アジを焼いたメインは見目麗しい野菜フリットとバルサミコソースが添えられ、味は美味しいがボリュームに欠けた。メインを食べ終わった後、デザートを案内してくれたスタッフに思わず「デザートは野菜ブッフェをもう少し食べてからにします」と言ってしまったほど。イヤな客だったかな、と反省。

デザートは小さなコーヒーブリュレが200円で、他の6種類ほどのものは300円。チーズケーキ、ガトーショコラと美味しそうだったが、珍しい「ぶどうのコンポート、桃のアイス添え」にした。サイズたっぷりのアイスコーヒーとゆったりとしたランチを過ごした。


■平成23年8月27日
山の上ホテル
ヒルトップ


この夏どうしても食べておきたいスイーツがあった。雑誌「Hanako」のホテル特集で一目惚れした「特製かき氷コーヒー風味」1050円だ。この日はかき氷を食べるには涼しい日だった。入店時間は11時5分で厨房からはランチ準備のいい匂いが漂ってくる。一瞬温かいランチメニューにも心惹かれたが、このかき氷は8月31日までの限定なのだ。迷ってはいけない。

氷を削る音を聞きながら3分ほど待って運ばれたきたかき氷はコーヒー色。上には高級ビターチョコの削ったものが散っていた。このチョコはかなりのアクセントだった。チョコチップではなく削ったものが心にくい。この店の粉チーズは市販のものではなく店で削ったものと予想しているが、かき氷にかけるチョコまでもここまで気を使うのかと思うとうれしくなる。コーヒー味の氷を食べ進めると出てくるのはラムレーズンのアイスクリーム。偶然なのか、最高の解け具合。かき氷の上にアイスクリームが乗っていると非常に食べにくいが、アイスクリームが中に入っていると氷と一体となって食べられる。最後に残るコーヒーの液体の味はビター。後味スッキリ大人のかき氷。来年もどころか一年を通して食べたいぐらい美味しいと思った。


■平成23年8月28日
ザ・プリンスパークタワー東京
プリーズヴェール


学生時代の友達と食事。前々から気になっていたオズマガジンのサイトからランチを予約してみようと思い立つ。どんなホテルでも高級レストランでも、ランチは4180円というのがおもしろい。さらに参加店の口コミランキングまであり、利用者にとってはラクチンなシステムなのだ。都内のホテルで一番評価の高かったこちらの店を予約。

33階でエレベーターを降りるとスタッフから予約名を聞かれ、その後はスムーズに席まで案内してもらえる。店内は窓が大きく高層なため東京湾やビル街がパーッと視界に入り、その景色に圧倒される。隣席との間隔も広く会話は全く聞こえない。こんな中で食事できるなんて幸せだなって思った。

食前酒は悩んだ末にスパークリングワイン1300円にした。生ビール1200円を飲みたかったが、雰囲気からするとスパークリングワインの方が合う気がしたからだ。その後、食事メニューの説明。決まっているメニューだが、苦手素材はアレンジしてくれるようだ。

前菜はカニのコロッケのようなもの。とても柔らかいカニコロッケに赤ピーマンのソースが敷いてあるような料理。コロッケの表面のカリっとさと中のトロトロ感がよい。魚料理はスズキのポワレ。ソースはバターとレモンのソース。肉料理は牛の肩ロースのソテー。付け合せがフォアグラ、ビーツのソース、ドライトマト、後からかけてくれる熱々のトリュフソースが美味しそうで、高級店で食事している感じがする。お肉も美味しくて値段からすると考えられないような一皿に思う。

ただ、その後のデザートワゴンのデザートは、品数多く、スタッフから「すべて盛り付けましょうか?」と言っていただく気の利きようだったが、私が好きな味ではなかった。

デザートのサービス時には、パソコンでの予約で記載していた友達の誕生日メッセージを入れてくれたり、記念の写真を撮って帰りまでに全員分印刷してくれたり至れりつくせりだった。

気がつけば4時間近くも長居してしまい、会計を促されてやっと席をたった。オズマガジン、20代女子じゃなくても予約できるし、今後も利用したいと思った。


■平成23年9月14日
山の上ホテル
ヒルトップ


学生時代の友だちとランチ。最近はせわしないことが続き、ホッとできるものが食べたいと思った。そこでポワンと脳裏に浮かんだのが、ヒルトップ。9月も中旬なのにとても暑い日の午後、ほぼ満席に近い感じで店内はにぎわっている。

ランチメニューは1350円から数種類あり選択に迷う。おまけにランチセットに通常580円するケーキを315円ぐらいで付けられたりするのだから、組み合わせを考えるとメイン料理以外でも悩みどころがいっぱいなのだ。10分以上メニューをみて1350円のドライカレードリアとミニサラダのセットを選択。友達はマカロニグラタンとサラダ、コーヒーのセットで1600円。運ばれてきた料理はどちらも美味しそう。ドライカレーはたっぷりと焼けたチーズの下からチラッと見える卵の黄色とひき肉が食欲をそそる。カレーとチーズの香ばしさが美味しい。友達のグラタンは見るからに超正統派。マカロニもスーパーで売っているものとは違い、少し長めのもの。一口もらうとホワイトソースのまろやかなこと。マカロニもいいけど、こんなに美味しいとパンですくいたくなるような衝動にかられる。

食べ終わるとカレーの辛さを沈めるため、外の暑さからかかき氷が食べたくなった。確か8月末までだったと思っていたが、この暑い日に対応してやっているのはうれしい。迷わず「宇治金時」1120円を注文。氷も抹茶アイスもあずきも美味しくて本当に満足。体の芯から冷えることができてよかった。来年の夏もヒルトップのかき氷をぜひ、食べたい。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年六月五日
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ
ラ・プロヴァンス


ホテルジャンキーズクラブの会員の方にお誘いいただいてランチ。こういうお店は一人でフラっと行くことはできないので非常にありがたいお誘いだった。私の中でこちらのお店はインテリアや席、サービスのすべてが一流。唯一の欠点はトイレが店外にあり、ブルーベランダにブッフェを食べにきた客層とバッティングして夢心地気分から現実に戻るぐらい。

まずは食前酒のオーダー。本音をいうとアルコールを飲みたい気分ではないので食前酒はいらないのだが、このお店でそれはマナー違反。メニューの中から「蔵元からセールスを受けたシードル」というニュアンスの文字を発見! アルコール2・5%だ。これなら私も飲める。値段も808円(税サ込、以下同様)もお手ごろだ。

食前酒で乾杯した後に楽しく苦悩なメニュー選び。ふとメニューを見ると値段がない。この日は男性1人女性3人で、後から来た私ともう一人の女性が上座に座ったため誤解されたようだ。この店は値段のないメニューが用意されている店なんだ、と感動。

悩んだ末、私は一番お手軽なカシスという4620円のコースにした。メニューは「とうもろこしのクレームブリュレとガスパチョ、フレッシュハーブの香り」「アジとトリップのクリスティヤン、フヌイユのサラダを添えて」「米沢豚のロースのグリエ」(又は魚のポワレ)「デザートワゴン」「お茶」の構成。

私が一番感動したのは米沢豚のグリエ。豚の旨みがよくわかるためにか、ドーンと塊肉がグリルされていて美味しそうな焼き目がついている。ナイフをいれると美しいピンク色。脂も美味しいが肉も美味しい。焼き加減が絶妙。「豚万歳」と叫びたいほどだった。

他にはとうもろこしのクレームブリュレ、トリップのクリスティヤンは手間隙かかったのがよくわかる、ここでしか食べられない味に思う。

デザートワゴンは「チョコレートケーキ」「リンゴのタルト」「桃のゼリー」「ライムシャーベット」「バニラアイスクリーム」をいただいた。ライムシャーベット、バニラアイスクリームは自家製だけあって滑らかに口で溶ける。

食後のお茶は紅茶にこだわりがあるようなので、「レディグレイ」というアールグレイにラベンダーを組み合わせたお茶にした。

パンにローズマリーが入っていたり、ハーブが随所に活躍していたせいなのか、食後ももたれない後味の良いフレンチだった。

スタッフはメニュー名から想像つかない料理内容や他のコース料理と差し替えできることなど丁寧に説明してくれた。お水やアルコールの追加の聞き方のタイミングもよかった。また季節を変えて再来したい。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.88 2011年10月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年六月十二日
ホテルニューオータニ東京
リブルーム


前々から行きたかったリブルーム。ちょうどホテルジャンキーズクラブの会員の方からお誘いいただき総勢3名で「あか牛」をランチで食べに行く事になった。

なぜ、ランチかというと、時間の都合もあったが、ディナーではあか牛のセットメニューが15246円なのにランチでは3850円とお手ごろ価格(6月末までの期間限定、それ以降は5775円)で食べられるのだ。今回はニューオータニレディース会員の特典を利用して3500円となった。

店内のインテリアは昔ながらのステーキ屋の感じ。窓が一切ないようで、よく言えば重厚感があるが、かなり重たいイメージ。

期待大のサラダバーは少数精鋭。品数はそんなに多くなく、調理サラダはなかったが、ステーキに合う、素材のよい野菜が並べてあった。チコリやオニオンスライスの他に金時草という初めて見る加賀野菜があった。つるむらさきのような粘りがあり、ドレッシングをかけて食べると美味しかった。初めての野菜との出会いは楽しい。

いよいよ、あか牛の登場。部位が違うらしき切り身が2つ。ナイフを入れてみると堅さが違う。しかし、どちらもホテルのホームページに書いてあった「ジューシーかつさっぱりとした旨み」があった。添えられたマスタードやソースも必要ないぐらいさっぱりと食べられたが、これらもお肉にかけるとなお一層ご飯が進む。

この後はマンゴーシャーベット、コーヒーが出てきた。まだ食事中にデザートのマンゴーシャーベットがでてきたのには少しビックリしたが、コーヒーが予想外においしかったので帳消しになった気がする。

隣の席がガーリックバターと食べる「ヴァルケーノ」というメニューを食べていてとても良い香りだった。次回はこちらを食べてみたいなぁ?。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.88 2011年10月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年七月十二日
京王プラザホテル
フォルトゥーナ


ホテルジャンキーズクラブの会員の方のブログを見ていたら、美味しそうでコスパも良さそうなので行ってみた。京王プラザホテル自体、あまり来たことがなかったが、レストランが集まっている2階のフロアはデパートのレストラン街のように店舗が多い。

お店は意外にも暗く、昔の重厚なイメージのインテリア。ひとりにもかかわらず4人掛けのテーブルに案内してもらい少し恐縮する。

事前に平日限定のパスタランチを食べる予定だったが、メニューにあった単品の冷製パスタが気になり、「穴子とバルサミコの冷製パスタ」をオーダー。穴子の冷製パスタなんて聞いたことも食べたこともなかったのでどうしても食べたくなったのだ。単品で2300円、大盛料金がプラス470円。前菜、パスタ、ドルチェ、デザートで2000円のお得なコースを食べる予定が、なぜか単品パスタに2770円払うことになった。

待っている間、私の期待は大きく膨らむ。やっときた待望のパスタはガラスの皿に盛られていた。まわりにはスライスしたきゅうりとルッコラらしき葉が乗っていて、真ん中にパスタが盛られていた。さっそく食べてみると、パスタの中には穴子がこれでもか、というほど入っていた。穴子とパスタが合うというのはすごい発見で、さらにバルサミコ酢を加えたのも素晴らしい発想だと感動した。

しかし、目の前にあるものは、おしいことに少し噛み合っていない。というのも、ルッコラの葉やきゅうりが大きすぎてパスタと絡みにくい。パスタは生パスタなのかモチモチしていて固い麺が好みの私に合わない。パスタも氷でキリっと冷えている方が好きだ。あと、バルサミコ酢の味が弱い。発想が素晴らしいのと私の過度な期待があっただけに、けっこう落胆した。

帰り道に和食店のかがりの前を通り、冷製氷見うどんセットが2300円でとても美味しそうで後悔した。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.88 2011年10月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年八月二日
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ
ブルーベランダ


こちらのホテルのランチには「平日限定」のメニューが多く、前々から気になっていた。この日は非常にお腹が空いていたのと甘いデザートも食べてゆっくり寛ぎたいということで、たくさん食べられそうなブルーベランダに行ってみた。土日のランチブッフェは3003円、平日ならコーヒー付2310円、コーヒーなし1964円で食べられる。まあ、当然品数は違うのだろうけど、コストパフォーマンス重視なのであまり気にならない。

店内はファミレスのような気軽さ。この雑多な雰囲気も好き。夏休みということもあり子供連れの人が多くいた。

さっそくブッフェ台を見て、早くも愕然とする。袋から出したようなポテトサラダの盛り付け(山盛りになっていない)、サラダの素材にキュウリやトマトがない。コッテリとした肉料理ばかり。米が干からびた鶏飯。ブッフェ台でチーズパスタを作りながらズルズルと味見するスタッフ。お客の前での業務指導もできたら止めて欲しい。私の中では食べる前から戦意喪失。

とりあえず、お金は払ったんだからランチはすませなければ、と使命感から「レッドカレー」「ローストポーク」「ポークストロガノフ」「トムヤムラーメン」などを食べる。以前、エスニックレストランがあった影響か、レッドカレーやトムヤムラーメンの味は悪くないが、盛り付ける器が情緒がない。デザートは種類豊富だが、ペストリーショップで並んでいるスイーツには程遠い。アイスもあったが、もはや食べる気力もなくしていた。スタッフがコーヒーのお代わりを何回も持ってきてくれたことに感謝したい。しかし、店を出た後に激しく後悔した。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.88 2011年10月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年八月十六日
庭のホテル東京


夏休みに知り合いとゆっくりランチするために行った。この日は久しぶりの外出で、お腹もものすごく空いている。期待いっぱいでお店に入る。意外だったのは一人客が多い。この店は一人客でも四人掛けテーブルを惜しみなく薦めてくれるところ。私たちは人と離れた席を案内してもらい、ゆったりと過ごす。

オーダーするのは1800円のランチメニューで、メインが肉か魚。この日は肉が「骨付き子羊」、魚の「飛び魚」が売り切れたようで(スタッフは売り切れのことを別の言い方で言っていたが聞き取れない)「アジ」だった。肉の方がボリュームがありそうだが、やはりここは魚料理も見てみたい。肉料理と魚料理をそれぞれオーダーすることにした。

ランチについている野菜ブッフェは相変わらず「その時期の一番のもの」が並んでいる。マスタードリーフ、コリンキーなど本当にいつも驚かされる。普段食べているトウモロコシも茹で加減がいいのか、トウモロコシ自体がいいのかとても甘い。みっともないと思いつつ何回もおかわりしてしまう。トマトが苦手な同行者もトマト以外の野菜に大満足の様子で安心した。小さいスープ、今日はヴィシソワーズだった。

お待ちかねのメイン料理がやってきた。自分の体調のせいなのか、メインの量がやけに少なく感じる。見た目で「足りるだろうか…」とかなり不安になる。アジを焼いたメインは見目麗しい野菜フリットとバルサミコソースが添えられ、味は美味しいがボリュームに欠けた。メインを食べ終わった後、デザートを案内してくれたスタッフに思わず「デザートは野菜ブッフェをもう少し食べてからにします」と言ってしまったほど。イヤな客だったかな、と反省。

デザートは小さなコーヒーブリュレが200円で、他の6種類ほどのものは300円。チーズケーキ、ガトーショコラと美味しそうだったが、珍しい「ぶどうのコンポート、桃のアイス添え」にした。サイズたっぷりのアイスコーヒーとゆったりとしたランチを過ごした。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年八月二十七日
山の上ホテル
ヒルトップ


この夏どうしても食べておきたいスイーツがあった。雑誌「Hanako」のホテル特集で一目惚れした「特製かき氷コーヒー風味」1050円だ。この日はかき氷を食べるには涼しい日だった。入店時間は11時5分で厨房からはランチ準備のいい匂いが漂ってくる。一瞬温かいランチメニューにも心惹かれたが、このかき氷は8月31日までの限定なのだ。迷ってはいけない。

氷を削る音を聞きながら3分ほど待って運ばれたきたかき氷はコーヒー色。上には高級ビターチョコの削ったものが散っていた。このチョコはかなりのアクセントだった。チョコチップではなく削ったものが心にくい。この店の粉チーズは市販のものではなく店で削ったものと予想しているが、かき氷にかけるチョコまでもここまで気を使うのかと思うとうれしくなる。

コーヒー味の氷を食べ進めると出てくるのはラムレーズンのアイスクリーム。偶然なのか、最高の解け具合。かき氷の上にアイスクリームが乗っていると非常に食べにくいが、アイスクリームが中に入っていると氷と一体となって食べられる。最後に残るコーヒーの液体の味はビター。後味スッキリ大人のかき氷。来年もどころか一年を通して食べたいぐらい美味しいと思った。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年八月二十八日
ザ・プリンスパークタワー東京
ブリーズヴェール


学生時代の友達と食事。前々から気になっていたオズマガジンのサイトからランチを予約してみようと思い立つ。どんなホテルでも高級レストランでも、ランチは4180円というのがおもしろい。さらに参加店の口コミランキングまであり、利用者にとってはラクチンなシステムなのだ。都内のホテルで一番評価の高かったこちらの店を予約。

33階でエレベーターを降りるとスタッフから予約名を聞かれ、その後はスムーズに席まで案内してもらえる。店内は窓が大きく高層なため東京湾やビル街がパーッと視界に入り、その景色に圧倒される。隣席との間隔も広く会話は全く聞こえない。こんな中で食事できるなんて幸せだなって思った。

食前酒は悩んだ末にスパークリングワイン1300円にした。生ビール1200円を飲みたかったが、雰囲気からするとスパークリングワインの方が合う気がしたからだ。その後、食事メニューの説明。決まっているメニューだが、苦手素材はアレンジしてくれるようだ。

前菜はカニのコロッケのようなもの。とても柔らかいカニコロッケに赤ピーマンのソースが敷いてあるような料理。コロッケの表面のカリっとさと中のトロトロ感がよい。魚料理はスズキのポワレ。ソースはバターとレモンのソース。肉料理は牛の肩ロースのソテー。付け合せがフォアグラ、ビーツのソース、ドライトマト、後からかけてくれる熱々のトリュフソースが美味しそうで、高級店で食事している感じがする。お肉も美味しくて値段からすると考えられないような一皿に思う。

ただ、その後のデザートワゴンのデザートは、品数多く、スタッフから「すべて盛り付けましょうか?」と言っていただく気の利きようだったが、私が好きな味ではなかった。 デザートのサービス時には、パソコンでの予約で記載していた友達の誕生日メッセージを入れてくれたり、記念の写真を撮って帰りまでに全員分印刷してくれたり至れりつくせりだった。

気がつけば4時間近くも長居してしまい、会計を促されてやっと席をたった。オズマガジン、20代女子じゃなくても予約できるし、今後も利用したいと思った。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年九月十四日
山の上ホテル
ヒルトップ


学生時代の友だちとランチ。最近はせわしないことが続き、ホッとできるものが食べたいと思った。そこでポワンと脳裏に浮かんだのが、ヒルトップ。9月も中旬なのにとても暑い日の午後、ほぼ満席に近い感じで店内はにぎわっている。

ランチメニューは1350円から数種類あり選択に迷う。おまけにランチセットに通常580円するケーキを315円ぐらいで付けられたりするのだから、組み合わせを考えるとメイン料理以外でも悩みどころがいっぱいなのだ。10分以上メニューをみて1350円のドライカレードリアとミニサラダのセットを選択。友達はマカロニグラタンとサラダ、コーヒーのセットで1600円。

運ばれてきた料理はどちらも美味しそう。ドライカレーはたっぷりと焼けたチーズの下からチラッと見える卵の黄色とひき肉が食欲をそそる。カレーとチーズの香ばしさが美味しい。友達のグラタンは見るからに超正統派。マカロニもスーパーで売っているものとは違い、少し長めのもの。一口もらうとホワイトソースのまろやかなこと。マカロニもいいけど、こんなに美味しいとパンですくいたくなるような衝動にかられる。

食べ終わるとカレーの辛さを沈めるため、外の暑さからかかき氷が食べたくなった。確か8月末までだったと思っていたが、この暑い日に対応してやっているのはうれしい。迷わず「宇治金時」1120円を注文。氷も抹茶アイスもあずきも美味しくて本当に満足。体の芯から冷えることができてよかった。来年の夏もヒルトップのかき氷をぜひ、食べたい。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.89 2011年12月発行号記事より抜粋。


■平成二十三年四月二十七日
ハイアットリージェンシー東京
カフェ


仕事で外出したついでにランチ。翡翠宮もいいけれど冷麺の季節にはまだ早い。そこで今まで行ったことのない「カフェ」に行ってみることにした。テーブルは一見無骨な木製でイスもそれに合わせた重厚なもの。ホテルなのにテーブルクロスはかかっていないが、かけない方が合っているように思う。

メニューは肉か魚のメイン料理がついた「カフェランチA」かオードブルブッフェとパスタの「エクスプレスランチ」が各1980円(税サ込、以下同様)で、それに以外に肉か魚のメイン料理を組み合わせた「カフェランチB」2530円などがあった。

メニューに迷っているとスタッフがオードブルのブッフェ台を案内してくれた。種類は少ないが「モッツァレラチーズのバジル和え」「プロシュート」など私の好きなものが並んでいたのでエクスプレスランチにする。デザートのメニューはお持ちしますか? のスタッフの言葉に「急いでいるからいいです」とキッパリと断った。

ブッフェ台のオードブルは美味しかった。ブッフェだから種類が並べばいいというものではない。食べて美味しいものだけを並べて欲しい、そんな私の希望が満たされているよう。「シーフードマリネ」はビネガーが効いて酸味がクセになりそうだ。トマトも種類は不明だが、イマドキの甘みがギュっとしたもの。大きめに二つに切っただけだが、バクッと口いっぱいに頬張りたい。パスタ料理は「ブカティーニのトマトソース」。美味しいものを食べていると幸せで気分がウキウキしてくる。

そして段々とブッフェに並んでいるデザートが気になる。お料理が美味しいからデザートも美味しいはず。デザート追加料金は770円。

10種類ほどあるケーキ、6種類のアイスから5種類を選ぶことができる。オーダー方法がおもしろくて、スタッフと一緒にデザートブッフェ台に行き注文し、それを目の前にいるパティシエが一皿に盛ってくれてスタッフが席まで運んでくれるのだ。しかし、すべてが美味しそうなデザートから5種類に絞るのは至難なのに、目の前に二人の人間を待たせているのは焦る。

選んだのは「リバーヴとイチゴのタルト」「ピスタチオのプディング」「チョコレートのシュークリーム」「マンゴーアイス」「ラズベリーのパンナコッタ」。すべてハズレなし。お茶もビッグサイズで文句なし。残念なのはこれらすべてを45分ほどで食べなくてはならないことだった。今度はゆっくりと食べたいな。必ずリピートしたい。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.87 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年五月十四日
庭のホテル東京


この日は珍しく混んでいた。私はこの店が大好きなので経営の心配をするよりも、混んでいて座れない方がいいと思うので混雑大歓迎。

メニューは行く前から決めていて1800円のランチ。この日の肉料理は豚肉の香草焼き。魚料理は鯛のピサラディエール。スタッフに「豚肉は脂身が多いですか?」と聞くと「フツーの豚肉です」という回答。フツーって???と思いつつ、豚肉にしてみた。

野菜のブッフェは既になじみになった「ばってん茄子」「桃太郎」「塩トマト」「アグリドリーム」をたくさんいただく。新顔の「レディース大根」「アイスプラント」も。野菜のうまみと甘みを感じるブッフェだ。

メインの豚肉がきた。香草焼きというがパッと見た感じではミラノカツレツ。香ばしい豚肉の上にミニトマトとケッパーを混ぜたソースが乗っていた。さらにレモンが添えられている。この日は少し暑いこともあり、冷えた白ワインが飲みたくなる料理だった。豚肉は「フツーの豚肉」ではなく、塩豚のように加工されたものだった。

デザートは5種類ほどあったが、その中で値段も一番高いが(といっても300円)甘くて美味しそうなガトーショコラにした。たっぷりの生クリームが添えられる。上にかかったナッツも良いアクセント。アイスティーまでも美味しかった。

会計時、レジに野菜が並んでいた。スタッフがつくば市で種まきから育てた野菜だという。これを無料で配布し、代わりに地震の義捐金をもらうそうだ。この店の温かさを感じた。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.87 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年五月十八日
秋葉原ワシントンホテル
ボンサルーテ・カフェ


平成22年6月にリニューアルオープンしたホテル。気にはなっていたがインターネットではディナー以外のメニュー情報が載っていないので不安で行かないでいた。新しいホテルにチャレンジしたい心境になり行ってみた。

行ってビックリしたのは、ランチが1000円のブッフェのみで、平日12時20分ぐらいのせいか待ち客が5組いたこと。15分ほどして入店できた。こちらのスタッフ、うれしいことに誰もが笑顔を絶やさない。とても感じがいい。「ブッフェ台から飲物と料理をお取りください、パスタは後ほどお持ちします」と告げられる。

客席から奥まったキッチン入り口にブッフェ台がある。建物を造るときからブッフェを前提としている造りで食べるスペースと分離されていてよい。創作イタリア料理店なので、イタリア料理が中心。「野菜のショートパスタ」「ズッキーニのピザ」などもあるがサラリーマンを意識してなのか「味噌汁」「あきたこまちのお米」「とろろ汁」「春雨サラダ」「卵焼き」などもあった。

私が気に入ったのは「自家製パン」「ゼッポリーネ」。恥ずかしながらゼッポリーネなるものを知らなかったのだが、ピザ生地に海草を入れて揚げたものだそうで、熱々なせいかフワッとして美味しい。店のコンセプト「心と身体に優しい料理」とシェフの「ブッフェでも料理に妥協しない」という意地をみた気がする。出来立てが運ばれてくるトマトパスタは八十グラムぐらい。

デザートは「ヨーグルト」「コーヒーゼリー」「ティラミス」の3種類があった。しかし、ティラミスが目の前でなくなってしまい、「塩キャラメルのプリン」になってしまった。

ブッフェにしては品数は少なく感じたが、味のよいものを過不足なく置いてあり、これで1000円は安い。人気の理由がわかった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.87 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年五月二十日
旭川グランドホテル
ひまわり


夫が出張で旭川に行った。きっと、お土産を買ってきてくれるが、正直、夫のお土産は私の好みを理解していない。ならば指定しようと思いつき「旭川グランドホテルの『ひまわり』で持って帰れるものを買ってきて」と依頼。

夫が買ってきたのは「ふじリンゴクリームホーン」150円、「旭川とれたて苺デニッシュ」180円、「キャラメルパンプキン」130円、「ロイヤルホワイト」190円、「チョコデニマカロン」140円。第一印象は「大きい」。ネーミングは北海道らしさを感じたが、食べてみると普通に美味しいパン。パンは少し潰れていて、「ヘロヘロになったけど頑張って東京に来ました」と言ってくれているようで愛しかった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.87 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年五月二十六日
ハイアットリージェンシー東京
翡翠宮


今日は数年前に食べた「涼麺セット」3300円が食べたくなり、迷うことなく翡翠宮に入った。この店は一人では入りにくい。気後れして入ると、平日にもかかわらず満席。後から来た常連の方が「今日は盛況ね」とスタッフに挨拶。「昨日と今日だけなんです」。スタッフとこういう会話ができるのって本当の大人のような気がする。

周りを見ると会社の同僚とランチに来た人がほとんどだが、一組異質な組み合わせがある。60代の男性と20歳ぐらいの女性。メニューもランチなんて頼まない。当然、アラカラルト。女性が恐縮するほど男性はあれやこれや世話を焼いている。「世の中の男性に下心がなくなったら消費者物価指数が下がっちゃうのかな」とバカなことを考えながらのピープルウォッチングは楽しい。いろいろな人がいるのも大きなホテルの醍醐味だ。

運ばれてきた食事は「点心三種」「ミニ健康冷菜涼麺」「ミニ冷やし坦々麺」「おこわ」。健康冷菜涼麺にはプリプリ海老、ホタテの他にオクラやじゅんさいが乗っている。じゅんさいは私の好物。麺との相性もよく感激。おこわは旨みがしっかりとあり、お腹がいっぱいでも残せない美味しさ。デザートの「杏仁豆腐」はキッチリと冷えているのがうれしい。中華料理でも食後にコーヒーがつくのはうれしかった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.87 掲載記事より抜粋。



■平成二十三年三月十二日
山の上ホテル
ヒルトップ


東日本を襲った大地震の翌日、電車が間引き運転のなか外出しなければならない用事があり出かけた。せっかくなので美味しいものを食べたいと思い二十分ほど歩きシェヌーへ。しかし、なぜかランチタイムが切り上げで終了しており、気を取り直してヒルトップへ。 

店内は空いていた。季節限定の食事メニューが「玉ねぎスープ」千三百円ほど、「自家製ポークソーセージとじゃがいものピューレ」千四百七十円(税サ込、以下同様)があり、迷った末に後者を選択した。

サラダとフランスパン、自家製ポークソーセージとじゃがいものピューレ。一見地味かもしれない。自家製のソーセージはミートローフのような茶色の見た目だ。しかし、よく見ると冷めないようにナプキンに包まれたパン、配色を考えて自家製ドレッシングをかけたサラダ、それらが真っ白い食器に映えて美しい。

そして、素晴らしいことに味が単に美味しいだけでなく、優しいのだ。じゃがいものピューレにふんだんに使われたバターがそう感じさせるのか、手作り感たっぷりのソーセージなのか、料理を運ぶスタッフなのか。前日は寒いなか三時間半かけて歩いて帰り(鯛焼きとコロッケ買い食いしたけど)、今日も間引き運転の混んでいる電車に乗ってやってきた私には非常に心温まるおもてなしをしてもらった気がした。お金を払えばいつでも手に入る雰囲気と味ではないのだ。

デザートは「特製りんごパイ アイスクリーム添え」(コーヒーか紅茶付き)千三百五十円。これはりんごパイというよりも、カラメルソースを敷いたカリカリのパイ生地にりんごのコンポートを乗せ、バニラアイスクリームを添えたもの。非常に良いお味なのだが、ソース、パイ、りんご、アイスを一緒に食べて美味しいものなのに、一緒に食べにくい形状なのが残念。アイスコーヒーは苦味がしっかりあってスイーツにぴったりだった。

今まで山の上ホテルではお手ごろ価格のシェヌーが好きだったが、私の中での順位が入れ替わった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.86 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年三月十六日
ロッテシティホテル錦糸町
シャルロッテチョコレートファクトリー


錦糸町でランチ。でも、時間がない。前回チョコレートドリンクが想像よりおいしくなかった店だが、ランチがお手ごろ価格なのを思い出して寄ってみた。メニューは千円前後。曜日毎の日替わりでミニサラダ、ミニデザートが付いた八百円のランチがある。飲み物はプラス二百円。木曜日の今日は「ショコラ バターチキンカリー」。他の曜日には「ショコラ ハヤシライス」もある。何も無理に食事にチョコレートを合わせなくてもと思いつつ、安さに負けてカレーをオーダー。

サラダにはロッテのお菓子トッポのチョコレートなしのようなものが刺さっていた。カレーは全く期待していなかったのだが、フライドオニオンがのっていてなかなか美味しそう。脇にはチョコレートソースが添えられていた。本当にチョコレート? と疑念を抱きつつ、せっかくなのでバターライスらしき米にチョコレートだけをかけて食べてみる。甘いだけのチョコレートじゃなく苦味があるせいか違和感がない。

カレーにかけると辛みが緩和され、新たな美味しさが加わる。ランチセット八百円のカレーにして「やられた?っ」という心境。ちゃんと食事にカレーが調和している驚きと意外な美味しさ。しかもこの安さ。

ただ、日替わりランチの曜日じゃないとサラダもデザートも付かず千円ぐらいするようで、コストパフォーマンスはかなり下がる。ミニデザートもガトーショコラでなかなか美味しかった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.86 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年三月十七日
庭のホテル東京


近くで用事があったのでランチに行ってみた。失礼だが、私が行くときは空いているときが多い。

行く前からメニューはほぼ決めてあり、千八百円のランチでメインを肉料理にするか魚料理にするかだけ決めかねていた。メインは肉料理、魚料理、キッシュ、パスタから選べる。キッシュもチャレンジしてみたいがボリュームが少なそうだし、パスタは他の店でも食べられる味なので肉料理か魚料理なのだ。今日は肉料理が豚肉、魚料理は「桜鯛のポワレ、春野菜のソテー、ブイヤベースのジュ」というような料理名だった。美味しそうなので魚料理にしてみる。

千八百円のランチにはパン、ミニスープ、サラダバー、コーヒーがつく。今日のミニスープはカリフラワー。サラダバーでのヒット商品は「塩トマト」「黄大根」「アグリドリーム(トマト)」だった。サラダバーの塩まで「本日の塩」があって、サラダバーに対するこだわりを感じた。少し寒い日だったので、サラダバーに蒸かしたジャガイモやキャベツのような温野菜があると更にうれしい気がした。

 メインの魚料理は色鮮やかだった。鯛自体のボリュームは小さく、物足りなさを感じるが、そこは値段が値段だけに仕方ない。しかし、周りを彩る野菜たちにシェフの意気込みを感じる。どうやって熱を入れたかわからないが、旨みをギュッと濃縮したトマト、食べやすさと盛り付けを華やげるのに活躍している芽キャベツ。その他の春野菜を上手くまとめるブイヤベース風ソース。

毎回驚きがあるだけに、私にしては短期間のうちに再訪する店なのだ。また次回はどんな驚きがあるのだろう。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.86 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年三月二十六日
山の上ホテル
シェヌー


食いしん坊の私は「テキトーにご飯を食べる」ということが好きじゃない。土地勘のない場所でもこの辺に美味しそうなお店なかったかな、とできる限り考えてみる。ケチもプラスされてマズイものを食べるととてもお金をもったいなく思う。

そんなセコイ私が信頼をしているのがシェヌー。値段相当かそれ以上のものを提供してくれる。行く先で食べたい店が見つからない場合は途中下車して寄る。

この日は近隣で何かイベントがあったのか満席。さらに個室では宴会も行われていた。メニューを見て、以前なかった「ナポリタン」を発見しオーダー。時間がないため食後のアイスコーヒーも食前に持ってきてもらう。ナポリタンを待つ間店内を見渡す。お金持ちが多そうなホテルは数あれど、お客さんがみな文化人に見えるホテルは私にとって山の上ホテルだけだ。

ナポリタンは少し細めのパスタにマッシュルーム、拍子切りのハム、玉ねぎ、ピーマンとシンプル。油ギトギトじゃなくて後味もよい。ミニサラダがついて千五十円。とても混雑していたのに入店から三十分ほどでお店をでることもできた。本当に使い勝手がいい。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.86 掲載記事より抜粋。



■平成二十三年一月十五日
庭のホテル東京


用事があり、庭のホテルの近くまで行った。午後四時という半端な時間。お腹も少し空いていたので、美味しいデザートが食べたくて「流」に行ってみることにした。ランチセットのデザートはとても美味しい。あのレベルで気合いの入ったデザートが食べられたらと期待して出かけてしまった。

店は閑散としており、私以外には女性三人組がランチの名残りでいただけのようだ。スタッフは「喫茶でございますか?」と不安そうな表情で私に聞く。

後でわかったが、この時間でもケーキセットのようなものはなくお茶が中心。食べるものはキッシュとケーキのみ。それもたぶんランチの残りと思われるものだった。値段はケーキが四百四十円、キッシュが六百六十円。チョコレートケーキ四百四十円とコーヒー七百七十円を頼んだ。

チョコレートケーキは下に白いスポンジ、上にチョコレートの二層になっており、黒ゴマが乗っていた。ティータイムのケーキとしては小さい。味は悪くないのだが、食いしん坊としてはかなりの不満が残ってしまった。ランチメニューって本当に得なんだなってつくづく思った。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.85 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年二月六日
インターコンチネンタル東京ベイ
イルシム


前回行った土日祝日のランチ限定のオーダーブッフェのコストパフォーマンスの良さが忘れられず、たくさん飲み、よく食べる友達を誘って出かける。

いちおう、眺めの良い席もリクエスト。当日は席の予約も必要ないぐらい空いていたが、ちょうどレインボーブリッジがよく見える席に案内してもらえ、予約してよかったと思う。

オーダーブッフェのすごいところは、激安でない普通の焼肉屋のメニューが好きなだけ食べられ、なおかつアルコールも好きなだけ飲めるところだ。それで値段は、四千八百円。今回は、アルコールメニューを見ると、高そうな焼酎には「sold out」のシールが張られていた。

まずは生ビールをもらう。うれしいのは小さいサイズのグラスの生ビールもあること。これならビールが冷たいうちに飲みきれる。それとこちらの生ビールの泡は街場の飲食店の生ビールとは一線を画す。泡が細かくてクリーミーなのだ。

喉が潤ったところで焼肉だ。オーダー開始から時間制限が始まるのでジャンジャン頼んで持ってきてもらう。

「サーロイン炙り握り」「ユッケ」「名物ヒレカク」「名物タン塩」「トラジサラダ」「トラジキムチ」「韓国のり」「ハラミ」「カルビ」「中落ちカルビ」とたくさん食べた。味は「たれ」と「みそ」と「ネギ」があり、卵黄のトッピングもある。

最後には「冷麺ハーフ」「石焼ビビンバハーフ」と頼んで、ほんとうにお腹がはちきれそうになるまで食べた。

今回、一緒に行く人選に間違いはなかったが、やはり二人で行くよりも、四人ぐらいで行った方が種類豊富に食べられる。

ホテルはこのオーダーブッフェで赤字にならないのだろうか? いつも心配になる。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.85 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年二月十四日
ホテルメトロポリタンエドモント
赤坂璃宮


本当は「フォーグレイン」に行ってみたかったが、あいにくと月曜は休みとのこと。ガックリしてどこの店に入ろうか悩んでいたら「赤坂璃宮」を見つけ入ってみた。店内は暗く落ち着いた照明で、テーブルの間隔があいていて隣席が気にならないつくりだった。

ランチは千九百円で数種類あった。ほとんどが麺類やご飯類に点心やデザートが付いている。その中で何品もついているお得な日替わりセット千九百円があったので、そちらをオーダーした。

まずは前菜の盛り合わせ。自家製チャーシューは冷めていてもスモークの香りと肉のジューシーさがある。スープはコーンスープだった。甘みはあるがコーン粒の皮が口に残る。メインは海老の炒め物と麻婆豆腐の二品。両方とも一人サイズにしてあるのはリッパだが、前菜のチャーシューのような美味しさはなかった。

デザートはしっかりと冷えたクリーム風味の杏仁豆腐。中国茶はポットサービスで熱々が自分で好きなだけ飲める。

店内にはチャイナ服の女性スタッフが三人ほどおり、スリットの深さにドキっとした。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.85 掲載記事より抜粋。


■平成二十三年三月六日
ペニンシュラ東京
ザ・ペニンシュラブティック&カフェ


有楽町に行くことになったので何かおいしいものが食べたかったが、一人だし時間もない。ペニンシュラのホームページを見ていたら地下の「カフェ」で気軽にランチができるらしい。平日は千七十八円からという安さ。土日はさすがに千九百八十円からだが、それでも以前からするとずいぶん安く感じる。さっそく行ってみることにした。

地下鉄の通路の店、というイメージをもっていたが、実際には店内の席数も多く座ると落ち着いた。テーブルとイスは木製だが、イスにはクッション、テーブルには布ナプキンや布の白いランチョンマットが敷かれ、ペニンシュラらしさを感じた。

オーダーは、ホリデースペシャルメニューという千九百八十円のランチセットにした。食前酒(ビール・ワイン・スパークリングワイン・ソフトドリンク・ミネラルウォーターから選択)、前菜(豚肉のパテ)あるいはスープ(カボチャ)、メイン(バジルパスタ・鶏肉の赤ワイン煮込み)の三品にパンが付く。クミンシードらしきスパイスが練りこまれたパンが美味だった。

他にも前菜の豚肉のパテ、バジルパスタも申し分ない美味しさで、この値段でこの味とサービスは、ほんとうにお得だと思った。

もっと混んでいる店なのかと思ったが、意外と空いているのもよかった。雰囲気と値段はカジュアルだけど、味とサービスは高級、なんて最高じゃないか! これからも気軽に利用したい。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.85 掲載記事より抜粋。



■平成二十二年十一月六日
ロイヤルパークホテル
桂花苑


人形町に用事があり、一人ランチするために寄った。入り口やロビーは水天宮でのお宮参りや同窓会帰りらしい初老の方で賑わっていた。そんななか一人ランチは気がひけるのだが、午後一時半過ぎの店内は意外と空いていてカウンター席に案内してもらえた。カウンターといっても目の前での調理は下ごしらえ程度のものしかしておらず炎が気になることもないし、カウンターテーブル自体がとても広くて狭さや居心地の悪さは感じなかった。

ホテルジャンキーズクラブの会員の方にオススメと聞いた「芝海老のチリソース」をオーダーした。ランチはAセット、二千六百五十六円からあり、こちらは「レタスと牛肉のチャーハン」のように丼一品もの。私がオーダーした一品料理に前菜・ご飯・スープ・デザートがセットになったBセットは、二千八百八十七円だった。前菜は「蒸し鶏と青菜の胡麻和え」、スープは「牛ひき肉と卵」、メインが「芝海老のチリソース」、白米、デザートは「杏仁豆腐」だった。

まず、前菜とデザートがキンキンに冷えている。温かいものが温かいのは当たり前のような気がするが、前菜やデザートがキッチリと冷えているのはうれしい。また、芝海老のチリソースはもちろん、小さなセットメニューのスープまでも味が良い。感動すべきはすべてのものの後味が良いのだ。外食した後の喉の渇きや化学調味料の後残りが一切なかった。外食、しかも中華でこれは画期的なことではないか。

あえて苦言を申し上げるならば、メイン料理の量が多すぎる。
私は麻婆豆腐やチリソースの醍醐味はご飯を美味しく食べられることにあると思う。大ぶりの芝海老が十二尾も入っていると料理で胃がいっぱいになってしまい、せっかくの美味しい料理に合わせてご飯が食べられないのだ。一人だと飽きてきてしまう。芝海老を八尾ぐらいにして価格をAランチ値段にしてもらえるとありがたい。

他にも広東式のお粥セット三千二百三十四円、食べるラー油一皿二百三十一円など魅力的なメニューがあったので、ホームページに記載してあると事前に食べるものの計画がしやすいと感じた。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載集記事より抜粋。


■平成二十二年十一月十三日
庭のホテル東京


友達とゆっくり話がしたくて落ちついた雰囲気と隣席の会話が気にならないこちらのお店を訪れた。いつも空いているので予約しなかったが、庭に面した明るい席に案内してもらえた。

メニューはいつもの千八百円の肉料理か魚料理かの選択にした。パスタやキッシュ、コース料理もあるが、こちらは魚料理・肉料理のメイン料理がとても美味しいので行く前からこれに決めていた。この日の魚は「鱈のブランダード」、肉は「チキンのパイ包み」。魚と肉を一つずつオーダーした。

ブランダードはフランス料理で鱈のほぐし身の料理。初めて食べたが鱈のこんな美味しい料理があるとは知らなかった。周りにはカプチーノ状のソースがかかっている。友達がオーダーしたチキンのパイ包みは味はわからないがスライスのもので、想像よりボリュームが少なかった。

それぞれにサラダバー、パン、小さいパンプキンスープ、お茶がつく。パンプキンスープの甘み、サラダバーの品揃えの良さに感動。サラダバーでは「アメーラ」というトマトと「コリンキ」という生食用カボチャが珍しかった。いつもサラダバーで感動的な野菜に会うが、値段を考えると採算がとれるのかと心配になるほどだ。

デザートは以前の各百円から値上がりして二百円になっていた。そりゃそうだろう。友達は「洋ナシのタルト」私は「バナナのミルフィーユ」「アーモンドのシュークリーム」にした。タルトやパイ生地、シュー皮のしっかり焼いた感じまで私好み。また来るのが楽しみな店だ。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。


■平成二十二年十一月二十日
ホテルニューオータニ東京
伊勢廣


小さな憂鬱な出来事を考えながら、トボトボと四谷駅からソフィア通りを抜けて、ニューオータニに向かった。

半年前の子どものお披露目会で撮影した写真を受け取るためだ。結婚式、七五三でにぎやかな写真館で写真を受け取ったのが午前十一時過ぎ。お昼には早いけどせっかくニューオータニまで来たのだから何か食べたい。写真館のフロアにはアーケード街があり、飲食店に限らず小さなお店がたくさんあった。その中から以前、第一ホテル東京で食べた伊勢廣の焼鳥丼を思い出し、入ってみる。

メニューは千三百円ほどの焼鳥丼から五千円弱のコースまである。焼鳥丼、焼鳥定食にはそれぞれ、三本・四本・五本があった。私はササミが入っている焼鳥丼四本の千四百七十円をオーダー。

目の前の炭で職人が焼き始める。自分の焼鳥が焼かれるのを目の前で見るのは楽しい。「あれっ、ちょっと焦げすぎてはいませんか? そのオコゲ私が食べるの?」と見ていると、職人さんが焦げをチョッキンチョッキン。しばらくして私の元にお重に収まった四本の焼鳥が登場。ササミ・ネギ巻き・つくね・正肉だ。ご飯には焼鳥のタレがかかり、海苔が敷いてある。

ササミとつくねは塩味。ササミに乗っている本わさびもキレイな彩りだ。一口食べると箸が止まらなくなるほどの美味しさ。精神的に弱っていた私が欲していたのはこういう力強い食べ物なんだなと痛感。弾力と旨みのある鶏肉がしっかり調理されてご飯と一体となり本当に美味しかった。付属の香の物、コラーゲンたっぷりそうな鳥スープを飲み干しお店をでる。感動のあまり写真館で受け取った写真を忘れ、お店の人に追いかけてもらいました。本当にご馳走様でした。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。


■平成二十二年十二月十二日
ホテル西洋銀座
アトーレ


私には同生年月日の友達がいて毎年お誕生日会をしている。
店を決めるにあたり、友達から「ホテル西洋銀座のカステラをもらったらすごく美味しかったの。一回ご飯食べに行ってみたいな。あと、バーニャカウダってものを食べてみたい」とリクエストがあったため、アトーレのリストランテの方を予約した。念のためにバーニャカウダがあるか聞くと、通常のメニューにはないが事前に連絡いただければ準備できるということで予約した。

私はアトーレのリストランテはフレンチのレペトワに並ぶメインダイニングの位置づけだと勝手に思い込み、さらに前回行ったときの静寂な空気を思い出して、落ち着いた大人の雰囲気で友達と誕生日祝いをできるのを楽しみにしていた。

しかし、予約名を告げて席に案内していただくときからスタッフがたどたどしかったり、客層の服装がカジュアルだったりして「あれっ?」という思いが、メニューを開いて納得になった。以前よりも低価格のパスタセット三千二百三十四円があるのだ。この価格なのにデザートはワゴンサービス。どうりで私のような中年女性が多いはず。

メニューは四千三百八十九円のプリフィクスランチ。前菜・パスタ・メイン・デザートワゴン・お茶の構成。前菜は五百七十七円プラスして「バーニャカウダ」に変更してもらった。パスタは「カルボナーラ」と「サツマイモのニョッキ」。メインは「タラのグラタン仕立て」と「子牛スネ肉の白ワイン煮込み」。

総じて料理の味はコッテリと美味しかった。カルボナーラのような身近な料理ほどホテルの格の違いがわかる気がする。子牛スネ肉の煮込みもゼラチン質のフルフルの部分がたまらない。

お楽しみのデザートのワゴンサービス。以前なら「どういたしましょうか?」とニコニコとデザートの案内をしてくれたのに、忙しいのかひと通り早口で告げられた。私がかなりの品目のデザートをリクエストすると、返事もせずに黙々と皿にデザートを盛り、手渡しされた。帰り際に一度席を立ったものの、やっぱりトイレに寄ってから行こうということになったら、先ほどのデザートのスタッフがいったん用意したコートを私たちの席に置き去りにして行った。

カプチーノのおかわりを持ってきてくれたのが、サービスでの唯一ホテルらしいところだった。それ以外は、「何でサービス料払わなきゃいけないの?」という感じ。以前のアトーレのリストランテが好きだっただけに、メニューの価格を落とすことによる弊害を見て残念だった。もう、ハレの日のレストランじゃなく、今後は気軽にリストランテへ行こうと思う。お料理やデザートは美味しかったです。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。



■平成二十二年八月四日
渋谷エクセルホテル東急
アビエント


一度も足を踏み入れたことのないホテル。前々から気になっていたが渋谷に用事ができたので寄ってみた。お店のある二十五階に降りたとたん、渋谷からの素晴らしい眺望が目に入ってきた。高いビルの多い渋谷、大した眺望じゃないだろうと高をくくっていたらとんでもなかった。

午後一時半過ぎにもかかわらず、店内は女性グループのお客さんでほぼ満席。席に案内してもらうとスタッフがドリンクメニューだけ持ってきて、フードメニューを持ってきてくれない。「お飲み物は?」と聞くスタッフに、少し怒って「時間がないので結構です」というと、その後時間を気にしてくれ、私が希望した時間までに食事を終えることができた。時間がないのは事実なのでよかったが、ランチに食前酒を頼まなくてはならない店とは思っていなかったのでビックリした。

注文は、平日限定のランチA二千八十円。前菜とパンがブッフェになっていて、メイン一品とデザートを選択、それとお茶がつく。

前菜はキュウリ、トマト、レタスなどの素材のサラダ、「シェフの気まぐれサラダ」「自家製ピクルス」など女性を意識してか野菜が多い。ただ、盛り付けが容器からそのまま盛りました感があって味は悪くなかっただけにもったいない気がした。パンは六種類ほどだったが「ケシの実」や「ドライトマト」などメイン料理に合わせやすく、素朴でおいしかった。メインは魚二品と豚肉料理があり、私は「豚肉のソテー」を選んだが、明らかに隣の席の人が食べていた魚料理の方が美味しそうだった。私も再来するときは魚料理にしようと決心した。

デザートは通常六品の中から一品選べるらしいが、月曜と火曜は好きなだけ選べるという。さっきスタッフに時間がない、と威張っただけに多種類を選ぶのは気がひけたが「ヨーグルトムース」「パイナップルケーキ」「ライチムース」「キャラメルケーキ」を選んだ。お茶はハーブティーも選べるということで「ローズヒップティー」に。

 コストパフォーマンスはいいが、味よりも眺望が強く印象に残った。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.83掲載記事より抜粋。


■平成二十ニ年八月七日
インターコンチネンタル東京ベイ
焼肉トラジILSIM


ホテルジャンキーズクラブの会員の方から「焼肉食べましょう!」といううれしいお誘いをいただく。暑いときにガッチリ焼肉でスタミナをつけたいものだ。しかも、九十分で四千八百円のオーダーブッフェ。通常の焼肉メニューに生ビールなどのアルコールも含まれてこのお値段なのだ。事前にホームページで食べるメニューも決め、当日はその時間に空腹になるように万全の体制で臨んだ。

お店はエスニックレストランがあった跡地で、店内はガラス張りで開放感がある。そのなかでもレイボーブリッジが一番よく見えるブースの席に案内してもらえた。今日のメンバーは四人。席に着いたとたん、四人の気持ちは美味しい焼肉を後悔することなくたくさん食べることに一致する。

まずは生ビールなどの飲物をオーダー。続いて「ユッケ」「白菜キムチ」「名物タン塩」「名物ヒレカク」「中落ちカルビ」「元祖きゅうり一本」などをオーダー。生ビールは通常八百六十六円。泡が美しいみごとな注ぎ方だ。白菜キムチは程よい辛さで旨みもある。ユッケのお肉も甘い。

待ち焦がれた焼肉がきた。私が焼肉でイヤなのは人に肉を焼いてもらうこと。他の人も同じ思いのようで、全員一致で網の中でエリアを決めて、自分の肉は自分で焼く決まりになった。食いしん坊が集まると話がスムーズで焼肉に神経を集中できるのがうれしい。

焼肉はどれも美味しかったが特筆すべきは「名物ヒレカク」だった。私は他で食べたことがない。キュービック状のお肉をサッと焼いて食べるのだが、名物という名前にふさわしいお肉だと思う。肉の味は塩味、味噌味、タレ味の三種類から選べる。

こんなに美味しいならいくらでも食べられるじゃんと思いきや、開始五十分ぐらいでお腹の限界が見えてきた。あと、ニ十分でラストオーダーになる。幸い(?)にもデザートメニューがなかったので、食事メニューから「ユッケジャンクッパ」を頼んだ。他の方の「冷麺」「ガーリックライス」も美味しそう。食事はほどんどがハーフサイズでオーダーできるのも便利。

お腹いっぱいと一息ついたら、女性のみデザートサービスがあり杏仁豆腐をいただく。結局しっかりとデザートまで食べた。サービスでも手抜きのない味。食事時間は九十分だったが、その後九十分ダラダラと長居をしてしまった。この食事は本当にお得だった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.83掲載記事より抜粋。


■平成二十二年九月八日
シャングリラホテル東京
ピャチェーレ


ホテルでの食事はランチのコストパフォーマンスがイチバン、と思っている私。最近のホテル食事はほとんどがランチだ。しかし、平日の朝に時間が空いたため気になっていた「ピャチェーレ」にお粥を食べに行ってみることにした。高級ホテルはしばらくぶり。気後れするが、一生懸命気合を入れて堂々とする。

入店すると上席の広い場所にはビジネス客を中心にけっこう席が埋まっていた。私は下席になるが窓際でソファのゆったりした席に案内してもらう。こちらのソファの背もたれは高く、つい気を許してゆったりしてしまうのだが、上から時々スタッフが様子を覗きこんでいてビックリする。

メニューはブッフェの「コンチネンタル」が三千百九十円、卵料理の付く「アメリカン」、野菜と豆腐のソテーがつく「ヘルシー」、中華粥と焼きそばがつく「オリエンタル」が三千八百五十円、「和食」が四千二百九十円。他にアラカルトがあった。私はホテルジャンキーズクラブの朝食会で美味しかったと評判のオリエンタルにした。

まずはビュッフェ台へ。料理が盛られている、というよりデコレーションされているという感じ。表面がパリパリと美味しそうなクロワッサンが取ってくれよ、と言わんばかりに私を誘う。他にもマニアックそうなチーズがプンプンと通好みな香りを漂わせていたりして、店のターゲットが外国人エグゼクティブなのがよくわかる。

私が一番心惹かれたのは、フレッシュのジュースバー。オレンジ、グレープフルーツ、メロン、パイナップルの四種類。オレンジも酸味が少なくおいしかったが、パインが一番お気に入りだった。

対して中華粥と焼きそばだが、ブッフェ台の料理に対しておいしく感じなかった。特に焼きそばは作り置きのような感じで、油っぽくいただけない。これならば付いていない方がいいと思うほど。

ただし、トータル的にコストパフォーマンスは良く感じ、朝食も見直さなければと思った。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.83掲載記事より抜粋。


■平成二十二年九月二十日
コンラッド東京
トゥエティーエイト


ホテルジャンキーズクラブの会員の方から「ウィーンバージョンのアフタヌーンティーをやっているのでご一緒にいかがですか?」と嬉しいお誘い。実はこちらのアフタヌーンティー、オープン当初に他の会員の方から「量が少ない!」という話を聞き、今まで足を踏み入れたことがなかったのだが、真相を調べるために行ってみた。

久しぶりのコンラッドはエレベーターを降りたとたん広がる浜離宮の景色が変わりなく美しい。席は入り口近くの高くなっている場所にあるソファ席に案内してもらった。窓際席よりも景色を幅広く見ることができ、席がゆったりしているので良かった。

アフタヌーンティーは三千四百円。これにスパークリングワイン飲み放題(二時間)がつくと五千五百円になる。私は紅茶にした。茶葉の種類は聞かれることなく、コーヒーか紅茶の選択。

こちらではポットサービスではなくスタッフが注ぎにきてくれるが、お茶がなくなる前にスッと注ぎに来てくれて、常に温かい出がらしでない紅茶を飲めてよかった。食べ物は四角いガラスの器に盛られてきた。初めて見るアフタヌーンティのスタイル。内容も、プレーン、マンゴーとココナッツのスコーン、クローテッドクリーム、ハニーレモンティージャム、ドライトマトとタプナードのフォカッチャサンド、南瓜とヨーグルトのヴィシソワーズ、ウィーン風アップルパイ、マラコフトルテと今までのアフタヌーンティーで見たことがあるのはスコーンぐらいで甘い以外のメニューも結構あった。

ボリュームもかなりあった。とても美味しかったのが、ハニーレモンティージャム。ホテルのアフタヌーンティーには自家製ジャムが必須だと感じた。

至れり尽くせりで、近すぎず遠すぎず私達の状況をチェックしてサービスしてくれたのはうれしかった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.83掲載記事より抜粋。



■平成二十二年五月二十九日
ホテルメトロポリタン丸の内
TENQOO


以前行ったら平日にもかかわらず満席で入れなかったため一週間前に予約して行ってみた。しかし、既に禁煙席は満員で喫煙席だという。粘り強く禁煙席のキャンセル待ちして当日行ってみた。キャンセル待ち三番目ということもあり、やはり喫煙席への案内。しかし、そこは東京駅の真上から神田・秋葉原を望む最高のビュー。二人で横並びになるのも納得。この後、周りの人からの視線をチラチラ浴びることになるが、それも仕方ないと諦めるほどの眺め。

気になっていた喫煙は隣の人が一人吸うくらいだったので安心した。ただ、予想外にも冷房がきつくてスタッフにお願いしたが、なかなか温度が上がらなくてマフラーを持ってくればよかったと後悔したほど寒かった。

メニューは、スペシャルコース五千円、前菜ブッフェにメイン料理がついた三千五百円、前菜ブッフェにパスタかカレーがつく二千五百円がある。私と友達は二千五百円を選択してパスタとカレーを分け合うことにした。

前菜ブッフェは調理場が見える場所に設けられており、シーフードマリネ、カプレーゼ、炙りオーロラサーモン、ブロッコリーのムース、ラタトゥイユ、ピクルス、サラダ等美味しそうなものばかりが美しく並べられている。三周年記念として卵麺と野菜のゼリー寄せみたいなものもあった。あまりブッフェで多く取るのは好きじゃないけど、どれもこれも美味しそうで本当に目移りしてしまう。

何で普通のブッフェと異なり美味しいのか考えてみたら、カプレーゼの上には細かく刻んだブラックオリーブがのっていたり、中華風冷奴も薬味をしっかり細かく刻み豆腐に絡みやすくなっていたり、すべてにおいて、ひと工夫が感じられた。豆乳ブラマンジュに「とんぶり」を使ったりするのは私好みだ。

パスタとカレーもまったく期待していなかったが、カレーは豚肉が煮崩れ野菜はルーと一体になっており、深みのある味でルーも残せない。パスタはタコとブロッコリーだったが、タコを細かく刻みタコの旨みがパスタと一体となっていた。これはふだんの家庭料理でも生かせそう。デザートはパイ生地の上にブルーベリーチョコレートとバニラアイスがのり、上からハチミツをかけたもの。こちらのランチブッフェがなぜ人気なのか、行ってみて納得できた。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.82 掲載記事より抜粋。


■平成二十二年六月十ニ日
ロイヤルパークホテル
桂花苑


ホテルジャンキーズクラブの食いしん坊の会に出席。出席者が五人と少人数だったが、奥まった半個室に案内してもらい円卓を贅沢に利用できた。店の入口には冷麺の案内があり、美味しそうな写真に思わず心が揺らぐ。

アフタヌーンティーは甘いものだけでなく飲茶もあり、ランチ代わりに利用できるのがうれしい。お茶は十五種類あり、好みのものを一種類選ぶ。メニューにはお茶の名前とお茶の色の写真が載っているが、お茶の効能や味などの記載がなく少しわかりにくい。ただ、スタッフに聞いて好みを探り当てるのは楽しい。

私はジャスミン茶が好きなことを告げて「大極香片」をオーダーした。正式な中国茶を飲むのは初めて。ワゴンにはテレビで見たことのある小さい茶具が並び、私たちのために儀式っぽいお茶入れをしてくれる。丁寧に入れられたお茶は香り高い。心落ち着く。いつも毎日こんなお茶を飲めたらいいなぁとつくづく思う。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.82 掲載記事より抜粋。


■平成二十二年六月十九日
ニューオータニ東京
カトーズダイニング&バー


六ヶ月の子どもを夫の親族に見せるためにこちらを利用した。なんでわざわざホテルで子どもを見せるのって聞かれたが、私の思惑以上にホテルで子どもをお披露目したことは大成功だった。

会場を探すのに苦労した理由は数々の条件があったため。人数が二十一人と多いこと。子どもが騒ぐので個室を利用したい。予算は一人あたり七千円ぐらいに。足の悪い義母もいるので、できるだけバリアフリーであること。できたら記念写真も撮りたい…。

これが結構ないのだ。人数が十人程度ならあるのだが、十五人あたりから個室が難しい。いろいろと検討した結果、こちらのお店が個室料を無料にしてくれる、ニューオータニレディースの割引が使える、ということで決定した。

メニューはホテルの勧めもあり飲み放題ではなく、「涼味御膳」四千八百円を食事としてオーダーし、飲物は各自自由にした。小学生の子どもは当日メニューを見て決めさせてもらった。残念ながら食事を味わう余裕はなかったが、ボリュームが若干少ないが、味は全体として美味しかった。

メニュー構成は、「夏野菜揚げ浸しトマトジュレ」「鮑と蒸し湯葉蟹甲羅餡」「すずき昆布〆葱ソース和え、鰻ざく、海老艶煮、かます一夜干し」「蒸し鮑殻焼」「半兵衛麩入りお粥浅蜊風味」「香の物」「ライムの香るゴールデンパインのクープ ミルクジェラート添え」。食事のお粥にバターを入れて食べるのが不思議だったが、バターを入れてちょうどいい味になるように作られていた。

何より私が感激したのは、六ヶ月の子どもを寝かせておけるようにイスを二つ向かい合わせに並べて毛布を敷いておいてくれたこと。簡易ベビーベッドのできあがり!これがあるだけで、本当に助かった。和室よりも過ごしやすかったかもしれない。自分が心から欲しているサービスを提供されたうれしさ。私はまたこちらのお店を利用するつもりだ。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.82 掲載記事より抜粋。


■平成二十二年七月十四日
ロッテシティホテル錦糸町
シャルロッテチョコレートファクトリー


オープン当初からチョコレートづくしの朝食が気になっていた店。ただし、朝食は宿泊客限定。諦めてお茶で行ってみた。

店内はレストラン部分とセルフ部分に分かれている。広くない店内を無理に区切った感があり、システムがわかりにくい。時間がなかったのでお茶だけと告げると自動的にセルフ部分の案内となった。温かいチョコレートドリンクと冷たいチョコレートドリンクがあり、それぞれバナナやストロベリーソースをトッピングできる。スタンダードなチョコレートドリンクは三百八十円。トッピングがついて四百二十円。

チョコレートの美味しさを味わいたかったのと暑かったので、冷たいチョコレートドリンクにした。ゴディバのチョコレートドリンクのようなものを想像していたが、四角い氷の入ったプラスチックのグラスにチョコレートクリームがのったものだった。チョコレートクリームが美味しくて一気に飲んでしまうと、後から氷が虚しく残った。値段が安いのはうれしいが、チョコレートファクトリーの名にかけて、冷たさとチョコレートの濃厚さが一体となったゴディバのドリンクのようなものを食べたかった。けっこう期待ハズレだった。


*情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.82 掲載記事より抜粋。



ホーム Home

(c)copyright 2011 Hiroshi Mori Corporation, All Rights Reserved.