LDRAWING ROOM

ホテル情報誌「ホテルジャンキーズ」記事より抜粋


私の
ホテルの選び方



皆さんどうやってホテルを選んでいるんでしょうか?
ホテルジャンキーの皆さんによる
それぞれの
ケース別ホテルの選び方、
こだわりポイントです。


  • 荻野裕美子 「子供と海外のリゾートホテルに泊まる場合」他
  • 佐藤真由美 「ホテル滞在そのものが目的である場合」他
  • 森田貴志 「女性とそういうことになった時に泊まる場合」他
  • 古舘秀之 「ひとりで泊まる場合」他
  • 嶋田けい子 「義母と主人と三人で泊まる場合」他
  • 藤田雅子 「ブランド別ホテルの選び方」
  • 岡田寿朗 「8才の息子と男二人旅の場合」




  • ■荻野裕美子 私のホテルの選び方


    インテリアが自分の好みであり(モダンクラシックかつエレガントなインテリアが好きですが、ホテルによってはモダンまたはクラシックのどちらかになるので、その時にビビビッときた方)、部屋からのビューが良いこと(特に海なし県で育ったせいか、オーシャンビューには弱いです)、行ってみたいスパやレストランなど、ここに泊まりたいと思わせるポイントがアンビエンス以外にあること、大理石のラグジュアリーなバスルームだったり、バスルームからのビューが良い等バスルームが充実していること、心地良いサービスが受けられる等の自分の好みが満たされるホテルを選択することになります。

    条件を満たすホテルが複数ある場合には、部屋のインテリアや雰囲気、眺望等のアンビエンスの観点から、最終的に決定します。


    ひとりで泊まる場合

    ひとり旅はしてみたいと思っても、実行した試しがないので、ひとり泊まりはビジネスや特別な用事がある場合に限ります。もともと宿泊する目的が他にあるので、泊まってみたいホテルというより、目的を満たせるホテルというのが優先になります。

    一番は立地条件(目的地までのアクセスの良さ)ですが、ホテルでの滞在時間も少ない場合が多いので、価格もリーズナブルなホテルを選びます。

    時間的な余裕が少しあり、滞在地が自分にとって魅力的な土地であれば、その土地ならではの雰囲気を味わえるホテルを選択しますが、時間がない場合は、チェーンホテルの選択も考慮します。


    夫婦で泊まる場合

    現在は小さな子供がいるので夫婦だけで泊まるということは当分なさそうですが、以前は二人でよく泊まりました。行き先については夫に相談しますが、ホテル選びは私に一任されているので、その時の気分やコンセプトによって決めます。

    迷った場合には夫の意見を聞きますが、基本的には好みや意向を聞く必要がないので、自分の要望や好みが最大限叶えられるのが夫婦で泊まる場合です。


    両親と泊まる場合

    両親はホテル自体にはこだわりはなく、美味しい食事を堪能できるか、観光が楽しめるかという点を重視しています。また、首都圏に住んでおり、都内のホテルにわざわざ宿泊しなくてもという考えを持っているため、おのずと地方のホテルになります。

    観光地にあり、おいしい食事を頂くことができるホテルかグルメスポットに近いホテルを選びます。また、温泉があると喜ぶので、温泉地のホテルを選ぶことが多いです。


    子供と泊まる場合

    子供とシティホテルに宿泊してもゆっくりできないのではと考えるため、最近宿泊するのは、もっぱらリゾートホテルや温泉旅館です。

    リゾートホテルでは、子供と過ごしやすいホテルであることが第一条件となります。朝食時はもちろんのこと、昼食時や夕食時に子供の同伴がOKなレストランがあること、現地へのアクセスや周りのレジャースポットへのアクセスが良いことなどが条件です。

    また、子供の機嫌が悪かったりして、レストランに行けなくなることもあるので、ルームサービスのメニューも予めチェックします。ルームサービスの内容が充実していれば、それも選択する上でのポイントになります。ディズニーリゾートのホテルは、やはり子供が喜ぶような演出が多く、ほとんどの施設で子供の同伴がOKなこと、気疲れしないこと、スタッフが子供に対してとてもフレンドリーで子供も喜んでくれること等の理由により、子供が生まれてからはよく泊まるようになりました。


    子供と海外のリゾートホテルに泊まる場合

    海外のリゾートホテルへ宿泊する際は、国内と状況が異なることや滞在期間が長くなることから、国内での選択基準の他、治安や飲食面で安全性がある程度確保されていることが条件となります。

    また、must ではありませんが、子供が利用可能なプールや遊具施設があるとなお良いです。

    さらに、大人側の条件として、非日常感が味わえるアンビエンスであること、行ってみたいスパがあること、ベビーシッターサービスがあること等も挙げられます。これらの条件がすべて満たされるとは限らないので、最終的には総合的に判断して決定します


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.87 掲載記事より抜粋。


    ■佐藤真由美 私のホテルの選び方


    ホテルを選ぶときの、最初で最大のポイントになるのは、滞在の目的です。そのホテルに何を期待するかが大きな分かれ道となります。一度の旅行でも、途中で目的が変わる場合には、ホテルを移動します。

    次に、譲れないMUSTポイントや、あったらうれしいポイント、チューニングポイントがあります。

    これらを総合してホテルを決めていますが、実際は、そんなに細かくジャッジすることはなく、結構いい加減です。私は、神経質な割にこれといったこだわりがなく、サウナの仮眠室からラグジュアリーホテルまで、幅広く対応可能ですので、選択肢が広い分、迷いますが、ホテル選びは楽しいイベントでもあります。


    ホテルでは寝るだけの場合

    これは、もう、快適に眠れるベッドがあれば、それで十分。フィットネスジムやスパなどの施設は不要です。あると利用したくなってしまって、かえって面倒なくらいに思います。 この場合の、ホテル選びのポイントは…。

    「地の利の良さ」もっとも重要なことは、行動するのに、便利な立地条件であることです。特に、海外では、周辺の治安もポイントのひとつです。

    「低価格」滞在時間が限られている訳で、できるだけ、価格を抑えたいものです。

    「特徴のあるコンセプト」どうせなら、ワクワク感を感じられるような特徴のあるコンセプトやデザインのホテルだと、楽しみが持てます。たとえば、日比谷のレム日比谷、上野のココグラン上野など。


    休暇などで、ホテル滞在そのものが目的である場合

    この場合は、ホテル施設の充実度、話題性などが決め手になります。

    「フィットネスジム、プール、スパ」リラックスできるスパがあったら、ホテルで過ごす時間が充実します。できれば、併設の会員制施設よりは、常連客の少ない、利用者をホテルゲストに限定したクラブの方が、より非日常感に浸れるので望ましいです。トリートメントメニューの充実度もポイントです。

    「バリエーションのあるレストラン」そのときの気分や体調に合わせて、チョイスできる幅を持ったレストランがあると安心できます。ホテル内にない場合は、付近にあれば、それでも構いません。

    「クラブフロア」ホテル内でゆっくり過ごすには、クラブフロアが最適かなと思います。滞在中に欲しいサービスが揃っていて、また、最上階など、ほぼ、そのホテルのもっともいいフロア滞在が約束されるからです。

    「話題性」リニューアルオープンや、新規オープンなど、そのときの旬のホテルであったら、尚良しです。ちょっと、友人や家族に自慢できそうな注目のホテルだとテンションがあがります。


    どんな場合でも共通の選択ポイント

    「清潔であること」どんな場合でも絶対的に譲れないのは、清潔であること。特に、低価格帯のホテルについては、実際は行ってみないとわからないことが多いので、なるべく新しい施設を選択するようにしています。多少、お掃除が雑でも、新しいとハードがカバーしてくれますが、古くて不潔だと目も当てられません。ウェブサイトの口コミも参考にします。

    「初めてのホテル」コレクター精神を持つ私は、初めてのホテルやレストランに惹かれます。失敗したとしても、「一度は見ておかないと」という心理が働いてしまいます。逆に、リピートはあまりしません。もしリピートする場合は、部屋のタイプを変えるとか、リノベーション後とか、何かしら新しいことがないと食指が動きません。

    「インターネットが無料で使えること」これは、あったらうれしいポイント。パソコンを持ち歩かなくても手軽に使えると、ちょっとしたときに助かりますので、どちらか迷ったら、選択のポイントになり得ます。


    チューニングが掛かるポイント

    ほとんど、前述のような要素で、ホテルが決まってくるわけですが、その他、微妙にチューニングが掛かることがあります。

    「コストパフォーマンス」

    たまに、キャンペーンとかで、ラグジュアリーホテルでも驚くような価格で泊まれる場合があります。そんなときには、たとえ、滞在時間が短くても、価格が少しくらい高くても、コスパと信頼性優先で選択してしまうこともあります。

    「ホテル会員維持」

    どのホテルも平会員なので、特典は得難いのですが、ほぼ一通り、メンバーカードを持っていて、ポイントを貯め続けています。貯めたポイントを使ったことはあまりない、トホホ会員ですが、会員資格を維持するために、そのホテルチェーンを選択することがあります。

    「同行者」

    もちろん、同行者の意見も重視します。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.86 掲載記事より抜粋。


    ■森田貴志 私のホテルの選び方


    自分的にはいつもけっこう適当にその時の気分でホテルを決めていると思っていましたが、今回、この原稿を書くにあたって改めて、あの時はなんであのホテルにしたんだっけと考えてみて、おお、俺ってずいぶんいろんなこと考えて決めていたんじゃん! と自分で自分に感動しました。

    どういうわけか、好みでない、合わないタイプのホテルに泊まると、アレルギー性湿疹が出たりして必ず体調を崩す体質で、冗談抜きで五分とそこにはいられません。自分にとってこのチェーン(マリオットです)は絶対ダメというところもありまして…。なんなんでしょうね。


    女性とそういうことになった時に泊まる場合

    この場合はもう何というか、見栄張って高級ホテルです。そういう気もそぞろな時にでもスタッフが優しく接してくれるホテルを自然と選んでいますね、俺。あと、こういうケースは朝目覚めた時の雰囲気が大事。フォーシーズンズ椿山荘は庭眺めながら朝食ってのがいい。


    海外ひとり旅する場合

    年に二回取れる長期休暇のときは、「彼女いる期」も「彼女いない期」も海外ひとり旅することが多いです。まず、どこに行くかはその時の気分で、タイだったり、ロンドンだったり、ニューヨークだったり、シチリアだったり、なんとなく決めます。

    それから、本誌をパラパラ見ながら、自分とホテルの好みが合ってる投稿者の記事でそのエリアのものがあったらチェックします。

    あとは、観光局のホテルリストを見て(いちおうその土地のホテルはカバーしているので)、なんとなく匂いがするホテルのHPをチェックします。HPのセンスとか見てるとなんとなく相性がいいかどうかわかりますね。この方法であんまりはずれたこと、ありません。逆にネット時代に乗り遅れたような古いホテルなんかもけっこう好きなので、HPがださいなりにこれもなんとなく匂いでわかります。

    ネットの口コミサイトとかはあんまり信用してないので、時間の無駄なので見ません。

    いちおうこうやってざっと予約は入れていきますが、後は現地に着いてから街を歩いてぴんと来たホテルがあればそこに泊まります。これが一番、楽しいですから。


    田舎から母ちゃんが出てきた場合

    ぶらりと会社があるビルになんぞ来られたりしないように、会社からは乗換が超不便な場所にあり、大きすぎて館内で迷子にならず、老人にも優しいということで庭のホテル東京


    つい飲み過ぎて家に帰れなくなった場合

    神奈川県のはずれに住んでいるため、都心で飲み過ぎると帰るのがおっくうになる(気が大きくなるとも言う)、今日はもうホテルに泊まっちゃえ! となります。月一ほどですが。

    そんな時の定宿は、フロントが優しすぎず淡々とビジネスライクな東京ドームホテル。余分なものがない、ファミレスのような朝食の無機的な雰囲気も正気に戻るにはいい感じです。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.85 掲載記事より抜粋。


    ■古舘秀之 私のホテルの選び方


    子供の頃から遠くへ行くのが好きな性分で、今では月に一度は夜行列車の乗客となり、幾百里彼方へ旅立ちます。仕事においても泊まりの出張があり、初めての町で目覚めることも珍しくありません。

    それでも一年に百泊足らずで、毎晩違う宿を選んだとしても、人生において泊まることのできるホテルの数は限られています。

    そう思うと泊まるホテルの選択というのは、実に重要なことと考えられます。高級ホテルから安宿まで、可能な限り、様々なホテルを体験してみたいものです。


    ひとりで泊まる場合

    ひとりで泊まるということは、他の人の希望を考慮せず、自分が泊まってみたい好きなホテルを選べるということです。最近は、ホテルに滞在しながら旅情を感じることができる、これを条件に入れています。都市なら一番賑やかな場所にあるホテル、港町なら海が見えるか魚市場に近いホテル、北海道なら周囲に人家の少ないホテル、などです。

    地方都市ならば、たいていは全国チェーンより地元資本のホテルの方が、その地方の特色を出していています。×××(そこの地名が入る)グランドホテルなら、その地方の人たちが集まってくる場所ですし、駅前に古くからあるビジネスなども雰囲気があるものです。


    仕事で泊まる場合

    出張で泊まる場合は同僚と一緒なので、どうしても最大公約数のホテルを選ぶことになります。ポイントカードが充実しているホテルが好まれますね。

    また、夕食が居酒屋になりがちなので、繁華街に近い場所でなければいけません。


    両親と一緒に泊まる場合

    両親はあまりホテル選びにこだわりはないので、特にリクエストがありません。選ぶとすれば帰ってから土産話になるように、名前が知れているホテルや温泉地にするようにしています。


    友人と泊まる場合

    いくら仲が良い友人だとしても家族ではないので、一日中一緒にいると気詰まりになることもあります。部屋が広いにこしたことはないでしょう。 友人同士の旅の場合は、観光がメインになりホテルの滞在時間は短いので、あまりこだわりはありません。


    夫婦で泊まる場合

    友人同士とは違った理由で広い部屋が予約できるホテルとなります。それは荷物…女性の荷物の多いことは驚くべきことです。たった一泊二泊なのに、どうしてスーツケースが必要になるのかは不可思議です。


    番外:バックパッカーとしての宿

    バックパッカーの限られた予算ではヒルトンやシェラトンはおろか、部屋にバストイレがつくレベルのホテルにも泊まれません。泊まるのは他の旅行者と一緒の大部屋で、寝返りの度にベッドがぎしぎしと悲鳴をあげる、空調は自然の風という安宿となります。

    このようなホテルでも、世界各国から様々な人種、経歴を持った旅人たちが集まりますので、彼らと語りあえば、普段の自分の世界とはまったく違った世界を垣間見ることができます。

    こういった安宿は移り変わりが激しく、ガイドブックを参考にして現地に行ってみるとクローズしている場合も珍しくありません。他の旅行者の口コミが、一番頼りになります。また、日本人ばかりが泊まる日本人宿もあり、長旅で体調の悪い場合は、他の旅行者に頼ることができるので泊まることもあります。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。


    ■嶋田けい子 私のホテルの選び方


    サービス精神が旺盛な私。自分以外の人と泊まる時は、その人を喜ばせようとついつい必死にがんばってホテル選びをし、その反応を伺い、ひとり疲れています。けれど、「さすがだね」「やっぱりKちゃんが選ぶと違うわねぇ」などとおだてられたりすると、単純ゆえ天にも昇るうれしさ。任せて!となる…。


    ひとりで泊まる場合

    主人が出張中など、ぶらりと都内のホテルにひとり泊まりしに行きます。小規模なホテルでは何かと動向を注目されていやなので、あえて雑踏(?)の中に紛れこめる大規模ホテル、いろんな人種の人、タイプの人が行き交う雑種ホテルを選びます。

    したがって、ラウンジなどでオバサン、オジサンたちが大声でおしゃべりして騒いだりするのも大歓迎です。にぎやかなBGMと聞き流して本を読んだり、心の中で突っ込み入れたりして楽しんでいます。静かに過ごしたかったら部屋に戻ればいいだけですから。

    夜中にルームサービスをとるのが楽しみなので、二十四時間やってるルームサービスメニューの充実度だけは要チェックです。


    仕事で泊まる場合

    海外出張が多いのですが、実費精算制で好きなホテルが選べます。

    アメリカの場合は安全性を重視して、部屋のグレイドを落としてでも最上級クラスのホテルで、目が行き届く小規模ホテルを選びます。

    ヨーロッパの場合は、格式が高くても部屋の設備が古くて快適性が欠ける場合があるので、リノベーション情報をチェックし、選ぶ時間がない時はグローバル・チェーン系のホテルを選びます。とりあえずのスタンダードはクリアしているはずですので。

    新興国の場合、とにかくリスク回避・安全重視なので、迷わずその街で一番良いホテルにします。

    国内出張の場合は、安全性についてはそれほど気にしなくてもいいので、チャレンジするいい機会です。新しく出来たホテル、個性的なホテルなど、泊まってみておもしろそうなホテルにします。最近は進化しているビジホもチェック対象です。


    7才の姪っ子と泊まる場合

    女の子はこれくらいの年齢でもけっこうおしゃまで私が喜んでもらいたいと思うツボをわかってくれるので、私もやりがいがあります。一緒におしゃれして優雅にアフタヌーンティーを楽しんだりします。

    とはいえ、やはり子どもなのでプールは必須です。クラシックホテルなどの古びた水回りなどはいやがるので、新しいホテルか、最近リニューアルしたホテルを選びます。

    都心のタワーマンションに住んでいる子なので、いわゆる都心の夜景にはまったく興味を示しません。高層ビルではなく、散歩できる庭があるホテルを選ぶと喜びます。


    主人と泊まる場合

    根本的にホテルジャンキー体質ではない主人ゆえ、ホテル選び甲斐がいまひとつないのがちょっと残念なのですが、逆にひとり泊まりの時には選ばない、ゆえに泊まる機会がなかったのでぜひ泊まってみたいホテルリストに残っている小規模の高級ホテルを選びます。

    お洒落してメインダイニングやバーも楽しみます。結果、一番高級なホテルに泊まっているかもしれません。お代も持っていただけますし。


    義母と主人と三人で泊まる場合

    ひとり息子で親孝行の主人。たまの三人旅行の際には、私が腕によりをかけてホテル選び担当をします。

    特に力を入れるのは、部屋タイプの選定です。

    まず、部屋は二部屋取ります。心おきなく義母と主人がおしゃべりできるよう、主人と義母を同室にします。

    部屋タイプはリビングスペースがゆったりしてくつろげるジュニアスイートかスイートルーム。

    私はシングルルームにひとり泊まり。最初は義母も遠慮しましたが、これは親孝行したい主人のためだから、と説得しました。おかげで私も夜は気兼ねなく大口開け、ぐっすり眠らせていただいています。

    義母と主人にも喜んでもらえ、これぞまさに三方両得ではないかと勝手に思っています。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.84 掲載記事より抜粋。


    ■藤田雅子 私のホテルの選び方


    「同行者」による使い分け

    私の場合、泊まるホテルのブランドはその時々の気分で決めます。ひとり泊まり、妹と、夫婦で、両親と、など、どのような滞在をしたいかで選ぶから。単に寝るだけなど滞在時間が短い時はロケーションと値段優先です。


    ひとり泊まりの場合

    気分だけはバックパッカーなので、移動は公共交通機関。したがって荷物は最小限。したがってオシャレにも限度あり。したがって一挙手一投足を見られていそうな、「あのおばさんひとりで何しに来たんだろう」と思われていそうな(考えすぎ?)こじんまりしたホテルは苦手。

    シェラトン、ヒルトン、ウェスティン、ソフィテル、ラディソン、メリディアン、マリオット、ハイアット・リージェンシーなど、どこにでもあって部屋数の多そうなホテル。


    義理の妹と泊まる場合

    支払いは姉の私持ちでもあり、いいとこを見せたいのでリッツカールトンのクラブフロア。「わぁ、素敵ね?!」の一言が聞きたい。


    夫婦で泊まる場合

    荷物が多くても持ってくれるし、移動はタクシーかホテルのリムジンだし、飛行機はビジネスクラスだし、何といっても夫という最強のエスコートがつくので海外ではコワイものなし。

    セントレジス、リッツカールトン、フォーシーズンズ、マンダリンオリエンタル、ラッフルズ、ペニンシュラ、ロンドンのリッツ、パリのクリヨンなど、分をわきまえず挑戦します。リゾートではシャングリラも行きました。ブルガリ・リゾートは今後体験したいです。アマンは未泊(わたしの造語?)です。今後の課題です。アマンジャンキーの田中さんご夫妻がうらやましいです。


    両親と泊まる場合

    親は、ホテルは観光後に寝るところ、という認識でホテルそのものを楽しむという発想はないようなので、あまり高いホテルはもったいないです。結果的にはひとりの時と基本的に同じチョイスです。

    エキストラベッドを入れるので、なるべく広い部屋のホテルにします。ただし、あまり高級ホテルに興味を示さない割にはシビアに感想を言うので(特に母親、やっぱり女です)手ごわい相手です。支払いは私持ちです。クラブフロアに連れて行くとやはり母親は喜んでくれて、日頃飲まないのにカクテルなぞ嬉々として飲んでいます。


    「おしゃれ度」による使い分け

    ホテルが目的のときは「おしゃれした私が場違いに見えないホテル」を選びます。その時、どの程度まで「おしゃれ」するかによりホテルブランドを使い分けています。海外旅行の場合は、荷物の量とホテルの宿泊料金は比例します。

    心情的になじみの少ないホテルの方がオシャレ度はアップします。恋人とのデートの初めの頃のほうがおしゃれに気を使う(んでしょ?みなさん)のと同じ傾向かと。したがって、既泊、未泊に関係なくヒエラルキーとしては、以下のとおりとなります。


    パリのパラスホテル、
    リッツ・ロンドン、
    ブルガリ、
    セントレジスの場合


    シーズンに先駆けて受注会で予約した一番お財布を痛めた服でそれなりにオシャレで高級。靴もバッグもブランド品。夫のエスコート付き。セーターやTシャツなどでも手持ちの一番高級なものを着ていく。ってつまり買ったはいいけど日本ではあまり着る機会がないから着てっちゃおうという魂胆なんですけど。

    靴もバッグもこのシーンにはこれ、あのシーンにはあれ、といろいろ持っていきます。行く前に一日目のディナーはこれ、二日目の朝食はこれ、夕食はこれ、三日めの朝食はこれ、バーにはこれ、とすべて考えて持って行きます。


    フォーシーズンズ、
    リッツカールトン、
    マンダリンオリエンタル、
    ラッフルズ、
    ペニンシュラの場合


    アメリカンが、Tシャツ、短パンで跋扈するのにもホテル側としては慣れていそうだから+金持ちは案外服装に無頓着、というのにも慣れていそうだから、オシャレが過ぎると野暮に見えそうなので、手持ちの中で上質なものをピックアップし、「こなれ感」を演出。日本人ツーリストの「おどおど感」が出ないよう、押し出しの良いコーディネートを考えます。


    シェラトン、
    ヒルトン、
    ウェスティン、
    ソフィテル、
    ラディソン、
    メリディアンの場合


    無駄な荷物がないよう 着回し優先のオシャレ度。靴もディナーと街歩きと両方に対応できるものを持っていきます。昔なら、このクラスのホテルでもけっこう気をつかいましたが、年のせいもあって今はだいぶ肩の力が抜けてきました。最終的にはヒエラルキーの一番上のホテルでも普段着のまま佇んでサマになるよう修業したいです。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.83 掲載記事より抜粋。


    ■岡田寿朗 私のホテルの選び方


    息子と二人ということは、つまり、野郎二人旅ですので、グルメ・ショッピングは旅の第一の目的にはなりません。私的にはグルメも大事なのですが、息子には全然大事ではないのです。

    では何をしに行くかですが、私の場合は「その街の匂いを嗅ぎに行く」です。目的もなく、ぶらぶらしながらスーパーや市場に行ったり、バスや電車に乗って、うろうろするのが大好きです。

    さて、息子と海外二人旅のホテル選びは以下の順番で、五つがポイントとなります。


    「家庭内」適正価格かどうか

    最初に大事なこととして、ホテルの宿泊費用がリーズナブルかどうかです。家内と娘は居残りですから、あまり高い部屋だと…いろんな意味で、後が怖いです。

    その街に、家族全員で宿泊した時の宿泊費用を思い出しながら、適正価格(安全価格?)を自分なりに考え、その範囲内で、以下の条件を勘案しながらホテルを探しています。


    息子の好物が食べられる環境

    次に大事な要素は、ホテルの中、もしくは近辺に日本料理あるいは中華料理屋さんがあるかどうかです。

    今年の夏休み、息子と二人でパリに行きましたが、到着初日の夕食にも関わらず、息子の希望を取り入れ、ホテル近くの日本料理屋さんで、彼はカレーライスとたこやき、私はやむなくかつ丼を食べました。

    でも、子どもに体調を崩されないように日本と同じ生活リズムを心がける、というのは大事だと思います。ましてや、時差があるところに行くとなるとなおさらですね。


    プール

    我が家の場合、息子は現在八才ですので、香港やバンコクのように、泊まるホテルがだいたい決まっている都市を除くと、ホテル選択の条件として、アクティビティー、特にプールの存在があります。

    もしどこのホテルでもプールがあるならば、その内容(営業時間や、プールの環境、たとえば室内か室外か、またその広さ等)を考えます。

    プールに比べると、ホテルスパの充実やショッピングゾーンに隣接、というのは、プライオリティとしては、だいぶ下の方になってしまいます。ただし、季節的な要素や地理的な要素もありますので、必須ではありません。


    広いベッド

    部屋の広さ・景色ですが、息子との二人旅の場合、ダブルベッド、又はハリウッドツインであれば、その他はあまり問いません。ベッドが広くないといけない理由は、息子の寝相が悪く、シングルベッドだと、落っこちてしまう危険性が多分にあるためです。


    周囲の環境

    ホテル周囲の環境もいちおう考慮しますが、夜出歩くことは原則としてありませんので、さほど重要視していません。


    *情報誌「ホテルジャンキーズ」Vol.83 掲載記事より抜粋。